テレビじゃ言えない (小学館新書 ひ 1-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252923

作品紹介・あらすじ

放送コード完全無視

第1章 テレビじゃ言えない「危ないニッポン」
●ニッポンは「1億総活躍」どころか「1億総自主規制社会」
●テレビは真実なんて伝えない
●ネットはバカのための拡声器
●ネット情報で満足するヤツは「深い世界」に辿りつけない
●18歳選挙権なら「少年法」はいらねえよ
●舛添に怒って角栄に心酔する権力者に都合の良い庶民たち
●災害時に「防災服を着る政治家」の白々しさったらない ほか
第2章 話題のニュース毒舌分析
●30過ぎて少年法に守られてる下品な少年A
●笑点を本気で面白いと思ってる視聴者だからナメられる
●乙武クンを「真面目」と決めつけた人に潜む差別意識
●賞味期限もエコも消費者ではなく経済のためにある
●ベッキー、ASKA、ショーンKほか 輝け!2016年ヒンシュク大賞 ほか
第3章 テレビじゃ言えない「天国のあの人たち」の話
●大橋巨泉、デビット・ボウイ、高倉健、原節子との秘話 ほか
第4章お笑いBIG3と老人論
●なぜ若手芸人はBIG3を超えられないか
●タモリとオイラは何が違うのか
●ジジイが嫌われるのが理想の高齢化社会
●シルバーシートがニッポンから奪ったモノ ほか



【編集担当からのおすすめ情報】
「テレビじゃ言いたいことが言えなくなってきている」--そんなビートたけし氏の呟きからこの本は生まれました。本作では、政治・経済からネット社会の隆盛に至るまで「世界のキタノ」が独自の視点で分析します。その内容は、まさに放送コード無視。過激な意見の数々は、現代社会の矛盾を本質的にとらえています。

感想・レビュー・書評

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  • You Tubeで昭和時代のなつかしい映像を観ていると、放送コードゆるゆるで面白すぎて夢中になってしまう。
    私が思うに2000年代ぐらいからテレビが、まともになりすぎてしまったように感じる。
    今ではテレビを観る気になれなくなってしまった。

    この本の中ではビートたけしさんが自由に泳いているなぁとの印象です。
    放送コードを無視した毒舌でガンガンいっちゃてます。
    たけしさんは、オイラはテレビを諦めちまったわけじゃなく、そのうち上手いやり方で自主規制を飛び越してやろうかと、お年の割には無謀だ。

    「話題のニュース」毒舌分析には笑えたけど、おまけの“林家三平さん・国分佐智子さんの結婚式の祝辞(全文公開)”は、あまりにも過激すぎて苦笑いに変わった。

    2014年の「笑っていいとも!」最終回で披露されたタモリさんへの表彰状も全文公開されているので興味ある方はどうぞ!

  • 正直あまりハマらなかったかな。
    ニュースキャスターで周りが苦笑するしかないような話を延々と喋ってる感じ。昭和のお笑いが嫌いなわけではないけど、単純に面白くなかったかな。
    たけしさんの考え方なのだろうけど、納得できないことも多かった。

    高倉健さんとの思い出のページは良かった。

  • 「コンプライアンス」や「モラル」だのいくら言い訳したとしても「トラブル回避のための自主規制」でしかない、要はスポンサーに降りられたり、世間から袋だたきに遭うのが嫌なだけ、それってクラスのイジメを見て見ぬふりしてる気弱な中学生と変わりない考え方だ。という指摘は秀逸
    タケシぶし炸裂。

  • 何だか規制規制でつまらない世の中になったよなーという所から北野武の哲学を披露する娯楽本。週刊誌を読みような気軽さがあるが、中身は薄いか。

  • 芸人であり、映画監督でも第一線で活躍するビートたけし氏が時事や芸能のネタに対して自身の考えを大放談した一冊。

    本書は2017年初頭までの時事ネタについて著者ならではの視点から鋭く指摘する内容でテレビでも過激な発言がありますが、本書はそれを超える刺激的な内容に著者らしさがふんだんに感じられました。
    ただ、刺激的ではあっても本質的に的を得たことも述べられていてそのバランス感覚はやはり天才的なものを感じました。
    そして、どんなネタでも著者らしさを出して返すことのできる知性には脱帽でした。

    また、近年亡くなられて交友のあった大橋巨泉氏や高倉健氏などの著名人とのエピソードも載っており面白さの中に偉大さが伝わってくる内容で、本書のなかで違ったテイストが感じられよかったです。

    メディアを通して知的で頭の回転が早いイメージを持っていましたが、本書はそれを裏付ける内容となっていると思いました。
    そして、テレビなどのメディアでの活躍が楽しみになりました。

  • テレビでは滑舌もスピードも以前より悪く、さらに毒舌がカットされてしまう現状のテレビ界では前ほどの活躍を見られず、映画監督としての評価が高まることで時折文化人に見えてしまうこともあるたけしさんの活躍の場がここにあった。
    毒舌のキレは相変わらず。
    出る杭は打たれるが出すぎた杭は打たれないの言葉通り、他の芸人さんが言ったら大炎上してしまうような発言を繰り返している。
    それでも、たけしさんが言うなら仕方ないなと思えてしまう世の中はとても生きやすい世の中だと思う。
    これらの特権が許される最後の世代の中心人物。
    これからも長生きして、嫌な爺さんであってもらいたいと思いました。

  • 多くの実績を積み上げてきたレジェンドが全力で“バカ”をやり続ける姿。
    すごく粋な生き方だと思った。やはり生粋の芸人さんなんだな~と。
    口語調だったから、サクサク読み進められた。

  • さすがたけしだなーと思うのと

    テレビを含めたメディアは酷いことになってるんだなーと再確認
    コロナですごく痛感しているけど、コロナの前からちゃんと言ってる人もいたんだなと思う

    法案が成立する日にデモをするなら、政治家を選んだ市民に対して、こんな政治家を選んではいけないとデモするべき
    とか
    成人を18歳にして選挙権を与えるなら少年法も18歳までにするべきとか
    実際そう思う事は多いし、そう言うのも含めて権力者にうまく丸め込まれてえーようにされてるんだろなってところが結論なんだと思う

    メディアがとてもひどいというのはコロナで気づいた人も多いと思うけど気づいた人たちでまとまって意識を高めていく必要があるなと思った

  • テレビじゃナニ言ってるかわからないけど、色々なヒトに恵まれてると思います。
    (特に健さんの語り箇所)

  • ふむふむ

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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