- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098251315
感想・レビュー・書評
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文は幼いが新書的にも使える話もあり、なんと少し泣けた
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AKB48は今や日本を代表するアイドルグループであるが、その華形における影の部分”非選抜”に長年所属している1人の物語。
作品は自身の生い立ちを主軸に展開される。自古暦にからめて、AKB48のそもそもの組織の成り立ちと考え方や、自身の考えを文書化している。
非選抜でいること、その中でどう考え、どのように活動するかを考え抜いた苦労が見て取れる。
彼女は、自身の特長を理解し、AKB48の組織の特性も理解して、さらにそこから解決策を見出したその能力はすごいと思う。
それには、続けることの他に、人の意見や決めた方針を守る愚直さと素直さを備えたから成し得たのだと思う。
この本は非常に読みやすい文章と構成になっているが、これも、日々ブログを更新すると決めた彼女ならではの功績だと思う。
一言でまとめるなら、”継続は力なり”と”夢は叶う”の一例を謳った内容である。 -
いまいち
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元AKB48、非選抜メンバーであった仲谷明香の「非選抜アイドルとしての生き方」
読みやすく、しっかりとした文章だった。
200人を超えるメンバーの中で選抜メンバーは20人そこそこ。
生き残り策として「便利屋」になり、どんなアクシデントにも対応できるようになる、選抜メンバーを輝かせるためには非選抜メンバーの存在が必要、敗者でも責任を果たせば居場所がある等、20歳の女の子が書いたと思うと、とても切ない。
AKBは通過点、声優になるという目的があったからできたことかもしれないが、ここまで折り合いをつけるには計り知れない苦悩があったのだろう。
AKB卒業後は、アニメの声優や舞台で活躍とのこと、良かった。 -
アイドルになるということについて非常に詳しく知れて興味深かった。
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影響され易いんだろうけど、本当に色々と感じることが多かった。
インサイド本でも暴露本でも根性本でもないけれど・・・
「非選抜」で生きていくのは多くの一般人、特にサラリーマンにとっても重要な視点なのではないかというのが最も大きな発見だったかも知れない。 -
高校をさぼるような女の子が、子供時代からの声優のゆめを実現すべく、たまたま入ったAKBで努力して、幸運の女神に拾われるという青春物語。
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思っていたよりもおもしろい。というより読みやすい。
先日まで経済学がどうのこうのという小難しい本を読んでいただけにシンプルで読みやすい文章が心地よかった。
内容はブログの延長線というか自伝的なものなのでそれほど濃くはないしアイドル論に興味があるような人は物足りなく感じるかもしれないけれどさらりと読めてこれはこれでありか、と思う。 -
一番多感な時期に、有名アイドルグループの「非選抜」であることは辛いと思うのですが、
拗ねたり腐ったりせずに現実を素直に受け入れて、そこからどうやって生き抜いて行くのかを明確に考えられたのは、声優になりたいと言う夢に揺らぎがなかったからでしょうか。
非選抜だった彼女が本を出版出来たのは、努力を怠らなかったからだと思います。声優界での活躍に期待しています。