悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

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本棚登録 : 571
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252749

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。
    全然立場が違う二人の対談。
    最後まで意見が一致することはないし、譲ることも寄せることもない。
    ケンカしてるの?と一瞬心配になるところもあるけど、してない。
    ふたりともサッバサバ!!
    答えもない。お互いの意見のぶつけ合い。でもなんとなく見えてくるものがある、という不思議な対談本。
    一読の価値あり。
    自分の進むべき道を、自分が腹落ちすることが大事!

  • ブロガーのちきりんとプロゲーマーの梅原大吾が教育について語る一冊。
    所謂教育の話ではなく、ぶっちゃけた話を成功した2人の視点で語っている。

    ===

    学校は必要か?
    ・何だかんだ学歴で見られる。ない人にしか分からない悲惨さがある
    ・行っておけばいいという考えも悲惨な人生を生む
    ・大学なんて行かないでいいっていうのは大抵明確にやりたいことを持っている人。言い方は別として自分で生きる力のないならとりあえず学校は出たほうがいい


    学校に意味があるのか?
    ・テスト前だから勉強しろ?
    ・考える力がつかない。日本人よりもアメリカ人の方が具体的で深い質問をする
    ・疑問は出てきたら半分くらいは答えにたどり着いてる。

    日本人はもっとwhyの質問を立てた方がいい
    社会性を上げる意味では日本の教育はいい。トイレは綺麗。食事も行儀よく

    手をあげる子が高く評価される。ビジネスでは手をあげても結果でしか評価されないのに。そういう現実を教えていない


    中学生で専門性を狭めるのは早いというけどほんとう?
    ほとんどの人は回りながら適性を見つけていく。
    →幅を広げたいからコンサルとかまさにそう。
    だから日本は満遍なく何かできるけど、尖って何かできる人がいない
    ※天才と言われる人たちは中学くらいからは頭角表してる


    新ゲームがリリースされた当初は強いキャラを使って勝ち続ける。
    それだと工夫しなくなる
    でも使いにくいキャラを使って勝つ方法を模索するほうが頭を使って考えるので長い目で見たら勝てるようになる。
    学校教育でも効率よくやって、一夜漬けで点数をあげる効率のいいだけの人が多いので、社会に出て長期的にはダメになる。
    →赤本とかから入るの謎だった。
    公式とかも毎回計算して出してたw
    公式覚えられなかったのもあるけど、意味理解しないで公式だけ使うのどうなんよと思って。

    日本のゲームはアメリカより強い。それはノウハウを共有し合うから。アメリカは目先に賞金の出るゲーム大会があるのでみんなそこで勝つためにノウハウ溜め込む。日本では日本の中で勝とうとせずに世界で勝つために日本のレベルを引き上げようという意識があるから共有し合う。早く行きたけば1人で行け、遠くに行きたければみんなで行け。
    日本のバブル期の製造業もまさにそうで、世界で通用するために産業全体を上げていく目線だった
    →面白い。日本の直近の産業ではこういうことできないんかな


    なぜ自分は評価されないのか?
    マーケット評価は大事。
    自分の方が成績いいのに、雰囲気的に評価はあいつの方が上とか。
    それってマーケットで何が求められているのかを理解しているかどうか
    →よくある。要領いいって若干ネガテイブな含みあるけど、こー考えると重要よな


    人生に正解があると思い込む。正解の教育を受けてきたから。
    その中では自分で決断して意思決定するのは怖いこと

    一方で人生なんて自己満足。正解はないので自分が正解だと思ったら幸せ


    優勝賞金750万円を全額寄付した話。
    お金のためにゲームしてんじゃねーぞって宣言したくて寄付を決めた
    試合前に寄付を宣言せず買ってから寄付した。
    試合前に宣言するとしないといけない空気になるし、目の前にお金がないから口だけで言えちゃう。
    でも試合前に宣言してないと寄付しない選択も取れちゃう。だから本気で寄付するのかっていう自分の本音が確かめられる。

    →確かに想像で言ってるだけって多いかも。めっちゃハードだけど頑張れるの?にYESって答えるけど、それってめっちゃハードじゃない今の状況で言ってるだけだしなあ

  • めっちゃ良かった。

  • 一気読み。これは面白かった。 梅原さんの話はストンと腑に落ちる。納得の一冊!自身が学校教育を受けてどうかんじていたのか、かつ学歴がまだまだ有効に機能していること(入り口だけとしても)、が授業つまらなかった生徒の視点から述べられており、非常に共感できる。

  • ちきりんと梅原氏の3年に渡る対談の結晶。正反対の意見の二人が真っ向からぶつかる様は、読んでいて清々しい。

    以下注目点

    ・常に考え試行錯誤して試行錯誤して新たな技を試し続けているか。その技を体得するために誰よりも努力してきたか。
    ・今回トライしたプレーが、今後の高い勝率につながると思える動きだったなら、たとえその対戦で負けてても、プロとして結果を出したと思える。
    ・なんとか一歩でも前に進まないといけない状況が楽しさの源
    ・敗北を受け入れられないのは、とことんやってないから。
    ・もがきあがく体験。
    ・器は成長の限界ではない。成長の場所。
    ・負けが続いても全く迷わなくて良い。
    ・精神的自由は、お金が入るほど損なわれる。

  • 慶応義塾大まで行って「学校はいらない」というちきりんさんと
    中卒でプロゲーマーなのに「学校は絶対行った方がいい」という梅原さんの対談。

    悩みどころは誰にでもあるが、どこで逃げるか。そしてその逃げも本質的に「逃げ」なのか。
    諦めることと、捨てて一つを極めることの線引きの難しさ、息苦しさ。
    かなりおもしろかったしサクサク読めるので、みんな読んでほしい。

  • ちきりんさんとプロゲーマーのウメハラさんの対談本。様々な問題についてまったく考え方が違う二人が、対話を続ける中で人生の課題に対して意見をまとめていく、みたいな構成の本で個人的にはすごく楽しめた。この対談を通じてお二人自身の人間の幅が広がっていくのを読み取れるのも面白い。そして読者もこの本を読むことで考え方の深みが増す、という構造になっており、筆者良し、読者良しの本だな、という印象。

  • 正反対の二人が学校、人生などについて対談していて、どちらの意見も説得力があるので自分の場合はどうだろうかと考えさせるとても良い本でした。

  • 考えることを与えてくれる本。
    私たちは本当に、考えて、自分の意見を持って生きていかなければならない。
    流されては行けない。
    みんなと同じが安心ではない。

  • ちきりんさん、好きです。

    図書館で予約して、かなり待たされてようやく手元に来ました。読書中。

著者プロフィール

【ちきりん】社会派ブログ「Chikirinの日記」運営者

「2013年 『強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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