ラグビー校長、体罰と教育を熱く語る (小学館101新書)

  • 小学館 (2013年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (194ページ) / ISBN・EAN: 9784098251605

作品紹介・あらすじ

果たして良い体罰、悪い体罰はあるのか?

「伏見工時代、山口先生に1回だけビンタされた。そのお陰で道を間違えずに済んで、今がある、本当に感謝している」―元ラグビー日本代表で2012年7月、私立中・高校の校長に就任した大八木氏はこう語る
大八木氏はラグビー強豪校・伏見工で山口先生の薫陶を得、同志社に進み同大3連覇の中心メンバーに、そして神戸製鋼で7連覇も達成した。山口先生の影響もあり、2007年、高知中央高校のラグビー部GMに就任し、ラグビー無名高の落ちこぼれを花園へ導いた。
桜宮高校での自殺事件が発端になり、体罰問題で教育現場の混乱が続いている。大八木氏は今回懲戒免職になったバスケ部顧問を個人的に知っていた。その顧問は山口先生の娘婿で、紹介されていたのだ。そうした難しい立場にも関わらず、今回、教育と体罰について熱く語る。
「子どもとどれだけの時間をともにできるか、一緒に汗を流せるか、“命をともにする”―これが教育の基本でしょ!。尊敬されない教師、文句ばかりの親、曖昧な国の方針、これでは体罰はなくならん!しかし、たった一人の教師との出会いで生徒の人生が変わることもあるんや」

【編集担当からのおすすめ情報】
大八木氏のラグビー人生、指導者人生は2章以降に語られます。それがあって初めて大八木氏が語る教育や体罰への思いが際立ってきます。ですから、2章からお読みになっても面白いかもしれません。

感想・レビュー・書評

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  • (2013/5/23)
    ラグビー部のなかった高知県高知中央高校を、GMとして5年間で花園で1勝するまでに引き上げ、
    今は芦屋学園中高の校長を務めながら小中高一貫のラグビーを支援する大八木淳史が、
    桜宮高校バスケット部の体罰問題を自らの伏見工業・同志社大時代の経験をもとに熱く語る。

    同志社大、神鋼、日本代表の暴れん坊ロックとして鳴らした大八木。
    すぐ頭に血が上って殴る蹴るをしかねない荒くれ者のイメージがあったが、
    実はこんなにクールな男だったか、というのが正直な印象。
    最近活躍するテレビでのコメンテーターぶりからもそれはうかがいしれてはいたものの、
    じっくり著作を読んで改めて実感する次第。

    伏見工業で山口監督に出会い、同支社では岡監督の指導を受け、成長していった大八木。
    現役当時のことにはあまり触れていない。5年間同志社でラグビーをして、4回日本一になっていたとは。
    うち2年生の時は事実上の決勝戦、準決勝の明治戦でわかりにくいジャッジで退場者を出し敗退したのだから、
    今の帝京より強かったのかもしれない。
    その練習、指導の中で、今なら体罰と言われかねないしごきを受けながら、
    「お前は日本代表になる!なれ!」という監督との信頼関係の下、またチームメートとの友情のもと、
    練習に耐える。

    大八木は、スポーツがうまくなるための体罰は体罰ではない、といっている。
    同時に、それを与える際は監督はすぐそばにいて、子供の息遣いなどを体感し、
    限界と思ったらすぐやめさせるのが前提という。
    まあそうだろう。
    考えがしっかりしていない子供、易きに流れる子供に、体で覚えさせるのは必要。
    それもビンタや蹴りでは意味はない。
    そのスポーツがうまくなるための練習を、罰として、限界まで追加する、のであれば認められるべきだろう。

    かくいう私は命令されるのが大嫌いで、学生時代はスポーツをしなかった。
    それが48で自分をコントロールできるようになり?階段のぼりをし、マラソンにはいった。
    しかしそれでも当初はマイペースで伸び悩んでいるところに、リレーマラソンのようなものに同僚と参加し、
    アンカーを務め、20キロ走った最後の一周、メンバーを背中に感じ、今まで出せない力を出せた。
    自分だけではどうにもならない、他人によって拓かれる自分というのがあることを初めて知った次第。
    大八木はそれを言いたいのだろうと勝手に解釈。

    大八木は専門職集団のラグビーは教育に非常にいいという。私も一度は経験してみたいな。
    やるとしてフランカーかな?

    同世代の大八木、ラグビーの普及のためにますます頑張ってほしい。

  • まー大八木氏の本と言う感じがした。ラグビーを通しての教育論。賛同できるところもある。

  • タイトルからして、露骨すぎてアツい。
    なんかいろいろ書いてあるけど、メッセージとしては一貫していて、
    子どものためにどれだけ考えられるか、時間を使えるかってことらしいです。
    めちゃくちゃ共感します。
    まあでも、自分でもそう思っていたので、「そうやんなあ」以上の感想は残念ながら、なかったかなあ。
    ある意味、新書らしい新書でした。

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