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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784098253272
作品紹介・あらすじ
新たな「学歴差別」
<人事担当者「いや、あそこの大学は遠慮します。毎年会社説明会に来てくれるんですが、ちょっとね……」>(本文より)
新卒採用の会社説明会に一流大学の学生が参加できるのに、偏差値の低い大学の学生だと「満席」を理由に申し込めない──学生を大学名でふるいにかける「学歴フィルター」の存在がたびたび就活生から指摘され、ネットで炎上している。
都市伝説のように語られる「学歴フィルター」は確かに存在する。
20年以上にわたって、就活業界で学生の指導にあたってきた著者がその実態を明らかにする。
主な内容
■「学歴フィルター」はこんな場面で使われている!
■企業はなぜ「学歴フィルター」を使うのか?
■大企業の56%が設定する「ターゲット大学」
■リクルーター制度も大復活
■そもそも「大学の偏差値」と「優秀な人材」には関係があるのか?
■「高学歴は努力の結果」は本当か?
■偏差値が低い大学から「学歴フィルター」を乗り越えた学生は何をしたのか?
「学歴フィルター」の具体例を紹介し、その社会的な問題点を指摘、対策も紹介する、初の解説書。
【編集担当からのおすすめ情報】
非正規雇用が増えた現在、学生たちにとって就職活動は「一億総中流」と言われた時代に比べて遥かにシビアになっています。
正社員になれるかどうか、大手企業に入社できるかどうかによって、生涯収入は大きく変わり、人生が左右されると言っても過言ではありません。
そんな中、新卒採用試験や面接の前に、大学名だけで門前払いされる学生たちがいます。
なぜそのような差別がまかり通っているのか、著者は徹底的に分析します。
同時に、事実をありのままに伝えた上で、中堅大学、低選抜大学の学生たちには、「学歴フィルター」を乗り越える術を伝えます。
これまで「学歴フィルター」について深く論じた本はありませんでした。初の解説書にして決定版です!
感想・レビュー・書評
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新卒の就活市場において存在する学歴フィルターについて書いた一冊。
新卒においては存在するものの、中途採用においては存在しないので、自分にとってはあまり参考にならず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まあそうだろうな、という感想。自分が就職した90年代当時、理系、というより工学専攻学生の就職には教授推薦が必須で、所属する学科、講座の研究分野に関連する業界に実質就職先が限定されていた。職業選択の自由もへったくれもなかった訳だが、逆によほどのことがない限り不採用にもならなかった。本書には理系学生の就活実態が書かれていないので最近の状況はわからないが、昔のように最初から進める道が限定されていた方が企業にとっても学生にとっても幸せな気がする。
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フィルター解説部分は面白い
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新卒就職採用における、学歴フィルター(大学名による差別)についての本。
実際の話として、偏差値が高い大学と低い大学では、高い大学出身のほうが仕事ができることが多いそうだけど、だからといって最初から、しかもこっそりと低偏差値の大学を排除するのを違うだろうとは思う。
自分が新卒の就職活動している時は学歴差別というものを実感したことがなかったけど、あったんだろうか。まあ、自分の場合、大学名自体はそれなりに有名なところだったから感じなかっただけかもしれないけど(どこからも内定とれないまま卒業したけど…)。
ただ、そもそもの話として、偏差値が高い大学の学生のほうが、就職活動に意欲的らしい。そうなると、ソニーみたいに学歴不問としても、結局内定がとれたのは偏差値が高い大学生ばかりなんだろうなと思った。
なお、中には就活時だけでなく、就職後の研修でも学歴差別がある会社もあるらしく、高偏差値の大学生は主要な支店に振り分けられるというところもあるのだとか。機会ぐらい平等にしてほしいよなと思う。
なお、早慶上智には偉そうな態度をとる俺様的な人が多いそうだけど、東大や一橋には論理的思考力が高く、偉そうにすう人も少ないのだとか。ドラゴン桜で、正確が悪いと東大に入れないと書いてあったけど、実際そうだということなのだろうか。
ところで、第1章では「欧米では、日本のような学歴差別は一般的ではない」と書かれてあるのに対し、第4章では「欧米こそ学歴差別が厳しい」と書かれてあって、どっちなんだよと思った。まあ、就活事情が違うから、日本企業のいう学歴差別とは違うということか。まぎらわしいけど。
なお、東大生の家庭は富裕層が多いとのこと。まあ、予想できたことではあるけど、この問題を解決するのは難しいだろうなと思った。日本の学校教育自体は、平等だとは思うのだけど、プラス塾に行くとかなるとやっぱり金持っている家のほうが多いだろうし。
なお、第6章では低偏差値大学でもあきらめずに就活する方法が書かれてあって、新卒の就活生はここだけでも読む価値はあるのではないかと思った。会社説明会に、予約できなくても直接伺うというのは、確かにありなのかもしれないと思う。だいたい何人か来てないし(雨の日なんてとくに)。場合によっては、常識はずれな人と思われることもありそうではあるけど、行動力を認めるという人は確かにいそう。まあ、自分ならやりたくないけど。
なお、著者の提言としては、就活は、社会全体で卒業までのラスト4か月に行うようにしたほうがいいだろうとのこと。そのためには、卒業研究自体も11月末までに終了するようにするとのことで、それはそれでどうなんだと思ったのだけど、そうなると卒研や卒論の内容を採用時の判断材料にできると書いてあって、確かにそれはよさそうだなと思った。だいたい、卒業1年前に就活って、企業にとってもリスクだろとは思うし。 -
学歴フィルターについて巷で言われていることを考察した本。読んで頭が少し整理された気分。
これまで大学に所属しており同じ人たちとつるんできたために、偏差値と能力について関連性があるのかわからないでいたが、
これから社会に出ることで肌感覚で検証することができるだろう。興味深い。 -
●参加したい 説明会が あったけど 常に満席 学歴フィルター
●一般より総合職、理系より文系に使われる
●今の学生は、多様な企業があることを知らず、有名企業に集中する。また誰でも自由に受けられるから。1000倍になるのも不思議ではない。
●いつも違和感を感じるが「東大生の親に富裕層が多いという統計」から、富裕層じゃないと東大に入れない?は違うと思う。優秀な親、教育の重要性を知る親だからこそ、比較的収入の高い職業についているとは考えられないか?単なる金持ちの子供が皆東大生になれるとは思えない。 -
なんていうか常識的なことばかりが書かれていて「そうだよね」ってこと以上の感想はないです。
でも確かにこういうことをきちんと、根拠を示しつつ、明確に、書いたものってあんまりなかったようには思うので、そうした意味は大きいかもしれません。
高校生の小論文対策としては豊富なデータがあるので、使いやすいに思う一冊でした。 -
福島直樹
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自由化とともに人気企業に応募が殺到、採用担当者はフィルターをかけざるを得ない。偏差値の高い上位大学の方が、優秀な学生の比率が高く、意欲も高いからである。低選抜大学でも、意欲や行動を示せばチャンスをつかめることもある。
学歴フィルター=悪、とも言えない実情やその対策が示されています。新卒時一度に所属を決めるわけですし。 -
学歴フィルターのことはもちろん、就活のいろんなことが分かった。
他の人も就活を始める前には読んで欲しい。 -
学歴フィルター。福島直樹先生の著書。採用する側としては少しでも優秀でやる気がある学生を採用したいと考えるのは当然のこと、そのための学歴フィルターなのでしょう。学歴はその人の能力とこれまでの努力を表す一番わかりやすい指標。学歴で人間の価値は計れないけれど、学歴フィルターがあるのは仕方のないこと。海外なんて日本よりももっと露骨な学歴差別、学歴フィルターがある。日本は学歴社会なんて言われるけれど、日本では学歴差別もなければ、高学歴者に対する尊敬もないのでは。
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企業の批判に終始せず、建設的な提案をしている良書です。
著者プロフィール
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