早稲田と慶應の研究 (小学館新書 お 19-1)

  • 小学館
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098253258

作品紹介・あらすじ

私学の二大巨頭をあらゆる角度から徹底比較

「早稲田といえば政経、慶應といえば経済」――そんな親世代の常識はもう古い。
慶應では、かつて「あほう学部お世辞学科」と呼ばれた法学部政治学科が、看板の経済学部を抜いて、今や慶應のエースとして君臨。一方、「政経にあらずんば早稲田にあらず」と言われた早稲田では、国際教養学部(SILS)の登場で、キャンパスの様相が一変。「社学のシャシャシャ」と替え歌に歌われ、どうしても早稲田に入りたい人の受け皿だった社会科学部も、今では第2エースの法学部と肩を並べる存在になっている。
学生たちも大きく変わった。ダサイの代名詞だったワセジョは、ファッション誌に登場する読者モデルの人数で、おしゃれで名高い慶應女子を抜き、バンカラを知らない早稲田男子は慶應ボーイに急接近。
受験の現場でも大変化。偏差値、志望者数、そして早慶ダブル合格した際の進学先。司法試験をはじめとする難関試験の合格者数対決にも異変あり。
親世代の常識との違いを明らかにしながら、学問の場としても、政財界のOB・OG人脈など卒業後にも及ぶ対決を、様々な角度から取り上げる。
早慶OB&受験生の親必見の目からウロコの新・早慶研究本。


【編集担当からのおすすめ情報】
ある会社で数年前に定年退職した人は辞める直前まで「俺は慶應出身なんだよ!」と約40年前の自慢話をし続けていたそうです。一方で早稲田の看板学部である政経学部出身者は「商学部や教育学部は早稲田じゃないから」と思い切り上から目線。ある発展途上国で日本料理屋を経営している女将さんによれば、駐在員の話題は会社ではなく出身校。お互いの母校が早慶と知るや、異国の地で「ゴルフ早慶戦」をするほどだと驚いていました。早慶の謎は深い。

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!比較できるほど個性があることがわかった一冊。早稲田と慶應といえば日本の私立大学の最上位(総合大学で)。私は両校ともに縁がないので、フラットな視点で読みました。卒業生だったらなおさら思うところがあるのではないでしょうか。 細かい学部紹介や、受験生の地方分布や推移が記載されており、さらには街の雰囲気や同窓会、早慶戦の試合結果についても記載があります。学校案内にはない学校情報を知るうえでもとても有用な一冊です。もし、受験生が読むのであれば、自分はこういう性質だからこちらの大学が合っていると考えると良いと思います。

    ●受験者の傾向が変わった
    両方とも浪人してまで行きたい大学ではなくなってきているそうです。というか、そもそも大学全入時代に「浪人してまで入りたい」という考えの受験生が減っているそうです。さらに、地方学生の東京への憧れというのも減ってきているそうで、かつては70%が地方学生であった学生の出身が今では70%が関東圏の学生となっているというのはとても驚きました。

    ●学内用語が笑う
    どこの大学にもある程度はあると思いますが、両校とも歴史が長いためか、ちょっと古めかしい感じの言い回しの学内用語が紹介されます。「一姫、二女・・(以下略」はイマドキの学生が初めて聞いたらただの悪口だと思うでしょう笑わたしも引きました。本書ではこの言葉を昔はそう言われていたが、「今のワセジョは変わった」という論調なのでご安心を。

    ●OBOG 総力戦
    慶応の同窓会には驚かされました。ここまで強い結束が出来ている大学は慶應しかないと思います。卒業生を入学式や卒業式に招きそして・・・というのは聞いたことがありません。寄付金額が多いのも納得です。一方で、群れるのを好まない早稲田ではありますが、それでも各種同窓会の派閥は多くあるのはさすがです。自分と同じ大学の方に仕事でばったりというのがなかなかないので羨ましいくらいです。同窓会の利活用は今後の大学運営で重要な視点かと思いました。

  • おそらく、世間が思うところの早稲田と慶應のイメージは、一世代(30年ぐらい)遅れているのだと思います。
    少なくとも自分はそうでした。

    とはいえ、スマートな大人を目指す慶應、自分の好きなことに全力投球な早稲田、という構図は、当面、残りそうです。
    ただし、どちらも、フツーの人が増えていますので、その構図が続く時代は、そう長くはないかもしれません。

  • 文字通り、昨今の早稲田と慶應について分析した一冊。

    自分が卒業して以降の慶應や早稲田についてはあまり知る機会がなかったので、勉強になった。

  • 息子が受験期なので、現在の状況把握のために購入。やはり慶應、早稲田はそれぞれで異なる。就職先が似ているとはいえ、入試対策から学生生活そしてその後のOB・OGの繋がり等、様々な点で相違があるということを改めて確認。そして結論は、、、やはり慶應の方がよい!

  • まあまあ、よくあるやつね、大学図鑑も飽きるしなあ笑

  • 早稲田と慶応の各種データを比較した本。それだけ。

  • 大学のポジションや学部、学科の変動は凄まじい速さで変化している。

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