「厚顔」のススメ (小学館101新書 44)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250448

感想・レビュー・書評

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  • 論語などの中国古典から、日本人が見習うべきプラクティスを紹介する。まあ、中国人に言われるまでも無く、日本人視点からでも当たり前の提言なのだが、当たり前を当たり前に行うことが、なかなか難しい。

  • 読んでおいて損はない

  • レビュー省略

  • プライドやメンツ、外聞にとらわれ過ぎて損をしている

  • 中国の古典や漢字のいわれなどなど

  • 長いこと日経BPオンラインで人気コラムを書いていた宋文洲氏のエッセイ。宋氏は、中国から国費留学生として北大に留学し、卒業後ソフトブレーンというベンチャー企業を起こして成功する、という経歴の持ち主である。ただ、日本特有の商慣習には相当悩まされたみたいで、その経験を活かした「ここがヘンだよ日本人」的な論客の一人として人気を博している。
    本書は、中国の古典(論語・孫子など)や中国の漢字を引き合いに出しながら、日本人がもっと厚かましく振る舞えるよう処世術を伝授する、というコンセプトの本。…なんだけど、あまり成功していない気が。宋氏といえば、「どうしても無理だったら、逃げてもいいですよ」という主張が有名で、これは孫子の第三十六計「走為上」(=逃げるが勝ち)にあたるのだが、本書ではそれほど強調していなかった。ちょっと意外な感じ。

  • ○「限り」は我々の人生と仕事にモラルと効率をもたらします。(95p)

    ○人には相性や個性があります。人生にはサイクルと調子があります。3年頑張ってもうまく行かないのならば、後先を考えずに環境を変えた方がいいと思います。(101p)

    ○本当の馬鹿とは正直さやモラルを欠くことなのです。(143p)

    ★西遊記の三蔵法師が、泣き言を言ったり、判断ミスをしたりしながらも、天竺から経典を持ち帰るという目的をブレさせない、人間くさいリーダーとは知らなかった。

  • 中国から留学をして日本で起業して、上場まで経験された著者の日中にかける思いや、日本で感じる違和感などいつも気づかされることが多い。

  • [ 内容 ]
    「三顧の礼」と言えば、『三国志』の有名なエピソードの一つ。
    劉備玄徳が諸葛亮孔明を軍師に迎えるべく、孔明の草庵を三度訪ねた話だが、実はこれは、劉備が「厚顔」だったからこそ可能だった!そのほか『西遊記』は“問題社員”を再生する方法、『論語』は「格差社会」「経済乱世」の生き方論、『孫子』『兵法三十六計』は正義を捨てる逆転の発想術を説くビジネス書―。
    中国古典や身近な漢字・故事成語を題材に、カリスマ経営コンサルタントが混迷の時代を生き抜くビジネス処世術を説く。

    [ 目次 ]
    第1部 ビジネスマンのための中国古典案内(『三国志』リーダーに学ぶ「新・ビジネス処世訓」;『水滸伝』梁山泊崩壊で知る「崖っぷちのリーダー論」;『西遊記』が教える「“問題社員”再生の要諦」;『論語』の知恵で「モラルなき経済乱世」を乗り切れ;『孫子』『兵法三十六計』に学ぶ「逆転の発想術」)
    第2部 漢字の知恵で読み解く“日中”解体新書(現代ニッポンを映し出す漢字;中国人の知恵を表わす漢字;日中比較「漢字文化考」)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「日本人はもっと厚かましくなったほうがいい」というテーマの本です。中国古典と漢字の成り立ちという2部構成になり、テーマそのものを扱っているのは
    1部の中国古典、2部の漢字では、漢字を中心に日中は友好になれるという著者の考えをかったったものです。著者の考えがストレートに表現されているのと、わかりやすい中国古典の説明があるので、結構おもしおいです。ちょっと古典の解釈については独自ですので、一つの意見として捕らえたほうがいいと思います。2部の漢字については、すごく参考になります。意味が良く表現されているので、かなり勉強になります。

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