「さみしさ」の研究 (小学館新書)

  • 小学館
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本棚登録 : 176
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098253388

作品紹介・あらすじ

老い、孤独、そして独立--すべてを語る。

天才・たけしが「老い」と「孤独」をテーマに男の生き方について語る。世間に迎合せず生きるための「さみしさ」との付き合い方とは。自らの独立騒動や、大杉漣氏、松方弘樹氏、漫画家・さくらももこさんなど友の死についても深く語る。
「ニッポン社会も、老化が止まらない」の章では、小学館新書の前作『テレビじゃ言えない』同様のタブーなき社会事象も展開。高齢化社会の欺瞞と矛盾をえぐり出す。

【編集担当からのおすすめ情報】
相変わらずの毒舌・ブラックユーモアは健在! 今回の天才・たけしは、高齢化社会のウソと欺瞞を真っ向からぶった切りながら、自分の中にある「孤独」や「死生観」と向き合います。なぜこの男は70代になっても「不良少年」でありつづけられるのか。その答えが余すところなく記されています。

感想・レビュー・書評

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  • 一言で言えば、成功した表現者が、その成功の決定的な要素である自分の置かれている立場と期待を十二分に把握した上で、この国の大きな課題【さみしい老後】を語ったかのように思わせる一冊。その点では、期待に応えたり、考えさせられるような話しは無い。標題は編集者がつけたのだろう、プロはなるほど上手い。

    著者は、これでもかこれでもかという具合に、自分の貧しい育ちや「虚像」としての芸人の立場で、言って良い範囲の芸能界話題に限って言いたい放題。だが、人生のさみしさを語る上で欠かせない、真の友人、そして絶対に欠かせない家族については何一つ出さない。激烈な競争業界で功成り遂げた時に、そうした人間関係をすべて失ったと言うのなら、それは実に標題にふさわしいのだが。今後も元気よく「新しいことをやりたくてウズウズしている」、「いつ死ぬか分からないので、トコトンやりたいことをやってやる」と書いて終わる。結局、それぞれの置かれている立場で、自己評価を間違わず、人は人自分は自分で、やりたいことをやるのが一番、というのが結論。「本当の孤独」なんかはちっとも書いていない。もし書いてあっても、同じ頂点に立たなければわからない類いのことなんだろう。

    だから、大部分の自分の老いと孤独、友の死の章は、「へーっ、そうなんだ」ほどのエピソードの羅列。「ニッポン社会も老いている」は少し読ませる。安倍政権が、何でもありのタケシに似てきてとんでもないことしていても、「仕方がねーなー」ゾーンに入り支持率が下がらないとか、AI(人工知能)は賢い奴らが上手に儲ける格差拡大の道具などはなかなか。『新しい道徳』(北野武著:幻冬舎)がそうであったように、社会的な発言を口にできる芸能人がほぼ皆無な中、ビートたけしという芸人の成り上がり方と、同時に確実に進行させた発言環境の作り方の上手さ、バランス感覚の凄さに今回も舌を巻く。

  • 「さみしさ」と、どう向き合うか。

    おもひで話
    沁みましたぁ。

  • 自分のお気に入り芸能人のひとりです。たけしさんの本はいままでたくさん読んでいます。でも、なんかたけしさんだんだん違う方に?いっているような感じを持つのは自分だけかな~

  • 老いるということは、死に近づくことだ。
    僕は「死の恐怖」におののくことが多い。
    でも、そもそも人は一人で生まれ、一人で死んでいくものなので、基本的に孤独が宿命づけれれている。

    そんな老いと死についてビートたけしさんが書いた本だ。
    ハッキリって・・・久々にたけしさんの本を読んだけど最上級に興味深い内容だ。
    ※本書でも書いているが、老人いじめのネタをやっていたたけしさんが老人になって老いについて書いているので、なお興味深いのだ。

    例えば、
    「孤独は素晴らしい」という本や記事について、僕は辟易していた。
    そんなはずなんてないってさ。で、たけしさんは
    「堂々と言えるのは、有名人であったり、社会的な地位が高い人間ばかりだ」という・・・そう、みんな思っていたんだよね。
    そうそう、さっきまでいた喫茶店で会計していた老人が、レジにいる若い女性スタッフに必死に語りかけているが、若い女性の店員はテキトーにあしらっている・・・もう見た目かなりの老人だからアッチは無いかも知れないだろうから、これだって寂しいからだろう。

    そして、たけしさんは、
    「夢のように輝かしい老後なんてない」
    と身も蓋もないことを言う。・・・うん、みんな分かっているけど、その現実を直視したくなんだよね。

    一方で、若い奴らに媚びる老人にもたけしさんは目を向ける。
    老人の承認欲求を満たすのは所詮、若い人だからね。でも、たけしさんはヒンシュク上等で人生を楽しむことをすすめるわけだ。

    などなど、しばらく経ったら読み返したくなる素晴らしい本だったね。

  • 相変わらずのたけし節
    高齢者向けの孤独のススメ本に対しての考察はナルホドと思った。
    孤独は辛いけど避けられないが故に孤独が良いもんだ的な本が売れている。一種の慰めだよな。
    高齢化社会は高齢者幼稚化社会というのも納得。
    まあついこの間まで75位で死んでたのが90位まで普通に生きている。昔の60だと、あと15年だけど今の60はまだ2/3だもんな。

  • 好感度の高い俳優の不倫はだめージになるけど、たけしがやっても、別に驚かない。安倍政権もその領域に突入う。それが今の日本。野党は不倫自由化を掲げるしかない。

  • ビートたけしの週刊ポストの連載を書籍化したもの。

    世相を切るのはもちろん、自身の独立騒動や死について語っていたので面白かった。

  • ネットで話題!
    老い、独立を語る
    たけしが「老い」と「孤独」をテーマに、男の生き方を語る!

  • 29人待ち

  • 面白かった
    松方弘樹の逸話が面白い

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