働き方5.0: これからの世界をつくる仲間たちへ (小学館新書)

著者 :
  • 小学館
4.00
  • (15)
  • (25)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 315
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098253715

作品紹介・あらすじ

「社会の前提」は、すべて変わった。

「コロナ」によって、社会の前提がすべて変わった。
2020年、我々の「働き方」は大変革を迫られた。
リモートワークによって使える人的・時間的リソースが限られる中で、「やるべき仕事」が自ずと抽出されてきた。無駄な会議、出なくてもいいミーティングは排除され、ビジネスチャットやビデオ会議などテクノロジーで解決できることはそれに任せることが増えてきた。そして、「リモートワークのみで済む人材」への置き換えも始まりつつある。
では、「人間がやるべき仕事とは何か」──コンピュータやAIが進化した今、私たちはこの命題に直面している。ウィズコロナ、そしてポストコロナの世界では、それがいっそう問われることになる。
機械では代替できない能力を持つ人材=「クリエイティブ・クラス」として生きていくには、社会とどう向き合うべきなのか。
落合陽一氏のロングセラー『これからの世界をつくる仲間たちへ』をアップデートして新書化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 強烈な個性を持ちながら、発信する落合陽一さんの本。
    彼が体現している通り、24時間365日考えても考えきれない自分の道を見つけることがコンピュータが発達した社会で活躍する秘訣だと。

    最近の自己啓発本でよく、「好きなことをやる」ことがこれからの時代の生き残り方だと言われているが、落合さんはそれは違うと。

    「好きなことをやれ」ではなく、「自分が解決したいと思う小さな問題を探せ」が重要。

    結局は周りの人から評価されなければ単なる趣味で終わり、食べていくことができない。
    ただ単に自分が楽しむだけではなく、
    小さいことでもいいから、どうしても解決したいと自分の内なるモチベーションが掻き立てられる社会課題をみつけることが大切なのだ。

  • ITやAIの技術が進化していく中で、「これからの世界」を構築していくための考え方を提示した本。

    物事を深く考えるだけでなく、自分の思考を説明できる「言語化」の能力が「これからの世界」を生きる上で必要となります。

  • 落合陽一さんが2016年に発売した書籍「これからの世界をつくる仲間たちへ」をアップデートした一冊(コロナ時代に向けての働き方等が加筆されている)。RPAや、Uber等のギグエコノミーがブームになり、ホワイトカラーのデスクワークがプログラムで自動化されつつあるAI時代に向けて、働き方や「自分で考えて行動する」という学び方を提唱する。今の時代、情報を自分で仕入れてまとめ上げ、メッセージとして伝えることができる「思考体力のある」人間が必要であり、それが出来ないと生存できない厳しい時代になりつつあると感じた。

  • 息子の将来の参考にしたいなと思って読みました

    まさに、激変の世の中。インターネット、コンピュータ、AI等のデジタルとの融合が当たり前の世の中に既になっていて、そんな社会で、どうあるべきか、どのように意識して自分の存在価値を高めるか、そのヒントが書かれてました。

    うちの息子が社会に出るのはまだまだ先ですが、自分の子供の頃の経験は全く役に立たない、訳でもないこともわかりました。

    それは、インターネットやコンピュータが無い時代を経験しているから、その時の経験をそのまま伝えるのではなくて、その経験があるからこそ、今との比較ができる、そこを生かすことが大切と読みとりました。

    自分のこれからに対しても、自分の息子への教育の仕方に対してもとても参考になりました

  • 2020.7.28

  • 急速に進むネット社会、AIの台頭

    私たちの仕事はAIに乗っ取られてしまうのか?
    急激に変化する時代の中での、私たちの生き方・働き方について論じた本。

    インターネットが普及した現代社会に置いて、満遍なく仕事が出来るジェネラリストの価値は薄れていく。それに対し、オンリーワンの才能を持ったスペシャリストは替えがきかなく、重宝されていくだろう。

    少々、悲観的に論じているような気もするが、やがて起こりうる未来に向けた警鐘となるいい本だったような気がする。

  • ●コンピュータは電気製品ではなく、我々の第二の身体であり、脳であり、そして知的処理を行うもの、タンパク質の遺伝子を持たない集合体の隣人です。
    ●これからの世の中は英語力だ!という勘違い。もちろんできるに越した事はない。しかし最優先課題ではない。論理的な言葉使いが母語でちゃんと出来る方が大事。
    ●プログラミングもしかり。いわば算数が出来るくらいの話。ITの世界で必要なのはシステムが作れる事。プログラミングは表現のイチ手段。
    ●「意識だけ高い系」人間は楽をしたがる生き物なので、頑張ったアピールだけで終わってしまうケースが多い。今成功している資本家や上流階層たちは、ルール作りを自分たちの流儀で行おうとする。発信者とフォロワーを分ける事で搾取の枠組みを作る。
    ●ソーシャルメディアの弱い人脈で他人とつながり、そこでエセ社会勉強の成果を披露していたけど「意識だけ高い系」は、インターネット文化に勝てないのです。
    ●システムになくて人間だけにあるもの。それはモチベーションです。これがない人間は、システムに使われる側にしか立てないかもしれません。アプリを使いこなして便利に生きているつもりでも、それは誰かが作った「魔法」の世界を見ているに過ぎない。
    ●人間がシステムの下請けで働く世の中へ。指示を出すのが人間であろうがコンピュータだろうと、やっている仕事は同じ。慣れるのも重要。
    ●IT企業で働くのが目的ではなく、IT世界を生き延びる事を目指す。
    ●近代の脱魔術化。魔法の理屈が科学により解明されてきた。そして21 世紀の再魔術化。現代の魔法は、誰かが必ずその中身を知っている。暗黙知を持つクリエイティブクラス。
    ●オンリーワンになりたいからと言って、みんなと違うだけでは説得力に欠ける。逆張りのレッドオーシャンに投げ込まれて沈んでいく。
    ●5つの問い
    ①それによって誰が幸せになるのか
    ②なぜ今、その問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか。
    ③過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか。
    ④どこに行けばそれができるのか。
    ⑤実現のためのスキルは他の人が到達しにくいものか。
    ●自分が解決したいと思う、小さな問題を探せ。
    ●何を調べても、Yahoo知恵袋やWikipediaで解決してしまうのは、その疑問の持ち方そのものにオリジナリティがない証拠。
    ●言語化は最高の思考ツールだ。きちんと言語化して説明する練習を。
    ●SNSは他人が目立つメディア。自分にとっての幸せの基準が曖昧だと、他人の幸福に目を奪われ嫉妬する人生に陥る。
    ●ニーチェの超人という概念。著者は自分の価値を自己肯定すること。と解釈している。それによって実存を圧倒的に超えていく。

  • ジェネラリストとして働いている昭和世代の私。
    常に世の中を知り、考えることをやめないこと、本当に大切だな、と落合陽一さんからいつも触発をいただいています。
    解決したいこと、モチベーション。
    デジタルネイチャーの中で、人がやれることを探究する機会をもらいました。
    専門性、オリジナリティ、これからを生きるわが子にも伝えられるよう、自分がそこに立ってみます。

  • 2016年出版の書籍からの内容改訂•追加版のようであるが、それは読まない状態で読了。

    落合氏の特徴といえば、『興味の赴くまま』『早送りしてるような早口』が印象的だが、本書の文もその雰囲気を感じることができた。難しい・新しい用語は注釈と説明が入っていた、大分見づらかったが。

    肝心の内容は、言いたいことをシンプルに伝えることに的を絞ったようだ。具体的な研究や社会現象はそこまで登場しない、もしくは詳細にまで書かれていなかった。ただ、それが功を奏してると感じ、理解はできた。といっても、何回か読み返さないと分かりづらかった部分は多々あったが。

    おそらく、タイトル"仲間たち"とは社会人5年目くらいまでが対象の気がする。(この"社会人"という表現も古いのかもしれない。ビジネスを始めてからor学校を卒業してから5年ほど)。普段、家族・教え子や生徒•従業員に言ってる言葉をまとめてるのかもしれない。

    肝心の行動に移せるかについては、今わたしの立場からだと本書の内容はかなり耳が痛かったのは事実。日進月歩するIT分野に従事しているので、変な話、いつでも軌道修正や時勢へ追いつくことができるので、日々の情報収集と技能習得は欠かさないようにする。

    メディアに取り上げられはじめは、正直何言ってんのかよくわからなかった落合氏。本書を読めば今興味を持ってること、これから目指すべきものは理解できる一助にはなるので、その観点でもオススメする。

  • これからの働き方・生き方についての示唆を得ることができました。

    ・目指すべきは、クリエイティブクラス
    ・ロジカルな言語化能力を身につける
    ・人間とコンピューターが親和した世界を生きる

全28件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

落合陽一(おちあい よういち)
メディアアーティスト、研究者。2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教、デジタルネイチャー研究室主宰。2015年Pixie Dust Technologies.incのCEO。2017年から筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。2017年12月からは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社による筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長 及び 准教授を兼務。代表作に、最初の著書『魔法の世紀』、『日本再興戦略』『デジタルネイチャー』など。ほかにも様々な作品と著作に関わる。2019年9月7日、『2030年の世界地図帳』を刊行。

落合陽一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
ジェームス W....
有効な右矢印 無効な右矢印

働き方5.0: これからの世界をつくる仲間たちへ (小学館新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×