セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱 (小学館101新書)

  • 小学館 (2012年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784098251384

作品紹介・あらすじ

ニッポンの性と生を変える!

東京大学文学部在学中に、上野千鶴子ゼミに所属した著者・坂爪真吾氏は、新宿・歌舞伎町などで性風俗産業に関わる人々を取材。関わった人すべてを不幸にする風俗業界の惨状と問題点を明らかにした研究論文「機械仕掛けの『歌舞伎町の女王』」を発表した。
大学を卒業後、誰もが安全な性サービスを受けられるインフラ作り――新しい「性の公共」を求めて、障害者への射精介助を行なう非営利組織「ホワイトハンズ」を起業する。物議を醸した「処女童貞卒業合宿」などをめぐって警察や行政と激しいバトルを繰り広げながら、それでもなお精力的に活動を続ける理由とは何か――。
現在、全国18都道府県でケアサービスを提供している1981年生まれの著者が、その尋常ならざる情熱を初めて綴った奮闘記。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の坂爪真吾氏は、自らの結婚もまた「尋常ならざる情熱」で成し遂げています。今の奥様と出会って2週間で結婚を決め、なんと2か月後に入籍した「マッハ婚」です。
それを可能にした、驚愕の「パートナー募集要項」作戦とは? 本書に詳しく書かれていますので、是非ご覧ください。

感想・レビュー・書評

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  • 新しい性サービスの設立に国家との攻防

    あたまが良い人が考える性産業のしくみ

    • だいさん
      https://www.evernote.com/shard/s37/sh/bfb04e14-cd76-4f8d-8e92-d60a91f1...
      https://www.evernote.com/shard/s37/sh/bfb04e14-cd76-4f8d-8e92-d60a91f18dac/b133dc7af2df3483ff15a9ca4c3767ef
      2014/04/18
  • ニュースで障害者の性の問題を知った直後にこの本に出会った。
    “セックス”とタイトルにあるだけでまわりからは卑猥だとかいろいろ言われたけど、一読する価値はあると思う。

    性的な介護は具体的にどうやるのか、需要はあるのか、対象者は男性だけなのか等、わたしが読む前からもっていた疑問に答えてくれる本だった。
    実際にサービスを受けている方のコメントもあってよかったと思う。

  • 僕は性に関する問題を単なるエロでなく、やましいものでなくオープンにした方がいいと思っているので、著者がやっていることに対して共感できる部分もあるんだけど…

    本書の中に書いてあるように色々大変だったんだと思うけど、対行政に関する部分は感情に走ってる感じがして。この本に書かれていることに対し行政側に言いたいことがあってもそれを聞くことはできないから(多分そういうことは行政はしないだろうが)、その点がひっかかった

  • 障害のある人が、性的な身体と心の高まりを、健全に消化し表現できるか…。身体の心地よさっていう観点から考えられるようになった内容でした。

  • 性リテラシーの必要性と行政の無理解の狭間で
    論理的に展開していて面白かった。
    性の問題を論理的に考えるということがどういうことかわかって、あらゆる?問題解決の方法を提示していて考え方の整理ができる。

  • 東大在学中に上野ゼミに所属し、そこで研究の方法や議論の仕方を学んだ著者が性風俗産業を研究したところから、誰もが安全に性サービスを受けられる「性の公共」を求めて障害者へのサービスを行う「ホワイトハンズ」を作り上げる中で我が国の問題点を掘り下げた本。

  • 新書文庫

  • 手にするのをためらってしまうタイトルだが、障害者も生殖機能的な健康を維持する権利があると説き、障害者の射精サービスや性教育プログラムを立ち上げるまでの奮闘記。
    内容が内容なのでどうしても第三者的に見てしまうが、著者の行動力にはあっぱれ。その行動力を下支えしているのは知識と自信なんだろうな。面白かったです。

  • 著者は障害者の射精サービスを行うホワイトハンズ設立者。タイトルがちょっと恥ずかしいかもしれないけど、壮大な社会実験をしている著者の思考とか行動力とか、ひたすら感服する。障害者や性に関心が無くても、今の社会に対して問題意識を持って活動したい人にはヒントが一杯。僕は障害者と彼らを取り巻く環境を知っているから分かりやすいのかも知れないけど。あとがきは何か泣ける。

  • 不穏すぎるタイトルだが坂爪氏は性産業と国家に挑戦状をたたき付けた革命家といえる。
    卒論からして大胆だが水商売、ヘルパー等実地に体験してからの分析と次に移す行動が痛快である。
    坂爪氏は結婚に対しての考えも独特かつ正論で一読の価値はあると思う次第です。

  • 障害者でもセックスボランティアでもない第三者が気がついた「課題」を自分事化→みんな事化→世の中化していることがすごい。
    また障害者の性の問題から一般化して障害者に限らず社会全体の性の問題として取り組んでいるところが興味深かった。
    「セックスボランティア」と違って一方的な立場から性を求める視点だけではないところが良かった。

  • 性の介助について、あるいは性の自己決定について。数々の既存の慣習、あるいはタブーにぶつかっていく姿はさながら革命家。まさに尋常ならざる情熱。

  • せいぜい「射精介助という仕事」ぐらいのタイトルにしとけよ

  • 著者は男性でありながら上野千鶴子のゼミ出身という
    変わり種である
    この少々無理のあるタイトルもなんとなく納得がいく

    まず彼がやったことは母性に溺れる形ではなく
    客観性に基づいて性をいとぐちとして人をつなごうとした
    アニミズムによる開放的な性の問題を
    キリスト教が隠蔽し脅迫的に裏社会に押しやり
    その嘘と秘密でドロドロとした人間関係を
    明治政府が輸入して依頼の抑圧されたセックス環境の
    新たなる社会的公共性を求めて
    最も弱者に仕立てあげられた障害者の射精介助を
    目的とする非営利組織を起業するして全国に展開して行く
    その後は処女と同定を卒業するための合宿を模索し始め
    実験的に立ち上げて当事者同士の問題はないようだ

    それどころかコレを切っ掛けに
    人々の心は意識革命を引き起こそうとしていると思う
    日本で言えば江戸時代のオオラカな環境の復活であると共に
    更なる意識の向上と視野の広がりを見せることだろう
    それはあらゆる人間環境に波及して物理的な関所というものをなくし
    文化的な違いを乗り越えてあらゆることに対して慣用で
    好奇心を持って迎え入れる懐の広さを備えるだろう
    組織は参加者の一人ひとりのために働き
    一人ひとりは組織を支え競争や権利の矛盾を理解して
    シェアし合えるオープンな関係を築くことになるだろう

    坂爪さんによる造語:
    一:セクシャル・リテラシー=性に関する情報や知識を仕舞いこむだけでなく
    体験で理解した上で主体的に活用できる能力
    その一:噂やメディアからの洗脳を冷静に読み解く力
    その二:暮らしと性の持つ多様な面を客観的に理解する力
    その三:暮らしと性のリスクだけでなくリターンについても理解する力
    その四:自分を認識することで心と意識のギャップを肯定できる力
    その五:相手を理解してその違いを尊重できる力
    その五:パートナーと円滑の性生活を送ることのできる力

    以上を踏まえる事のできる役人や議員や教師などによって
    社会が運営される必要がある

    二:性蒙せいもう社会=性に対する無知蒙昧の蔓延する社会
    コレを克服し

  • 4〜5

  • 数あるタブーをブチ破る為に日々戦う姿は正に革命戦士。
    日本の未熟な部分にメスを入れ、理想と現実を生々しく綴ってる。
    社会が教えられない人間の在り方の一つを優しく語りかけてくれる。

  • 興味深い本でした。新たなことを立ち上げることの大変さ
    やりがいが感じられる とても面白い本でした。

  • 細部に異論はあるものの、非常に面白く読んだ。

  • この本を読むにはまずそこに壁があってそれを越えないとちゃんと理解できない。自分は技術とかみたいに性つまりセックスってのは勝ち取るものだと思ってた。性が誰にでも与えられるべき権利だと思ってなかった。オナニー<セックスって序列でしか考えてなかった。オナニーすら出来ない場合はその権利すら無いってことで、やっぱり性ってのは誰にでも与えられるべき権利なのか。うーむいまいち実感が無いな。例えばどんなに練習しても自転車乗れないのは諦めるし、手が動かなくて自慰出来ないのは諦める、という図式ではないのだろうか。自分自身性的健常者だからわかんないんだろうか。言ってる事はとても良くわかるし有意義な活動と理解したが、射精が万人に与えられるべき権利だってのがいまいち胸に落ちない。明治以前の日本の夜這い文化などを論拠にする姿勢も安易じゃないかと思った。色々言ったが読む中幾つも蒙を啓かせられる箇所もあり示唆に富む良書だと思う。

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著者プロフィール

坂爪 真吾(さかつめ・しんご):1981年新潟市生まれ。東京大学文学部卒。大学卒業後、障害者の性問題の解決に取り組む非営利組織・ホワイトハンズを設立。2015年、性風俗で働く女性のための無料生活・法律相談事業「風テラス」を開始。夜の世界で孤立・困窮している女性たちを、SNSでの情報発信やアウトリーチを通して弁護士とソーシャルワーカーの相談につなぐ仕組みを整備し、9年間で延べ1万人以上の女性に支援を届ける。

「2025年 『風俗嬢のその後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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