[ 内容 ]
表現の自由、言論の自由は尊重されなければならないが、一方で名誉毀損、人権侵害などメディアによる問題事例が後を絶たない。
また、損害賠償額の高額化によるメディアの萎縮など、言論の自由が危ぶまれる状況に陥りつつある。
長年、新聞、放送、出版、映画などの世界に関係してきた著者は、表現の自由を守り抜くためには、いまこそ第三者機関による公正な判断とメディアの透明性、説明責任が必要であることを訴える。
[ 目次 ]
第1章 表現の自由と第三者機関(メディアと第三者機関;メディアの社会的責任とは何か;透明性と説明責任;『僕パパ』事件調査のなかから浮かんできたもの;外国のメディア苦情処理機関)
第2章 体験的メディア比較論(活字と映像のはざまで;雑誌とテレビ―その似ているところと非なところ;部数競争と視聴率競争;言論・報道の自由と新聞の責務;メディアの倫理とは―媒体ごとに異なる倫理問題;権力からの距離―新聞・放送・雑誌)
第3章 メディアの第三者機関関係資料(新聞界の第三者機関;放送界の第三者機関;出版界の第三者機関;映画界の第三者機関;その他のメディア第三者機関)
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