同調圧力のトリセツ (小学館新書)

  • 小学館 (2022年11月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784098254422

作品紹介・あらすじ

群れずに、つながるコミュニケーション術!

不安がちで群れたがり、
集団からはみ出す人を攻撃しがちなのは、
日本人の特性だからしかたない…
と諦めてはいませんか?

たしかに、我々は、中途半端に壊れた「世間」に残る強い同調圧力や、
枠組みを疑わせない教育、親から受け取る価値観の呪いに縛られ、
コミュニケーションに悩み、息苦しさからなかなか逃れられずにいます。

しかし、同調圧力の正体や扱い方を知り、コミュニケーションのトレーニングをすれば、
孤立するでもなく、群れるでもなく
自分が一番心地良い距離で、社会と関わることもできるのです。

脳科学界の中野信子氏と演劇界の鴻上尚史氏が、心地良く生きるためのコミュニケーションについて語りつくす痛快対談です。


息苦しさから抜け出すいくつかのヒント

●気持ちいい情報は大体間違いと思え
●完全な自立はない
●他人の知恵を使うトレーニングをする
●コミュニケーションが得意とは、仲良くすることではない
●親からの受け取った価値観の鎧は脱げる
●枠組みを疑わせない教育から抜け出す
●不都合なことを脳のせいにしない
●エンタメで人生の避難訓練をする



【編集担当からのおすすめ情報】
終末モノの映画で危機管理を学んだり、
戯曲を言葉のやりとりの手本にしたりと、
エンタメを捉え直すことで
コミュニケーションのトレーニングができます。
息苦しく感じることも、
視点をすこしずらすだけで、
苦しさが軽減されるかもしれません。
そんな人生を少し楽にしてくれるヒントが
たくさんつまっています。

感想・レビュー・書評

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  • 中野氏の著作は、わりと読んできたつもりでいるが、対談ものを手にしたのは初めてだった。鴻上氏の引き出し方が良かったのか、中野氏の人柄が垣間見えるという単著ではあまり味わえない部分もあり、2人のコラボを面白く読了。同調圧力に息苦しさを感じている人や、コミュニケーション力の底上げをしたい人にはおすすめ。

    • workmaさん
      aoiさんへ
      未読だったので、読んでみたくなりました(^人^)
      本の紹介をありがとうございますm(。-ω-。)m
      aoiさんへ
      未読だったので、読んでみたくなりました(^人^)
      本の紹介をありがとうございますm(。-ω-。)m
      2022/12/18
    • aoiさん
      workmaさん
      コメント、フォローありがとうございます\(*^^*)/

      今回は冒頭から、ん?と違和感がありました。中野さんの人...
      workmaさん
      コメント、フォローありがとうございます\(*^^*)/

      今回は冒頭から、ん?と違和感がありました。中野さんの人となりが伝わってきて面白かったです(^-^)
      2022/12/18
  • 私にとっては学びが多すぎる。
    言われてみれば、同調圧力というタイトルで本が一冊かけるんだってこと自体にビックリ。

    時々遭遇してしまう事がある
    考え方の根幹を揺るがしてくるタイプの本。

  • 【中野信子サン】私達日本人は、分かりやすくて面白いことは、どこか他人に後ろ指をさされかねない、よくないことだと考える傾向がありますよね。 【鴻上尚史サン】それは小学校以来の教育に問題があると考えます。国語の教科書に載っている文章は、つまらないほど価値が高いと評価されている...ちなみに、活字離れの一番の原因は、異様に芥川賞の評価が高いこと。芥川賞は物語が面白いことより、文体で勝負。本を読み慣れたレベルの高い人達向け。直木賞こそ活字の面白さ、物語のも白さがあるんです。【中野信子サン】本屋大賞受賞作も好き。

  • 劇作家・演出家である鴻上尚史さんと、脳科学者である中野信子さんの対談本。タイトルにある「同調圧力」について語っている場面もあるものの、コミュニケーション全般について、鴻上さんが演出などの経験から培われた視点を、脳科学の観点からはどうなのか中野さんに質問する形が多い。
    鴻上さんは「世間」を家族や近しい人など自分の知っている人で構成されている世界、「社会」をその反意語と定義されており、「世間」を大切にしている日本人は「社会」との繋がり方が分かっていないのではと提起されていたのが面白かった。
    また、中野さんのお話で印象に残ったのは、97%もの日本人はセロトニントランスポーターが少なく、不安に陥りやすい民族であるということ。曰く、地震や台風などの災害が多く、不安を感じやすい人の遺伝子が残っていったのではないかと。
    そのほか、鴻上さんが紹介されていたものとして、アメリカの道徳の授業には「Tattling or Telling(告げ口か情報か)」と呼ばれるものがあり、いろいろな課題をどちらかに分けることで生命や身体に危険性があることは先生に言おうと生徒に教えているというのが興味深かった。
    タイトルから期待していた内容とは少し違ってはいたものの、お二人の知見、経験則に触れられて良かった。

  • うーむ、題名は本当に「同調圧力のトリセツ」でよいのだろうか?同調圧力のことはチラホラ書いてあったけど、対処法についてあまり書いていないように思えた。「脳科学についての対談」という題名なら頷ける。

  • 自分とは異なる価値観や考え方を持つ他人の立場に立って相手が何を考えどう感じているのかを想像する力であるエンパシー。エンパシーを高めて行くことでコミュニケーション能力が高まり人との信頼関係に結び付いて行く。優れたアート作品を観ることによって世界の多様な見方を知ることが出来る。アートが自分の見方の世界を広げてくれる。美の追求は見極める目を育ててくれる。

  • ふむ

  • いちよ、読みましたが起票する事はない。

  • わかりやすい言葉で丁寧に書かれていて面白かった。誰かを見下すような感じもないし、鴻上さんの世間と社会に関する考え方も興味深く、自分が心の片隅に思っていたことを言葉にしてくれる感じです。

  • 見返し
    日本は、集団で作業するコメ作地域で、地震や台風などの災害も多い。
    そのため集団性を重視し「同調圧力」が強くなる傾向がある。
    現在も、多くの人が、同調圧力に悩み、枠組みを疑わせない教育や親から受け取る価値観の呪いに縛られ、息苦しさから逃れられずにいる。
    しかし、同調圧力の正体や扱い方を知り、コミュニケーションをトレーニングすれば、孤立するでもなく、群れるでもない自分が一番心地良い距離で、社会と関わることができるのだ。
    脳科学と演劇の垣根を越え、生き方をさぐる痛快対談。

  • 両氏の本を初めて読みました

  • ◆大人のコミュニケーションは「群れずに、繋がる!」◆
    人と違うことに敏感になって、大勢の意見に賛成(心から賛成している訳ではないけど)することはありませんか…「どうすればうまくコミュニケーションがとれるのだろう」と悩むこともあるでしょう。著者のこの言葉が心に残りました。「コミュニケーションが得意というのは、誰とでもすぐに仲良くなれること」ではなく「コミュニケーションが上手いというのは、もめた時になんとかできる能力がある人です」。

  • 2023.05.13 朝活読書サロンで紹介を受ける。

  • 列挙されている同調圧力の具体例には頷けた。他人に同情する気持ちのシンパシー、相手の立場を想像できるエンパシー、共に苦しむコンパッション。この三つを念頭に人間関係を育んでいきたい。

  • ●「世間」とは、現在もしくは将来の自分に関係のある人たち、学校のクラスメイトや会社の同僚、地域のサークルや親しい近所の人など自分が知っている人たちによって作られている世界です。反対語は「社会」。現在も未来も何も関係のない人として構成された世界です。今この「世間」がどんどん壊れてきている。
    ●好きなことをやって生きていても、好きなことをやらずに生きていても、人生の苦しみはそれほど変わりません。「楽しい」の表現のドーパミンの快感は、貧乏だろうが富裕層だろうが、脳がホモサピエンスものである限りそう変わらない。
    ●日本人に多いセロトニントランスポーターの少ない人。不安になりやすい民族と言うことになる。災害などのリスクが多い国なので、危険に対してきちんと備えられる不安傾向の高い人が生き延びやすかったのではないか。
    ●仲間を認知するためのオキシトシンと言う物質は、他人と近い距離に長くいたり、一度でも握手のような接触があった場合に、仲間だと認識して絆をつくります。でも不思議なことに、同時に妬みの感情も強めるんです。仲間のルールに従っていない人、仲間だから我慢しなさいと言う圧力をかけてしまう。これが「同調圧力」の正体だと思っています。
    ●米作文化。麦より米の方が作るまでのステップが多く、抜け駆けは許されないので、みんな一緒にやりましょうという人しか生き残らせてもらえなかった?
    ●論破する事は気持ちが良いことではあるんでしょう。でも本当に有利な交渉は100対0で勝つことではなくて、51対49で辛くも勝って相手に花を持たせつつ、恨みを残さないことです。
    ●英語には「そこをなんとか」みたいな言葉が存在しない。日本独自。

  • .
    「同調圧力の正体や扱い方を知ってトレーニングすれば、心地良い距離で社会と関わることができる」とある。「ほんまか?」まずはその主張を受けとめてみたい

    #同調圧力のトリセツ
    #鴻上尚史
    #中野信子
    22/11/24出版

    #読書好きな人と繋がりたい
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    #読みたい本

    https://amzn.to/3K8OvUB

  • 知能指数の高い人たちの考えている事はよくわからないなぁ、と言うのが率直な感想。
    共感出来る箇所は非常に少なかった。
    それと鴻上氏の言ってた「生きるとは演じること」という持論には大反対。生きるとはありのままの自分を曝け出す事だと思う。

  • 現状維持バイアスをかけていないか?
    枠組みを疑って、可能性の幅を拡げていく。

    一番言いたいことはなんだろうと考え感じる。

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著者プロフィール

鴻上尚史(こうかみ しょうじ)
作家・演出家。愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。
1981 年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、数多くの作・演出を手がける。
これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。舞台公演の他には、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。また、俳優育成のためのワークショップや講義も精力的に行うほか、表現、演技、演出などに関する書籍を多数発表している。桐朋学園芸術短期大学名誉教授。 昭和音楽大学客員教授。四国学院大学客員教授。

「2025年 『サヨナラソング 帰ってきた鶴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鴻上尚史の作品

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