テレビじゃ言えない (小学館新書)

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レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252923

作品紹介・あらすじ

放送コード完全無視

第1章 テレビじゃ言えない「危ないニッポン」
●ニッポンは「1億総活躍」どころか「1億総自主規制社会」
●テレビは真実なんて伝えない
●ネットはバカのための拡声器
●ネット情報で満足するヤツは「深い世界」に辿りつけない
●18歳選挙権なら「少年法」はいらねえよ
●舛添に怒って角栄に心酔する権力者に都合の良い庶民たち
●災害時に「防災服を着る政治家」の白々しさったらない ほか
第2章 話題のニュース毒舌分析
●30過ぎて少年法に守られてる下品な少年A
●笑点を本気で面白いと思ってる視聴者だからナメられる
●乙武クンを「真面目」と決めつけた人に潜む差別意識
●賞味期限もエコも消費者ではなく経済のためにある
●ベッキー、ASKA、ショーンKほか 輝け!2016年ヒンシュク大賞 ほか
第3章 テレビじゃ言えない「天国のあの人たち」の話
●大橋巨泉、デビット・ボウイ、高倉健、原節子との秘話 ほか
第4章お笑いBIG3と老人論
●なぜ若手芸人はBIG3を超えられないか
●タモリとオイラは何が違うのか
●ジジイが嫌われるのが理想の高齢化社会
●シルバーシートがニッポンから奪ったモノ ほか



【編集担当からのおすすめ情報】
「テレビじゃ言いたいことが言えなくなってきている」--そんなビートたけし氏の呟きからこの本は生まれました。本作では、政治・経済からネット社会の隆盛に至るまで「世界のキタノ」が独自の視点で分析します。その内容は、まさに放送コード無視。過激な意見の数々は、現代社会の矛盾を本質的にとらえています。

感想・レビュー・書評

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  • You Tubeで昭和時代のなつかしい映像を観ていると、放送コードゆるゆるで面白すぎて夢中になってしまう。
    私が思うに2000年代ぐらいからテレビが、まともになりすぎてしまったように感じる。
    今ではテレビを観る気になれなくなってしまった。

    この本の中ではビートたけしさんが自由に泳いているなぁとの印象です。
    放送コードを無視した毒舌でガンガンいっちゃてます。
    たけしさんは、オイラはテレビを諦めちまったわけじゃなく、そのうち上手いやり方で自主規制を飛び越してやろうかと、お年の割には無謀だ。

    「話題のニュース」毒舌分析には笑えたけど、おまけの“林家三平さん・国分佐智子さんの結婚式の祝辞(全文公開)”は、あまりにも過激すぎて苦笑いに変わった。

    2014年の「笑っていいとも!」最終回で披露されたタモリさんへの表彰状も全文公開されているので興味ある方はどうぞ!

  • 芸人であり、映画監督でも第一線で活躍するビートたけし氏が時事や芸能のネタに対して自身の考えを大放談した一冊。

    本書は2017年初頭までの時事ネタについて著者ならではの視点から鋭く指摘する内容でテレビでも過激な発言がありますが、本書はそれを超える刺激的な内容に著者らしさがふんだんに感じられました。
    ただ、刺激的ではあっても本質的に的を得たことも述べられていてそのバランス感覚はやはり天才的なものを感じました。
    そして、どんなネタでも著者らしさを出して返すことのできる知性には脱帽でした。

    また、近年亡くなられて交友のあった大橋巨泉氏や高倉健氏などの著名人とのエピソードも載っており面白さの中に偉大さが伝わってくる内容で、本書のなかで違ったテイストが感じられよかったです。

    メディアを通して知的で頭の回転が早いイメージを持っていましたが、本書はそれを裏付ける内容となっていると思いました。
    そして、テレビなどのメディアでの活躍が楽しみになりました。

  • テレビでは滑舌もスピードも以前より悪く、さらに毒舌がカットされてしまう現状のテレビ界では前ほどの活躍を見られず、映画監督としての評価が高まることで時折文化人に見えてしまうこともあるたけしさんの活躍の場がここにあった。
    毒舌のキレは相変わらず。
    出る杭は打たれるが出すぎた杭は打たれないの言葉通り、他の芸人さんが言ったら大炎上してしまうような発言を繰り返している。
    それでも、たけしさんが言うなら仕方ないなと思えてしまう世の中はとても生きやすい世の中だと思う。
    これらの特権が許される最後の世代の中心人物。
    これからも長生きして、嫌な爺さんであってもらいたいと思いました。

  • 多くの実績を積み上げてきたレジェンドが全力で“バカ”をやり続ける姿。
    すごく粋な生き方だと思った。やはり生粋の芸人さんなんだな~と。
    口語調だったから、サクサク読み進められた。

  • いつものたけしの本という感じ。

  • 何だか規制規制でつまらない世の中になったよなーという所から北野武の哲学を披露する娯楽本。週刊誌を読みような気軽さがあるが、中身は薄いか。

  • ネットの発達でスポンサーへの炎上を恐れたテレビの「自主規制」によりテレビはとてもつまらなくなった。
    ビートたけしがテレビで話せないようなネタ、政治的なものや時事ネタの不謹慎なものまで、幅広く取り上げる。
    テレビではカットされるだろう過激な発言も多い。

    笑点に対しても厳しく、大喜利のネタは何人もいる放送作家がウラで作っていて、出演者はそれを覚えてしゃべっているだけ。
    (1番目のお題のときに間違って2番目のお題の答えをしゃべった出演者もいたとか)

  • 最後にのっている、林家三平&国分佐智子の披露宴での祝辞と
    笑っていいとも最終回にタモリに贈った表彰状の内容がとにかくすごい!!(笑)
    本物の毒舌ってこういうこと言うのね。
    毒舌と見せかけて、全方向的に配慮が行き届いている今のタレントさんたちとの
    格の違いを感じました。
    毒舌だけでなく、
    「ネットはバカのための拡声器」
    「ネット情報で満足するヤツは「深い世界」に辿りつけない」などなど
    世の中を見る目の確かさも感じられて、
    まさかあの「タケチャンマン」の発言に
    深く首肯する日が来ようとは。。。(笑)
    楽しくさらりと読める一冊です。

  • 北野武が、普段思っていることを書いたもの。テレビは規制が多く、言いたいことも言えないので、思う存分言いたいことを本にしている。的を得ていることが多く、共感をもった。国会議員でも思っていることが言えないもどかしさを感じていると思うが、変えていかなければいけない体質だと思う。マスコミや左翼に負けないでほしい。
    「他のタレントじゃ「完全アウト」で大問題になっちまいかねない内容でも、オイラの発言ならなぜかセーフになっちまう。まァ、そりゃ当たり前だよ。ここ何年かで芸能界で顔が売れてきたくらいのヤツと、40年以上この世界で生きているオイラじゃ年季がまるで違う。「掟破り」ってのは、一朝一夕にはできない芸のひとつなんだよ」p5
    「ハーバードでMBA取得といったプロフィールがほとんど嘘とバレたコメンテーターのショーンKも、出演番組すべてを失った。こういうスキャンダルを笑いのネタにするのはアリだけど、ひどいヤツだと真剣に怒って一気に退場に追い込んでしまうのは、寛容さがまったくない。すごく居心地の悪い監視社会だよ」p17
    「世の中が「たった1回の失敗も許されない社会」になってるのは本当に怖い」p18
    「オイラも調べ物をすることがある。だけど、そんなときにネットで調べても、本当に知りたいと思う情報はほとんど出てこない。適当に聞きかじった噂や、間違った情報は論外。正しい情報だとしても、ネットで見つかるのはどこかの雑誌や新聞の引用、いわゆる又聞きばかりで、その「奥」まで到達しない。本当の意味で「調べる」ということは、専門書を読んだり、その道の権威に話を聞いたりして、ネットに出ていないくらい深い内容を掘り下げることなんだよ」p26
    「何でオイラは人一倍税金を払っているのに、みんなと同じ一票なんだ」p31
    「問題の深刻さがまるで違うのに、ニッポンじゃ国内のどうでもいい話題のほうが注目を集めて、国際問題はほとんど見向きもされない」p35
    「(務台政務官(おんぶ政務官))角栄さんは、わざわざ革靴に白っぽいズボンという格好で、田んぼの中まで入っていって選挙区の農民と握手したんだよな。もちろん、ズボンは泥でグチャグチャ、靴だって使い物にならなくなるよ。それでも車の中に用意しといた新しいズボンと靴に履き替えて次の田んぼに入っていってまた握手をして、さらに次の田んぼでまた同じことを繰り返したんだよな。いくらわざとらしくても、泥だらけで駆けつけてもらったら誰でも感激するよ」p44
    「務台センセイがもっと役者だったら、あの「水たまり渡り」は、絶好のチャンスだったのにな」p45
    「戦後からこのかた、教養人、知性派と名の付く人は、やたら左がかった意見を言わないと認められなかった」p50
    「本来、法律は「人間の感情」とか「常識的な生活」みたいなものを守るためにあるのに、いまやろくでもないヤツを守るための盾みたいになっちまってることが多い」p61
    「清水健太郎や田代まさしを見りゃわかるように、覚せい剤を完全に止めるってのは本当に大変なんだよ。専門家に聞いたら、覚せい剤中毒になると、もう脳みそから歯止めが利かなくなっちゃうんだって」p84
    「「ちょっとぐらい古くたって食える」「まだ食えるのに捨てるのはもったいない」って考え方は、カネをジャンジャン回すためには都合が悪いんだな」p106

  • 世の中の出来事に対して、誰もがちょっと変だなと気になっていることを面白おかしく捻りの効いたコメントで揶揄するという、ビートたけしの真骨頂が終始展開される。本書は2016年の時事ネタの総括的な内容が中心だが、過去の様々な著名人とのエピソードも興味深い。特に高倉健と菅原文太の二人の役者に関する評論が印象に残った。二代目林家三平の結婚披露宴スピーチ全文も必見。たけし流の笑いのエッセンスが凝縮された秀逸な内容である。たけしが現在のテレビ業界では本領を発揮できない理由を十分知ることができる一冊。

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