知らないと損する給与明細 (小学館新書)

著者 :
  • 小学館
3.52
  • (11)
  • (21)
  • (23)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 344
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252619

作品紹介・あらすじ

税務署員もやっている手取り増額術を公開!

ビジネスパーソンなら、毎月必ずもらっている給与明細。しかし、実際には、総支給額と振込金額だけ確認してあとはポイッ、としている人の方が多いはず。それぞれの数字の意味を理解している人は少ない。その内容を知らないということは、実はそれだけで大損しているのだ。
給与明細には、収入だけでなく、貯蓄、税金、社会保障に関する情報が満載だ。この情報をうまく生かすことができれば、収入を増やしたり、支出を減らしたり、試算を大きくすることも可能なのだ。
実際に支給されている額から、様々なものが天引きされている。税金や社会保険料がその代表だ。その天引きされているものを減らせば、手取りは増えるのだ。
多くのビジネスパーソンは「会社がすべてをやってくれる」と思い込んでいることだろう。しかし、そうではない。会社は「最低限度のこと」しかやってくれない。ビジネスパーソンが使える所得控除13種類のうち、会社がやってくれるのは3~4種類に過ぎない。会社は税務署の代わりに、税務署の指示通りに社員から税金を取り立てているに過ぎないのだ。
自分の給料をきちんとマネージメントするだけで、汲々とした生活が一新できるのだ。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の大村さんは元国税調査官だけあって、お金の知識には長けています。そして、現役の税務署員がこっそりやっている、知られざる手取りアップの方法や申請するだけでもらえる社会保険のあっと驚く制度も大暴露。まさに知らないと丸損だと思い知らされる1冊です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  就職し数年経つも積立以外全然貯金をせず給与明細も見ずに来たので、少し見直してみようと買った本。

     前半は給与明細の見方と手取りを増やす方法・控除を増やす方法が書かれ、後半では社会保険の話になっていく。手取りの額と所得が大きく異なる概念なのはどこかで習った気がするが、金額にばかり囚われず福利厚生に目を向けるという考えは自分になかったのでためになった。
     社会保険についても、年度末と年度初めに残業が増え4~6月の給料が跳ね上がっている状況なので、これも考えないといけない。
     後半の社会保険については、結婚もしておらず親もまだ介護対象の年齢ではないので斜め読みになったが、必要な時が近付いたら戻ってこようと思う。

     全体的に言えば現状使える手段は読んだ中で必ずしも多くなかったが、例えば国税庁のHPにわざと(?)分かりにくく載っている事項があるなど、税や社会保障の制度が単なる数値でなく顔として見えてきた。あくまで制度に興味を持つきっかけとしては、得た知識以上の収穫だった。

  • タイトルで損をしているな〜と感じた。給与明細とタイトルにあるが、税や社会保険制度について広く説明してくれている本。一回読んだだけでは分かりにくい部分もあるので、自分が必要とする部分について、いつでも確認しておけるように手元に置いておきたい本。

  • 同じ住宅手当なら会社の借り上げ住宅のほうが社員当人にとって税金が得になるとか、知らないことが多かった。読むには面白くない本かもしれないけれど、税制について詳しくしる必要があると感じた。

  • ・税法上の家族を増やす方法
    ・外資系企業が報酬よりも待遇を手厚くする理由
    ・スポーツジムの年会費やマッサージ代も取り戻せる

    あたりまえに知っていることから「えっ?」ということまで
    元国税調査官が明かす究極の節税術

  • これは良書です。税金、年金、保険金とここまでまとまった本は中々ありません。もっと早く読んでおけば随分損をしないで済んだと思います。現行法に合致した改訂版の出版を望みます。

  • 給与明細の見方について元国税の大村大次郎が説いた一冊。

    給与明細だけではなく確定申告や他の諸々のお金関連について余すところなく書いており、勉強になった。

  • 漠然と知っていた明細の詳細が分かる本。知っていると知らないとでは絶対に戻ってくる税金も違ってくるし、税務署の人が全て税金のことを良いように教えてくれると思っていたら絶対に損をするということが分かったので、今後もこの手の本で自分から情報を取りに行こうと思った。

  • 知っている事も多かったが、勉強になった。
    2022年5月時点で制度が変わっている部分もあるだろうが、サラリーマンの税金リテラシーアップ入門には最適と思います。

    会社の若手にも薦めたい

  • すこし情報は古いが、サラリーマンが使える制度や給与から何が引かれてるかを学ぶには良い本

  • ある程度既知の部分も多かったが、改めて自分の給料の見方を復習できました。

    単純に明細の項目に触れるだけでなく、その背景にある社会保障制度の説明や注意点、税務署員だったからこそ知っている内容もうまくまとまっています。

全28件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年生まれ、大阪府出身。
元国税調査官。主に法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務。
現在は経営コンサルタントの傍ら、ビジネス・税金関係の執筆を行なっている。フジテレビドラマ「マルサ!!」監修。著書に『脱税のススメ』シリーズ(彩図社)、『完全図解版 税務署対策最強マニュアル』(ビジネス社)、『サラリーマンのための起業の教科書』(小学館)などがある。

「2023年 『正しい脱税』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大村大次郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
リンダ グラット...
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×