国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)

  • 小学館
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レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252152

作品紹介・あらすじ

ヤマザキマリの名言満載、体験的人生論!

14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験。様々な艱難辛苦を経験しながらも、明るく強く生きてこられたのは、本と旅、人との出会いのおかげでした!
この新書に登場する本は、三島由紀夫に安部公房、『百年の孤独』のマルケスに、『蜘蛛女のキス』のブイグ、漫画界からは手塚治虫に藤子・F・不二雄、つげ義春に高野文子など。
旅は、欧州一人旅に始まって、キューバ、ブラジル、ヴェトナム、沖縄、地獄谷のサルの温泉などが登場。
膨大な読書経験と、旅の記憶、強烈な半生に支えられたヤマザキマリの人生論は強くて熱い! 本書に登場する、ヤマザキマリの名言をさわりだけ紹介します(一部、要約しています)。

「ガンガン傷ついて、落ち込んで、転んでは立ち上がっていると、かさぶたは厚くなる。その分、たくましくなる」
「他人の目に映る自分は、自分ではない」


面白くて、勇気が湧き出る体験的人生論です!


【編集担当からのおすすめ情報】
発売前の本書の原稿を読んだ人から、すごい反響が寄せられています。曰く、「『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんって、こんなに教養人だったの?」
「ヤマザキマリさんの半生自体が、漫画みたい!」などなど。「漫画になりそうな劇的な半生」と、「驚くほどの教養人」「心を揺さぶるような言葉の持ち主」といったイメージは、どれも私の想像をはるかに超えていました。ぜひ、本書でご確認ください。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画家・ヤマザキマリさんの生き様とともに、彼女の人生に影響を与えた本が紹介されています。
    『テルマエ・ロマエ』や『望遠ニッポン見聞録』(幻冬舎)を読んだ際に、きっととても頭のよい人なのだろう…と思っていたのですが、本書を読んでさらにその思いが強くなりました。

    著者自身すごくパワフルな方ですが、お母様もものすごい方なのですね!
    幼少時代から今まで、著者が積み重ねてきた経験の厚みにただただ圧倒されていました。
    人生の経験値が高い人とは、こういう人のことを言うのか…かっこいいなぁ…。

    メモしておこう、と思った箇所にふせんを貼っておいたら、いつのまにか本がふせんだらけになっていました。
    くよくよしそうな時に読み返したい、ビタミン剤のような1冊です。

  • なんとタフな人だろう!筆者のたくましさにあこがれてしまう。漫画家になるまでの半生を綴った1冊。

  • 漫画『テルマエ・ロマエ』の著者であるヤマザキマリさん自身の半生と、その傍らで彼女を支えた本を紹介した自伝的エッセイ。

    14歳で欧州一人旅、17歳でイタリア留学、そして絵描きで生計を立てる苦労を経験し…と波乱万丈な半生を歯に衣着せない語り口で綴っている。幼少期から広い世界を舞台に太く濃い経験を積み、自分の軸を培ってきたヤマザキさん。人生に正解はないからこそ自分の選んだ道を全力で行こうとする姿勢に、読んでいる先からやる気が突き動かされる。
    背中で語れる大人、とはこのような人を指すのではないかと思う。

  • 国境とか枠とか、そんなもの感じさせない生き方だ。共感するし、さらに元気をもらえた。<生きることそのものに夢中になったらいい。>せっかく生きるから、「見え方」とか気にせず、自分という生き物のまま生き切る。

  • テルマエロマエで有名な著者が人生を振り返った自伝。
    著者は母の影響で北海道の釧路湿原で野生児として幼少期を過ごし、14才で欧州をひとり旅した特異な過去を持つ。
    この本の特筆すべき点は上述したように日本人でありながら海外と関わりの深い国際人としての生きた知識と経験を持つ著者ならではの鋭利な視点で閉鎖的な考えを一蹴している所にあると思う。
    日本人としてのみならず人間という地球に住まう一介の生き物としてのマクロな視点を持っており、常に俯瞰的に枠を超越して生きることが必要であることを再認識させられた。著者が人生を情熱的に楽しんでいることが文章からも伝わり、また様々な本の紹介もあるため単なる自己啓発本より元気付けられ知的好奇心を掻き立てられる一冊。

  • 生き方に惹かれる

  • もっとシンプルに、すべての生き物と共に、生きることに真っ直ぐになりたくなる一冊でした。
    ヤマザキマリさん、書き方も生き方も面白い。

  • ヤマザキマリさんの人生には、お母さんの影響をかなり受けているのだろうと思った。いろんなものを自分流に吸収する能力の持ち主なのだろう。

  • とにかくすごいと思った。ここまではできないまでも、とことんやるのは必要。どうにかなるしするんだなと。

  • 自分が本当に好きなことをやろうという意志と、生きていく喜びががっちりと結びついた時、人は逆境を逆境と思わなくなるんじゃないか。

    閉塞感を感じたら、とりあえず移動してみる。旅をしてみる。それまで自分のいた場所がどんな場所だったのか、この世界がどんなに広いか。

    人間にはいろんな側面があって、へんなものを持っていて、ナンボ。「自分らしさ」みたいなものがあるとしたら、それはできあいのものの組み合わせではない。とことん、向き合った末に生まれるもの。だから、変人って好きになれる。

    本当の親孝行っていうのは、子どもが幸せを感じて生きていることじゃないの。

    死んでいくときに「あれをしておけばよかった」と悔やむことがないように生きるしかない。人ができることは、たぶんそれしかない。

    人は社会的な生き物である。そういう中で人が押しつぶされることなく、その人本来の生き方をまっとうする手立てのひとつは「教養を身につけること」ではないか。

    そこに描かれていないものは何か、バックグラウンドになっているのは何か。想像し、読み込む力。
    うんちくを語るだけではだめで、そこから縦横に発想を広げていくことができる力が本物の教養。

    せっかく世界が素晴らしいものを差し出してくれても、こっちに味わう力がなかったら、スルーするしかない。
    ひとつひとつ、感じて、味わって、そういう中に、一番単純で基本的な生きる喜びみたいなものがある。
    その感動できるという感情があることがありがたいわけで、それだけでもう、満たされていくものがある。
    こんな人に会えて良かった。こんな経験できて良かった。こんな本に、こんな映画に出合えて良かった。それだけでいい。

    「ああ、失敗は、どれもこれもいい経験だったな」と思えるときがきっとくる。
    「その時、その時、できることをやればいいんだから。大丈夫。絶対になんとかなる」は、案外本当にそうだ。

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著者プロフィール

【著者紹介】 ヤマザキ マリ(やまざき まり)
漫画家。1967年、東京生まれ。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェにて油絵を学ぶ。その後、エジプト、シリア、ポルトガル、アメリカを経て現在イタリア在住。『テルマエ・ロマエ』(KADOKAWAエンターブレイン)で漫画大賞2010、および第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。900万部のベストセラーに。他に『モーレツ!イタリア家族』、『ルミとマヤとその周辺』、『スティーブ・ジョブズ』(いずれも講談社)、『プリニウス』、『パスタぎらい』(新潮社)、『ヴィオラ母さん』(文藝春秋)、『望遠ニッポン見聞録』(幻冬舎)など。

「2019年 『地球生まれで旅育ち ヤマザキマリ流人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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