自然体‾自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250226

作品紹介・あらすじ

絶対に決めなければならない時、なぜ、コロコロPKなのか。なぜ、海外に行かずともうまくなれたのか。なぜ、いつも緊張せずに自然体でプレーできるのか。なぜ、日本代表の中心選手にはい上がれたのか。稀代のサッカーセンスに溢れた個性派プレーヤー・ヤットの謎を自らひも解く。

感想・レビュー・書評

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  • デンマーク戦での遠藤選手のFK、めちゃめちゃカッコよかった!
    「遠藤はゴールを決めてもうれしそうな顔をしない」って矢部っちが言っていたけど、あのときは本当にうれしそうだった。

    本書を読んで、調子が悪くてもくよくよ考えないところとか、メンタル(根性)を重視するところとか、遠藤選手の考え方に共感できる部分がたくさんあった。
    そういう細かいことをあまり気にしない性格が、この本のタイトルになっている「自然体」のプレー、ひいては「コロコロPK」につながっていったんだろうな。

    あと、ガンバがアジアで1番のクラブになってマンチェスター・ユナイテッドと闘っていたなんて全然知らなかった。
    めっちゃすごいチームなんだな、ガンバ大阪。
    4年後のワールドカップをもっと楽しめるように、これからはJリーグや海外のサッカーに興味を持つようにしよう!

    「この(岡田監督率いる)チームはドイツW杯より、必ずいい結果を残せると俺は思っている」
    今大会のすばらしい結果を予想していたかのような彼の言葉にジーンときた。

  •  ヤットが磐田に移籍してしまい。しばらく呆然としていたが、取り敢えず古い本でもと読み始める。ドイツW杯のあたりは面白いなあ!
     サッカーは楽しむことしかないなあ!と思い込もうなあ。こっちは、観るだけだけどな。
     記念ユニやらTシャツやら今年のホームユニも7番買った。しかたないので、ニュースで知った日はずっとユニでワークアウトに出たり、図書館へ行ったりした!仕方ないなあ!サヨナラだけが人生だ。サヨナラするのはグラブかヤットか?それは秘密です。

  • 読了

  • 今やサッカー日本代表の中心選手である遠藤選手(ガンバ大阪)が自らのサッカー観、哲学、キャリアを著した一冊。代名詞となっているコロコロPKやフリーキックについても書かれている。

    遠藤選手といえば、常に冷静に俯瞰しているイメージがある。本書の内容もそれを裏付けるというかイメージと一致するものであった。一つだけ意外だったのは黄金世代との関係である。本書でも触れられているように彼自身99年のナイジェリアでのワールドユースのメンバーであり、黄金世代のど真ん中なのだが、他のメンバーと距離を置いているイメージがあった。ところが本書では頻繁に黄金世代について触れられているのだ。

    過去の大きな大会であと一歩のところで活躍の場を得られてこなかった遠藤選手の南アフリカW杯に賭ける思いと自信が伝わってきた。

  • これを読んで何を得ようと言うんだろう。W杯直前で高まった読者が手にしたのだろうか。

    2016.12.3.

  • 題名は『自然体』。しかし、『サッカーはメンタル、部活のあの厳しい上下関係の中で育まれる』。『小学生の頃からサッカービデオ観まくり。』『オンとオフは必要無い、サッカーが全て。』などがさらりと書いてあります。

  • 26歳でW杯に出られなかった、じゃあ30歳出場でいいや。
    ドイツ大会で選出されるも出場時間0分。そこから腐らず、取り組んできたから南ア大会でのゴールがあった。

    監督が変わっても起用され続ける秘訣は、チームへの貢献度、サッカーへのこだわり、真摯に向き合う姿勢。
    組織で働く自分にとって参考になりました。

    Jリーグベストイレブン、10年連続は伊達じゃない。

  • サッカー日本代表の生き字引、ヤットさん。
    目標を定めて努力を重ねるというよりも、目の前の課題を全力で取り組んで、気づいたら階段を登っている。

    私自身が計画倒れタイプなので、そういう姿勢に惹かれました。
    人生だめでもともと、に惹かれる姿にも共感しました。

    自分のスタイルを熟知していて、それを忠実に守りながら、たまにモデルチェンジしながら、しなやかに楽しく生きる。
    努力の重ね方は人それぞれでいいんだ、と思えた一冊です。

  • 子どもの頃、兄と毎日ミニゲームをしていたとか、ビデオをして真似していたとか、国内にいてもサッカーのスキルを伸ばすことはできるということがよくわかる。
    Jユースよりも高校サッカーを評価しているところもおもしろい。

  • 『なぜボランチはムダなパスを出すのか?』(北健一郎)
    を読んで、遠藤保仁という個人に興味を持った。

    生い立ち~アフリカW杯前までの自伝です。

    本人が称する「自然体」が体現できる
    技術と信念をしっかり持った選手だと感じた。
    活躍できる場が得られて本当によかったと思う。

    トルシエとジーコよりも「オシムさん」との距離が近かったことが
    呼び方一つで伝わってくる。

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著者プロフィール

1980年1月28日、鹿児島県生まれ。1998年、鹿児島実業高等学校卒業後、横浜フリューゲルスに入団。京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)を経て、2001年、ガンバ大阪に加入。2020年10月にジュビロ磐田に期限付き移籍。「日本代表国際Aマッチ出場数最多記録保持者」「東アジア最多出場記録」「2009年アジア年間最優秀選手」「2014年JリーグMVP」など、多くの記録を持つ。2019年には公式戦1000試合出場、2020年にはJ1リーグ史上最多の出場回数、史上初の21年連続開幕戦先発を達成。

「2021年 『GIANT KILLING 名シーンで振り返る 戦い抜くメンタル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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