90分でわかる平家物語 (小学館101新書)

  • 小学館 (2011年10月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784098251216

作品紹介・あらすじ

古典が読めない人もすっ!とわかる入門書

2012年NHK大河ドラマは『平清盛』。20代のイケメン俳優たちが、中世に誕生し、琵琶法師によって語り継がれた軍記作品の最高傑作『平家物語』の世界に挑みます。
ドラマが始まる2か月前に先駆けて発売するこの本は、「古典は苦手だった」「いつか読みたいとは思っていたけれど先延ばしにしていた」というビギナー読者を対象とした入門書です。“イラスト入り人物辞典”“あらすじイッキ読み”“おいしいところだけ原文を味わう”の3点セットを特長とし、大学の講義一コマ分の時間で『平家物語』の世界観が理解できるようにしました。
これから古典を読んでみたい人、映像作品を楽しみたい人必携の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」この有名な冒頭句で始まる『平家物語』は、
    中世に誕生し、琵琶法師によって語り継がれた軍記作品の最高傑作である。
    本書では、平清盛を中心とした平家一門の興亡というストーリーとテーマが
    しっかり頭にはいるようわかりやすく解説するとともに、
    有名なシーンを原文で取り上げ、現代語訳で紹介。
    さらに中心人物たちのガイドを加えて複雑な人間関係も理解できる構成にし、
    初心者や映像作品を楽しみたい人にとって必携の入門書とした。

    第一章 『平家物語』をめぐる人々 ―――13

    第二章 『平家物語』イッキ読み ――清盛の死まで
     序章 祇園精舎(巻1)/物語の始まり方/二つの物語
     平家一門のリーダー、清盛/清盛の出生 ――白河院の落胤?
     清盛の青年時代 ――“武士の小倅"/清盛の偉業 ――福原と日宋貿易
     清盛の栄華 ――子供の出世、神仏の加護/朝廷の抗争
     清盛の悪行1 ――殿下乗合事件/平家打倒計画1 ――鹿谷事件の発端
     白山事件/清盛の悪行2 ――鹿谷事件の顛末/鬼界島の流人たち
     平家に射す光と影/清盛の悪行3 ――クーデター
     清盛、栄華の絶頂 ――安徳天皇即位/平家打倒計画2 ――以仁王挙兵
     清盛の悪行4 ――皇族殺害/清盛の悪行5 ――福原遷都
     平家打倒計画3 ――頼朝挙兵/後白河院が保証する挙兵
     頼朝追討 ――富士川合戦/都帰り/清盛の悪行6 ――奈良炎上
     高倉院崩御/義仲蜂起・全国の源氏蜂起/清盛の死/清盛生前の逸話
     仕立てあげられた“悪人"清盛/頼朝や源氏の武士が活躍する『平家物語』

    第三章 『平家物語』イッキ読み ――清盛の死から平家滅亡まで ――147
     弱まる平家の威信/義仲、都に迫る ――倶梨迦羅落とし
     平家都落ち ――滅亡への第一歩/二人の天皇
     平家の逃避行/三者にらみ合い ――頼朝・義仲・平家/義仲追討
     平家敗戦 ――一ノ谷の合戦/駆け引き/虜囚重衡/維盛入水/頼盛延命
     落ち着きを取り戻す都/範頼西国追討/平家敗戦 ――屋島合戦
     平家滅亡 ――壇の浦合戦/戦後処理/宗盛処刑/重衡処刑/時忠流罪
     義経と頼朝の亀裂/頼朝の施策/平家嫡流の助命/源氏残党狩り
     平家残党狩り/平家断絶 ――六代処刑/建礼門院往生/一族滅亡の物語
     物語の終わり方

  • 平家物語をざっと復習。
    時間がなかったので若干飛ばし読みしたが、
    とても面白かった。

  • これからの大河ドラマ「平家物語」を見るうえで、とても参考になりそう。必要な情報がわかりやすく整理してある。それにしても本当に栄枯盛衰、諸行無常な物語だなあ。かなり覚悟して大河ドラマも見なくては!

  • http://sgk.me/nThnQx 2012年NHK大河ドラマ『平清盛』。
    20代のイケメン俳優たちが、中世に誕生し、琵琶法師によって語り継がれた軍記作品の最高傑作『平家物語』の世界に挑みます。
    これから古典を読んでみたい人、映像作品を楽しみたい人必携の一冊です。

  • 大河ドラマの便乗新書って、意外にオイラは好きである。
    んで、平家物語である。

    結論から言うと、平家物語の「へ」の字もしらないヤカラには、最高の本ですよ。

    知性を疑われないように、電車で横から盗み見されないように気をつけたほうが良いですけど、とにかく、分かりやすさ、というか、アホでもわかるように書かれています。
    ですので、オイラには、最適でした。

    まず、第一に、登場人物が似顔絵付きで紹介されています。
    第二に、平氏と源氏と皇室の系図が載せられています。おまけに摂関家も載ってます。
    第三に、原文と現代語訳が並記されています。

    似顔絵も好きですが、なんといっても、系図ですよ。わかりやすい。欲しかった。こういうの。だって、重盛とかわからないじゃないですか。誰だか。

    そして、原文です。通勤途中に読みましたので、黙読で読んだのですが、家に帰ってからは。声に出して読みました。そうか、平家物語って、音読すると、かっこいいのね!!それに現代語訳が同じページに並記されてるんです。教科書ガイドかと思いました。

    とにかく、今回のこの新書は非常にありがたかった。

    おすすめ度は5点中、4.9点。こういうアホ相手の新書を好みます。すいません。。。
    司馬遼太郎の義経を読んだことのある人も、オススメ。すごく肉つくと思う。

  • 大河ドラマ「平清盛」は確かにいまいち盛り上がっていない。がしかし、そもそも「平家物語」とはどんな物語なのだろうか?という素朴な疑問に答えてくれる、入門書ともいうべき本書。
    例えるならば、映画の予告編やパンプレットのようなものともいえる。主要な登場人物の紹介に始まり、長大な物語をダイジェスト形式で追っていく。本書がそれらと決定的に異なるのは、ラストを勿体つけずに明らかにするという点にある。ラストをぼかしたままでは物語根底に流れるテーマが伝わらないということだろう。また要所では原文を掲載するとともに、史実との相違点に触れる工夫が施され、物語と当時の世相、読者の間を絶妙な距離感で保っている。
    大長編はややもすると、登場人物の多さで相関性が混乱してしまいがちだが、冒頭に系図とともに紹介することで、わかりやすい。また、はじめに全て把握せずとも、途中で都度参照するのもまた良し。
    本書を読んで、「平家物語」への興味が新たに湧き上がってくる方もいれば、そうでない方もいるだろう。大河ドラマの今後が楽しみになる方もいるだろう。先々のことは少し置いておき、まずは興味を持つ・持たないの判断指標としてもお勧めの一冊。

  • 研究者の書いた入門書・・・はこうなりますよね(笑)
    手元に置いておくと便利です。

  • 平家物語の解説本を探していて、「90分」という題名に惹かれて手に取り、割とわかりやすそうだったので読んでみました。
    清盛の死までと、その後の平家滅亡までの前後にわけて、あらすじや名場面の原文、現代語訳、また人物の解説等も入っていて、まあまあ読みやすい内容でした。

  • 大河を見ようと思う人は
    読んでおいて損はないと思う。

    人の名前が全て頭に入るわけではないが、
    各人の特徴が掴め、この時代に興味を持てる一冊。

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著者プロフィール

駒澤大学教授
著書・論文: 『平家物語の形成と受容』(汲古書院、2001 年)、『平家物語大事典』(共編、東京書籍、2010 年)、『『平家物語』本文考』(汲古書院、2013 年)など。

「2020年 『無常の鐘声 平家物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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