シニアエコノミー 「老後不安」を乗り越える (小学館新書 460)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098254606

作品紹介・あらすじ

超高齢社会を活性化させる「逆転の発想法」

人口減少が進む一方で、総人口に占める65歳以上の割合が過去最高を更新し続ける日本。世界断トツの「超高齢社会」には課題が山積している。

だが裏を返せば、シニア世代の問題を解決することは大きなビジネスチャンスにつながる。日本の個人金融資産の6割以上はシニア層が保有しているからだ。この資産を日本の未来のために活用するにはどうしたらいいか──。

1000人以上の起業家を育てた「構想力の伝道師」が“日本の最有望市場”を解説。超高齢社会を活性化させ“シニアがキャッシュを生む”方法を伝授する「逆転の発想法」。

[目次より]
はじめに──シニア世代こそ問われる「君たちはどう生きるか」
序章 「衰え続ける日本」のためにできること
第1章[シニアビジネスの発想法]
最後に「いい人生だった」と思えるか
第2章[マスからパーソナルへの転換]
「ソロ社会」日本の未来予想図
おわりに──定年後も「やりたいことは全部やれ!」

本書は、世界的経営コンサルタントの大前研一氏が主宰する経営者の勉強会「向研会」での講演と、週刊ポスト連載「ビジネス新大陸の歩き方」をもとに再構成。さらに、シニア世代が目指すべき生き方を論じた「はじめに」「おわりに」を書き下ろしで加筆しています。

【編集担当からのおすすめ情報】
最後に「いい人生だった」と思えるかどうか──本書が問いかける主題の1つです。著者の大前氏は、シニアビジネスを構想する際の要諦として、「儲けよう」という発想ではなく、シニアに「いかに満足してもらうか」を最優先に考えるべきだと説いています。

その背景にあるのは、誰もが最後に「十分満足だった」と思えるような生き方をすべきだという人生哲学であり、それを実現するためにはまだまだ新たな商品やサービスを構想できるはずだという信念です。

シニア世代も、現役世代も、そして子供たちも、未来に希望が持てる経済の実現へ――大前氏の「シニアエコノミー」講義をぜひご一読ください。

感想・レビュー・書評

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  • 「老人」より「シニア」の方が呼ばれ方としてはいいかな。
    ①老後不安をなくす
    ②資産からキャッシュを生み出す
    ③人生の楽しみ方を教える

    • コルベットさん
      zhongxiaさん、こんばんは。いつもありがとうございます。シニアの方の経験と知恵は、若い世代にとって本当に貴重だと思います。人生の楽しみ...
      zhongxiaさん、こんばんは。いつもありがとうございます。シニアの方の経験と知恵は、若い世代にとって本当に貴重だと思います。人生の楽しみのひとつとして、これからの若い世代を育てる取り組みもぜひ♡(*‘ω‘ *)
      2024/08/09
  • 久々の大前節、といっても既視感がある。
    それもそのはず、あちこちで大前さんが掲載している記事の寄せ集めだからだ。
    だからと言ってこの新書の価値が下がるものではない。
    この新書によれば、というかあんけーとによれば、だが、
    60歳以上をしにあというらしい。
    そうなると私もシニアになってしまう。
    先日シニア同士の結婚パーティに参加したばかりなので、シニアとは何ぞや、
    ではあるが。
    大前さんはシニアは働いて、お金を使え、と言っている。
    この新書で言い出したわけではなく、ずっと前から。
    死ぬとき3000万の貯金を残す、なんて、それはシステムが悪いということ。
    大前さんの案のような新種の生命保険でも何でもいいから、
    貯金ゼロで安心して死ねるような仕組みを作ればいいのだ。
    北欧のような高福祉高負担は無理だろうが、日本もすでに高負担。
    ここにどう高福祉を持ってくるのか。
    次世代の子供たちにすら満足に食事、教育もできないような国が、、、

    だからこそ成長が必要で、そのために死ぬとき3000万、の貯金を吐き出させる、
    これが必要になる。
    鶏が先か卵が先か。

    子どもを産みやすくするのは戸籍制度の撤廃。大前さんの言う通り。
    マイナンバーカードなんていう前時代的なシステムを押し付けようとする今の
    思考停止な政府には無理だろうなあ、、、

    いえるのは、シニアが健康で働ける世の中が必要、ってことだ!

  • 20年先輩の大前さん、働き盛りの頃は著作を思考の参考にさせてもらった。時代は代わり大前視点もシニア生活に。そこを歩き始めた僕に参考になることがありそうなので読みたい

    #シニアエコノミー
    #大前研一
    23/10/2出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3tfNjZc

  • 体感として何となくわかっていたつもりでも、ここ迄お一人様世界が広がっているとは、人生設計や自分の仕事に生かせるヒントが散りばめられていて衝撃的でした。

  • <目次>
    はじめにシニア世代こそ問われる君たちはどう生きるか
    序章衰え続ける日本のためにできること
    第1章シニアビジネスの発送法ー最後にいい人生だったと
    第2章マスカラパーソナルへの転換ーソロ社会日本の未来予想図
    おわりに定年後もやりたいことは全部やれ

    凡庸
    変化なし
    ブレないなあ

  • シニアの2000兆円と言うサウジアラビアの原油100年分のマネーに対しての使い道の具体策(生活、医療、介護、エンディング)の解説は分かりやすかった。また、今後のソロ社会に対しての施策(一人旅、ソロキャンプ)またパーソナライズされた商品、サービスのサブスク等も学びとなった。さらにはあんとグループのマーケティング、シーインのネット通販等も今後の肉ビジネスモデルを考える上で参考になった。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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