非選抜アイドル (小学館101新書)

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レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098251315

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい文章と分量で、1時間くらいで読了。

    2014年現在では、AKBを卒業して声優とプリキュアの主題歌を歌っている彼女。確かに一歩ずつでも夢をかなえているように見える。

     日の当たるアイドルという職業でも、あれだけの大所帯であれば当然日が当たりにくいメンバーもいる。そんな彼女の生い立ち、運の良さで受かったようなAKB入り、数々の苦手なことを諦め、1つ1つコツコツとうさぎと亀でいえば、亀のような努力で夢をつかんでいく様子が彼女の言葉からわかった。

    人間、寝たらすぐ忘れること、人生の逆境は肥やしになることを彼女の人生から学びました。なかなかポジティブには生きられない人も、1つずつ努力することを忘れないようにしたいと改めて感じました。

  • なかやん卒業の勢いに任せて、今更ながら読んでみました。きっぱりAKBも事務所も辞めて自分の道を突き進む潔さが、この本を読むと納得できる。
    そもそもアイドルとして選抜メンバーに選ばれようとかいう考えがなくて、あくまで声優を目指すための経験を積む過程として、非選抜の立場で自分のポジションを確立しようとする姿勢。
    「勝者に輝きと価値をもたらすことのできる敗者が、敗者としての存在を許される」…これが言えるって、すごいことですよ。
    もちろんまだまだ文書に拙いところがあるけど、それを補って余りある、並々ならぬ努力と熱意を感じた。この心の持ちようは、一般の社会人にも十分通用することなのではないかな…

  • 割り切りと言い訳の狭間で揺れる乙女心

  • 飛ぶ鳥を落とす勢いのAKB48の中の、全く推されていないメンバーの活動記みたいなもの。
    魔王がいて初めて勇者が存在できるみたいな話ってよく聞くけど、敗者としての存在意義を意識しながらその役に徹するっていうのはなかなか出来ないことだよなぁと。

    こういう努力の軌跡とかがたくさん書いてある系の文章を読むと、努力を忘れた人間の心にはグサグサと突き刺さる部分がありますね。

    文章そのものは多少くどい部分が多いですが、読みにくいというほどではない。2時間かからずに読めてしまうくらいの分量なので、読んでみてもいいと思います。

  • AKB48は今や日本を代表するアイドルグループであるが、その華形における影の部分”非選抜”に長年所属している1人の物語。
    作品は自身の生い立ちを主軸に展開される。自古暦にからめて、AKB48のそもそもの組織の成り立ちと考え方や、自身の考えを文書化している。
    非選抜でいること、その中でどう考え、どのように活動するかを考え抜いた苦労が見て取れる。

    彼女は、自身の特長を理解し、AKB48の組織の特性も理解して、さらにそこから解決策を見出したその能力はすごいと思う。
    それには、続けることの他に、人の意見や決めた方針を守る愚直さと素直さを備えたから成し得たのだと思う。
    この本は非常に読みやすい文章と構成になっているが、これも、日々ブログを更新すると決めた彼女ならではの功績だと思う。

    一言でまとめるなら、”継続は力なり”と”夢は叶う”の一例を謳った内容である。

  • 元AKB48、非選抜メンバーであった仲谷明香の「非選抜アイドルとしての生き方」
    読みやすく、しっかりとした文章だった。
    200人を超えるメンバーの中で選抜メンバーは20人そこそこ。
    生き残り策として「便利屋」になり、どんなアクシデントにも対応できるようになる、選抜メンバーを輝かせるためには非選抜メンバーの存在が必要、敗者でも責任を果たせば居場所がある等、20歳の女の子が書いたと思うと、とても切ない。
    AKBは通過点、声優になるという目的があったからできたことかもしれないが、ここまで折り合いをつけるには計り知れない苦悩があったのだろう。
    AKB卒業後は、アニメの声優や舞台で活躍とのこと、良かった。

  • ちゃらいタレント本かと思ったら、違いました。証拠は画像が一切無いことです。当然、関係者の検閲は受けたはずでしょうけど、よくも出しました。というか書けました。文書のほんの少し稚拙なところもありますが、これより酷いビジネス書なんてゴロゴロしているので、そのあたりは問題ないです。
    ただ、負けるために戦うのは、どうかと。結果として負けるのならともかく。

  • ほんとにこの子が書いたのかな。と思ってしまうくらい読みやすく面白かった。

  • 学内の准教授が推薦していたので、気になって購入。私はアイドルには関心が薄く楽しめるか不安だったが、読んでみると彼女の考えや境遇に共感でき、思いのほか面白かった。著者が自分と同い年の女の子であるというのも、楽しめた理由のひとつかもしれない。

  • 読み終えると清々しい気持ちになる!
    文章は同じ意味のことを繰り返してるところも多いが、彼女の伝えたいことがストレートに伝わってくる。
    短所を捨てて長所を活かす。失敗と逆境を恐れない。ただ前向きにコツコツと。
    下手な自己啓発本を読むよりも効果があると思う。

著者プロフィール

仲谷 明香(なかや さやか)
1991年10月15日生まれ。女性アイドルグループAKB48の元メンバー。現在は声優、俳優として活躍。前田敦子とは中学生時代のクラスメイトだった。
キャッチフレーズは「私の半分は優しさでできています」。2006年にAKB48第三期オーディションに合格。2013年まで活動を続けた。声優としては「CHAOS;CHILD」などに出演。

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