コロナとワクチンの全貌 (小学館新書)

  • 小学館 (2021年9月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784098254101

作品紹介・あらすじ

日本人への緊急メッセージ!

コロナ禍の中、ワクチン接種が進められているが、はたしてそれで全て解決するのだろうか? ワクチン接種が進んだ国でも感染者が再び急増している。日本でも接種後の死者は数百人を超え、副反応の危険を指摘する声も少なくない。

そもそも、世界から見ると日本は、人口当たりの感染者数も死亡者数も極めて少ない。ところが、対策は欧米と同じため、経済は疲弊し、失業者や自殺者が急増している。日本の対策は根本的に間違っているのではないか?

ベストセラー『コロナ論』、『コロナ脳』の著者で漫画家の小林よしのり氏と、医学者で大阪市立大学名誉教授(分子病態学)の井上正康氏が、テレビや新聞では報道されない「コロナとワクチンの全貌」を語り尽くす!

【編集担当からのおすすめ情報】
現在、新型コロナとワクチンについては、言論封殺のような状況が起こっています。テレビや新聞では、「コロナは恐ろしい」「ワクチンで全て解決する」というような論調ばかりが目につきます。ネットでも、ワクチンについて懐疑的な発言が削除される事例が相次いでいます。なぜか、マスコミにおいて両論併記という原則が失われているのです。

そんな中、本書では、新型コロナとワクチンについて、最新の研究成果を踏まえた上で、的確な対策を行うための判断材料を提示しています。

なぜ、日本は欧米と比べ、感染者数も死者数も極めて少ないのか? 緊急事態宣言は本当に効果があるのか? なぜ、ワクチンを打っても感染者が増えるのか? ワクチン接種後の死者数についてどう考えればいいのか?

これは、テレビや新聞、ネットではなく、「書籍」だからこそ伝えられる情報です。

是非、ご一読いただき、ご自身とご家族を守るための判断材料にしていただければ幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • 現状、この手の話題はたいへんデリケートなので賛否はあえて言わないが、やはりテレビやネットニュースなどだけで判断するのは早計だ。
    書籍にしかできない役割もある。
    広く情報を集めるために、いろんな角度から見た、いろんな人の声を聞きたい。
    できるだけ多く。
    そのうえで、ひとりひとりが、自分の頭で考えて、そのとき選べる最善の選択ができたらと願う。

  • ネットで紹介されていた本で中身を見ずに購入してしまった本ですが、今年(令和3年)の八月にはスゴイ感染者数であったのに、数ヶ月の間に瞬く間に減少した(昨日の東京の感染者は数十人)のは何かあると思っていました。

    ずっとPCRの検査方法が変更されたのだと思っていたのですが、この本にそれを裏付ける内容が書いてありなるほどと思いました。それを引用しておきます。

    2021年1月22日に厚生省から都道府県などに対して事務連絡が出ていて、PCR検査作業の効率化のため、検体プール検査法を実施せよと通達している、5人分の検体を混合して一度にPCR検査を実施し、もし陽性と出たら個別にPCR検査をやり直して特定する方法、この時にCt値(ウィルスのRNAを増幅する回数)を、当時の40-45から、30-35へ変更するようにしている。これを全国一斉にせずに、保健所から次に公立医療機関・大学、最後に民間へと広げていった(p124)

    これが激減の原因であれば飛んだお祭り騒ぎに付き合わせられたことになりますね。

    以下は気になったポイントです。

    ・コロナは子供を一人も殺していない、コロナが吸着するACE2受容体が少ない20歳以下は感染してもほとんど死なないだろう、このデータのみで安心である。エイズ入りの血液製剤を使用した子供がバタバタ死んでいくのを見て焦燥感を募らせたが、コロナは老人からお迎えが来るだけで、そこはインフルエンザと同じである(p3)

    ・5月頃に大阪で医療崩壊が起きて大騒ぎになったが、5類にしてインフルエンザと同じように一般の病院で診られるようにすればあんなことは起きない。(p16)

    ・本物の専門家がコロナ対策を策定したのがスウェーデンである(p30)スウェーデンは同じ戦略を今年も続けている、人口あたりの累計陽性者数は多いが、死者数はそれほど多くない(p35)

    ・ワクチンを打つと良い抗体と悪い抗体ができる、良い抗体とは、中和抗体でコロナウィルスを排除する抗体、悪い抗体とは、感染増強抗体と呼ばれていて、逆にウィルスを増殖するしやすくする抗体、後者の抗体の勢力が前者を上回れば、そのワクチンは感染や重症化がしやすくなる、この状態をADEという。同じコロナウィルスのSARSやMERSはADEが起きるため開発が頓挫した(p56)

    ・中国はずっと前からコロナウィルスの研究をしてきたので予防策も一番進んでいる、遺伝子ワクチンを開発する能力があるのに、富活性化ワクチンなのかというと、彼らは遺伝子ワクチンは危ないと考えたからだろう(p58)

    ・歯医者さんがなぜコロナにかからないかというと、コロナ以前からずっと毎日、様々なウィルスを患者さんからコンスタントに暴露されていて、免疫が訓練されているからである(p73)

    ・インフルエンザは感染と発症がほぼ同時に起こるのに対して、新型コロナはなぜ発症に時間がかかるのか、喉や鼻の奥の粘膜にはACE2が少なくて白血球にも殺されてなかなか増殖できない、口腔内の傷口から血液中に入ると血管の内皮細胞に取り憑いて増殖を開始するまでに時間がかかる(p83)

    ・一般のマスクは繊維の隙間が大きいからウレタンマスクなんて意味がないと言われてきたが、そもそも効果がなかったのは、実は、飛沫や微粒子に感染性のあるウィルスがほとんど含まれていなかったから(p87)

    ・インフルエンザは毎年1000万人の感染者が出る、2019年にピークに達して例年の半分くらいの山で急激に減少して729万人となり例年よりかなり少なくなった。2020年後半から2021年前半は、たったの1.4万人となった(p109)

    ・最初に弱毒株が流行った日本は幸運であった、被害を抑えながら順番に免許更新(免疫の軍事訓練)ができた(p113)

    ・長野五輪が始まる直前の週(2/1-2/7)のインフルエンザ患者はピークに達していて、この週だけで49万人以上の感染者が出ている(p115)

    ・今回のコロナ騒動では、PCR検査と、新型コロナを2類相当以上にしたことが原因(A級戦犯)である。2020年1月に感染症法に基づいて指定感染症とされたが、2021年2月13日に施行された改正感染症法では、新型インフルエンザ等感染症に位置付けられたが、2類相当以上は変わっていない(p121)

    ・要請に従って店が潰れてしまった飲食業の人達は、国や自治体を相手取って損害賠償請求をしたほうが良い、強制でなく「要請」と言って責任逃れをしながら、従わなければ「科料」を科すというやり方をしている(p142)

    ・コロナは危険だと煽ってきた医師や専門家は超過死亡はマイナスになったという事実はよほど都合が悪いのか、みんな無視する。海外では超過死亡は何十万人と出ているけれど、日本ではマイナスになったということは、日本人にとっては本当に「ただの風邪」だったと思われる(p156)

    ・コロナを季節性インフルエンザと同じ5類にすれば解決する、全体の2割の病院しかコロナ患者の入院対応をしていないので医療崩壊が起きる、医師会は自民党の支持団体だから言わない、飲食店にタイアしては過料を課すなど、憲法違反の制裁を与えるのは、飲食業界が圧力団体を持たないから(p163)

    ・高齢者にとってはリスクのある感染症であり、有効な感染対策をすべきである「手洗い、うがい、鼻洗浄、口腔ケア、トイレの消毒清掃」である、トイレは使用前後に便座やドアノブを消毒して手洗いをする(p188)

    2021年10月23日作成

  • ★★★★
    今月9冊目。
    これは読んだ方がいいです。反ワクとかそういうのではなくて、理論的に意味がないということ。
    そもそも言われているエアロゾルではなくて実際は糞口感染という事。
    口の微細な傷からウイルスが入って便として出る、ノロと同じ感染経路。
    つまりマスクは無意味。
    コロナは血栓症ということ。
    政治家がいかに無能かということ。
    これは勉強になった

  • 2021年10月初版のコロナについての情報

    ゴー宣のコロナ論も鋭くて説得力があるけど、
    広く医学に携われている井上氏の見解が凄い

    日本のマスメディアは酷いけど、こういった本があるだけ救いなのかな

  • 帯裏
    なぜ、ワクチン接種が進んでも感染拡大が止まらないのか?

  • ●ワクチンを打つリスクとメリットは、あくまでも個人の判断によるべきなのに、「ワクチンで集団免疫を目指す」となると、他人のため、社会防衛のため、全体のためとなってしまい、簡単に全体主義が完成するのだ。ワクチンを打たないことが利己主義とみられる。
    ●集団免疫と言う考え自体が、もう半世紀前の教科書的な知識なんですね。今の現役の研究者や医師は、公衆衛生とか、防疫とか、集団免疫とか、ほとんど習ってないと思いますよ。発展途上国と違ってそういった感染症対策はもう必要ないと考えられてきたからで、何か怪しげな理論みたいに思っているんですよ。
    ●アメリカではファイザー製ワクチンの臨床試験に43,000人が参加しています。日本ではたった160人。アメリカ人には問題なくても、日本人に何か問題が起きると言う事は充分あり得ること。
    ●スパイクタンパク質そのものが毒なのではないか?結合しただけで細胞を殺してしまうと言うことが起こり得る。
    ●筋肉がスパイクタンパク質を作りやすいからそこに注射する。腕を動かすたびにリンパ系から静脈系に入って、血流に乗って全身に回る。mRNAは脂質膜に包んであるから、すぐに分解されずに長持ちして、卵肝臓や膵臓に行き卵巣にも行く。
    ●なぜ中国が遺伝子ワクチンを作らずに従来型の不活化ワクチンを作ったのか。遺伝子ワクチンが危ないと考えていたからなのではないか。
    ●白血球の中でも「カミカゼ細胞」と呼ばれる好中球。半減期は6時間位の寿命しかなく、活性酸素を出しまくって体を守る。
    ●ACE2受容体が多いのは、血管の内壁の細胞。それから小腸、大腸。つまり感染のメールとは、口腔内の傷から血液中に入り込み、血管の内皮細胞に取り着くと言うルートです。
    ●メインルートは糞口感染。ノロウィルスと同じ。
    ●通常のインフルエンザウイルスはシアル酸が受容体、喉や気道にたくさんある。ただ、直接肺炎を引き起こすのではなく、このウィルスが気道の表面の細胞を傷つけるため、肺炎球菌などの細菌に感染しやすくなって肺炎が起きると言う流れ。
    ●コロナの場合は、大量の血栓が肺の毛細血管で詰まる。この状態でCTをとると、スリガラス状の間質性肺炎像が映る。
    ●肺炎を普段なら少々詰まっても症状が出ないが予備機能を失うといきなり呼吸困難に陥る。そこからサイトカインストームが起きる。瞬間的に反応して、血液をどんどん固めて止血しようとする。あっという間に血栓が増殖して死に至る。
    ●中国のPCR検査は肛門から行う。彼らは腸にいるウィルスが問題であることを完全にわかっていてやっている。
    ●ヨーロッパにはペストに強い集団が生き残っていて、東アジアにはコロナに強い集団が生き残っている。
    ●PCR検査のct値を35くらいに下げよという通達が。
    ●民間でも医療機関であれば、検査で陽性になれば報告義務があります。しかしタピオカ家が転業したPCR検査屋さんの場合は報告の義務がないのでカウントされない。
    ●休業補償を出せと言っているが、補償じゃない、憲法違反なんだから「賠償」しろと言わなければいけない。
    ●政府側は指定感染症を外したい。厚生省医系技官が拒んでいる。

  • 新型コロナについて納得できる説明が書いてある。

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。1974年岡山大学大学院修了(病理学)。インド・ペルシャ湾航路船医(感染症学)。熊本大学医学部助教授(生化学)。Albert Einstein医科大学客員准教授(内科学)。Tufts大学医学部客員教授(分子生理学)。大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部教授(分子病態学)。2011年大阪市立大学(現・大阪公立大学)名誉教授(分子病態学)。宮城大学副学長等を歴任。現在、キリン堂ホールディングス取締役、現代適塾・塾長。腸内フローラ移植臨床研究会・FMTクリニック院長。おもな著書に『血管は揉むだけで若返る』(PHP研究所)、『新ミトコンドリア学』(共立出版)、『活性酸素と老化制御』(講談社)、『本当はこわくない新型コロナウイルス』『新型コロナがこわくなくなる本/松田学共著』(方丈社)ほか。

「2022年 『マスクを捨てよ、町へ出よう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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