世界史としての日本史 (小学館新書)

  • 小学館
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レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252800

作品紹介・あらすじ

これがいまを生き抜くための教養だ!

世界史の圧倒的教養を誇るライフネット生命会長・出口治明氏と、『日本のいちばん長い日』などで知られる日本近現代史の歴史探偵・半藤一利氏が初対談。「日本は特別な国という思い込みを捨てろ」「なぜ戦争の歴史から目を背けるのか」「アメリカを通してしか世界を見ないのは危険だ」など、日本人の歴史観を覆す世界の見方を伝授。「世界のなかの日本」の地位を正確に知ることが、いまの時代を生き抜く最低限の教養なのだ。

【編集担当からのおすすめ情報】
本来、日本史は世界史の一部であるはずなのに、学校では別々の科目として教えられてきました。そのため、私たちはどうしても「日本は特別な国」と思ってしまいがちです。しかしいま、世界における日本の地位や立場を正しく知らなければ、この激動から取り残されてしまうことでしょう。「世界史としての日本史」こそが、現代に必要な教養だとわかる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 好きな2人が対談されてるので、嬉しい。私は日本史は好きだけど、世界史は苦手であまり勉強してないのですが。やはり世界の大きい流れの中で日本も突き動かされてきた訳だから、日本史だけを勉強して完結するのは、まさに木を見て森を見ずと言う事だと理解しました。世界史も勉強します。またこの対談を一切のメモを見ずに話されたという出口さんって本当に凄い。

  • 稀代の教養人である半藤・出口両氏の対談本。

    まず、両氏の尋常ならざる読書量に驚かされる。
    そして、自分の不勉強さと無教養を思い知らされる。

    主たるテーマは、近現代の日本を、世界史の流れと結びつけて捉えることにある。
    両氏の語る内容は、現代(日本)社会の抱える問題点を浮き彫りにする、極めて深いものであるが、それでいて非常に分かりやすい。

    とにかく「多く」かつ「深く」読書をしようと思わされた。

  • 今どきのひとは勉強が足りませんよ。もっと広い視点で物事をとらえましょうね、という話が、俺は好きなんだろうなぁ。なんかそういう話を聞く(読む)と、ついほうそうなんですか、と耳を傾けてしまう。

     実は再読なんだけどね。ふと手に取って読み始めたら、つるつると最後まで読んでしまった。知識的な部分も面白いし、勉強しようよと誘ってくれるところも気持ちが盛り上がる。

     まぁこういう新書ってのは、読みやすさが売りだからね。こういう本で刺激を受けたら、もう少し歯ごたえのあるものに進んでいくのが筋というものなんだろうな。こういう本ばかり読んで、勉強した気になるんじゃなくてね(苦笑)。

  • 2016/12/30近代史の考え方として非常にためになった。座右に置きたい本。★4の上

  • 日本は特別な国ではないに同感。しかし、第二次大戦は軍部の暴走が原因というのが納得できない。真珠湾で宣戦布告が遅れる、米軍の最新空母がいなかった、石油タンクを破壊しない、あまりにもアメリカにとって都合が良すぎる。また、地理的にも文化も異なった日本とドイツが明治維新とドイツ統一から似通った歴史を辿っているのが不可思議である。まるで日本とドイツが絶妙なコンビネーションで米ソ冷戦構造を構築していったように見える。

  • イオンモール新瑞橋の未来や書店でみつけてあえて紙版で購入。楓太にあげようと思ったのだ。昭和史は、読んでいると気持ちがキツくなるので厳しいのだが。まずは、世界史を読もう。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/Japan_in_the_world_history.html【書評】『世界史としての日本史』司馬史観を否定した世界史の文脈で日本を知る本 : なおきのブログ
    https://shimirubon.jp/reviews/1679664世界史としての日本史 | レビュー | 司馬史観を否定した世界史の文脈で日本を知る本 | シミルボン

    <目次>
    まえがき
    第一章 日本は特別な国とい思い込みを捨てろ
    第二章 なぜ戦争の歴史から目を背けるのか
    第三章 日本が負けた真の理由
    第四章 アメリカを通してしか世界を見ない危険性
    第五章 世界のなかの日本を知るためのブックガイド
    第六章 日本人はいつから教養を失ったのか
    あとがき

    2016.11.04 小学館新書のサイトを見て。
    2017.02.19 読書開始
    2017.02.23 読了

  • <b>出口氏が日本史を論評する対談本</b>

    出口氏は日本の世界史への影響をほぼゼロと評価しているらしいと思ってました。
    本著は、この考えを裏付けるものでした。

    ・昨今メディアに氾濫する日本特殊礼賛番組
    →反対。日本は、世界史的にみて平凡、受け身でしかなかった。
    ・戦時中の日本政府、軍部のシステム的な不備
    →軍閥入閣必須も酷いが、ガバナンスが皆無というのが致命的。
    (満州国を溥儀で建国したことも、関東軍の独断で低レベルな謀略に過ぎない)
    ・さらに、出口戦略のないまま、開戦、戦線拡大。
    →実は、リットン調査団の報告を受け入れ国際連盟に加盟継続していれば、満州の権益の実質的維持と国際的孤立を免れたはず。
    →松岡国連大使のスタンドプレーか。

  • まあまあかな

  • 知識欲がまた増えた。昭和を知るための本が列挙されています。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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