明治人の姿 (小学館101新書 27)

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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250271

感想・レビュー・書評

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  • 内容はちょっと保守的な感じもする。
    現代と当時のいいところを折衷して取り入れられれば一番いいのだが・・・。

  • 『武士の娘』とゆう本を櫻井さんが読んで解説するみたいな。
    なんだか退屈だったし、この人の本は別にもう一冊しか読んだことなくてそん時も思ったんだけど内容があんまないよう。

  • 550

  • 武家の娘として激動の明治時代を生きた「杉本鉞子」の自伝的エッセイ『武士の娘』を引用しながら、現代の日本人が忘れてしまった明治人の気概、美徳や価値観などが語られている。 自分さえ良ければいい、我が我がという風潮の今、自分自身を顧みるのに参考になる一冊だと思います。

  • 中身がない。ちょっと酷いな。

  • 「畏れ」を忘れた日本人
    神仏への畏れ
    自然への畏れ…
    自分の力の及ばない大きな力への「畏れ」を科学は忘れさせるのかもしれません。
    うちの子供達にも見えない力に対する畏敬の念は持つように教育してきたと思います。
    これは学校ではできない教育です。
    こういうところに家庭教育の力の衰えを感じざるをえないのかもしれません。

    日本人としての生き方が「武士の娘」という著書を通じて今の日本人の心の中に蘇るのか著者は問うておられると思います。
    うちの娘だけでなく自分の心にも縦糸が繋がっているか再度考えさせられる本でした。

  • 明治人の姿を、杉本鉞子(すぎもと えつこ)の記した『武士の娘』を解説することによってわかりやすく紹介したもの。
    櫻井よしこさんは難解な文章を書かれるのだけども、この本ではかなりわかりやすく噛み砕いて説明してくれている。

    大東亜戦争(太平洋戦争)後、日本人が語り継ぐことをやめ、記憶から消してしまった古き良き日本人の姿が杉本鉞子の書を紐解くことでよみがえってくる。

    武士の娘として育ち、渡米し全く異なる価値観の中で、再度日本の素晴らしさを見いだす鉞子

    女性の生き方に焦点が当てられているのだけども、男女を問わず日本の伝統文化や日本人の生き方を再考するのにもってこいの書だと思う。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(一八七二‐一九五〇)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、十三歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。その本はたちまち大きな反響を呼び、世界七か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り―名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。
    ————————
    【目次】
    第1章 武家の教育―厳しい躾が人を育てる
    第2章 武士の妻―主人を支え家族を守る
    第3章 女性の恋愛観―家の結婚は個人を超える人生の大事
    第4章 新時代への戸惑い―江戸から明治への揺らぎ
    第5章 日本人の死生観―ご先祖様の供養は生涯のつとめ
    第6章 男の子育て―子供への父親の無私の愛
    第7章 記憶の継承―家族の看取りで完結する日本人の一生
    ----------------

  •  櫻井よしこ氏が杉本鉞子著「武士の娘」をベースに明治時代と日本人の伝統的な心構え、気質、暮らしぶりや躾などを、現代の日本人は見直し改めて学ぶべきだと説いている書である。

     ほとんどが「武士の娘」からの引用で語っているため、あたかも「武士の娘」の解説書のように思える。それでも日本人は西洋的価値観である「平等」や「権利」に目覚め、「義務」やそれまでの「躾」をおろそかにしてしまったために、現在のような国家存亡の危機に瀕しているという。

     奇しくも東日本大震災のおり、平静を守り秩序を乱さない日本人の姿は世界中から賞賛された。明治初期に訪れた外国人たちも絶賛したという。今からでも遅くはない。日本人が培ってきた伝統的価値観、躾というものを受け継いでいくことが必要という櫻井氏の主張に賛同したい。

  • 歴史をしっかり知ること。

    僕たちが忘れている精神や哲学

    桜井さんの分かりやすい解説本で好感が持てる。

  • 武家の女性の教養の深さ、厳しさの中に優しさと強さに、とっても今の現代でも活かせるなぁ~と思いました。

    女性として、母としての在り方を学べましたぁ。

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著者プロフィール

ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』(新潮文庫)を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。2007年に国家基本問題研究所(国基研)を設立し理事長に就任。2010年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、正論大賞を受賞した。著書に『何があっても大丈夫』『日本の覚悟』『日本の試練』『日本の決断』『日本の敵』『日本の未来』『一刀両断』『問答無用』『言語道断』(新潮社)『論戦』シリーズ(ダイヤモンド社)『親中派の嘘』『赤い日本』(産経新聞出版)などがある。

「2022年 『わが国に迫る地政学的危機 憲法を今すぐ改正せよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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