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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784098251414
作品紹介・あらすじ
合理的でムダがない江戸の暮らしに学ぶ
原発はおろか、電気そのものがなかった江戸時代。百万都市・江戸を支えたのは、太陽エネルギーを徹底的に使いこなす資源循環システムだった。江戸の人々は、ムダなく、リサイクルに徹して暮らした。本当に必要なもの以外は持たず、また求めようともしなかった。
月と太陽の動きで時と季節を知る。夕方までに仕事を終えれば照明は要らない。水力を動力源として活用し、燃料は木炭と薪を使った。一反から無駄なく裁断される着物は洗濯も仕立て直しも容易。木綿の着物や浴衣は傷んだら座布団やおむつ、雑巾に使い、最後は焚き付けに。その灰は畑の肥料になった。日用品は何度も直して使い、いよいよ使えなくなれば回収・再生した。冷蔵庫がないかわり、棒手振りをはじめとするさまざまな行商人が旬の食材を長屋まで売りに来た。江戸の長屋は上水道・トイレ完備で、家賃は安かった。大家は民間人でありながら、江戸の行政や治安も担った。
このような江戸の人々の生き方は自然にも人にも優しく、じつは「しあわせ」だったのではないか。今日まで続く江戸ブームの指南役が、具体例と豊富な図版でわかりやすく解説。満ち足りた人生を送るためのヒントが満載。
感想・レビュー・書評
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1933年生まれ、石川英輔 著「大江戸しあわせ指南 身の丈に合わせて生きる」、2012.8発行です。暦、エネルギー、衣・食・住、日用品、社会、流通と交通 の8章立てです。日の出前に起き、日没までに仕事を終えて照明要らず。狭い長屋で持ち物は必要なものだけ。冷蔵庫はなく旬の食材のみ。太陽エネルギーで育てた天然素材を活用し、徹底的なリサイクルが基本の生活。衛生面・医療面は大変だったと思いますし、プライバシーの無さは一長一短とは思いますが、何とも素晴らしい(地球・自然にも、人間にも優しい)暮らしですね(^-^)
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リサイクル都市江戸。
おそらく黒船が来なければ永遠に続いていたと思われるシステム。 -
帯表
持たない、捨てない、求めない。
「足る」ことを知り、リサイクルに徹した江戸庶民の「しあわせの尺度」に学ぶ! -
江戸時代の驚くべきテクノロジーを紹介。
無駄が少なく自然に優しいエネルギーと仕組み。
読むと、いかに現代よりエコな暮らしをしていたかを感じました。
もっと「しあわせ」なエネルギー策ができる気がします。 -
当時の絵を挿絵にして、実証的に江戸時代のエコ生活が紹介され、大変面白く、楽しみながら、一気に読んでしまった。
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