パラリンピックと日本人 アナザー1964 (小学館新書)

  • 小学館 (2024年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784098254750

作品紹介・あらすじ

障害者スポーツの土台を作った人々のドラマ

1964年の東京パラリンピック。
障害のある人が社会の隅に追いやられていた時代、開催1年前に突如「選手」として集められた傷痍軍人や療養所の患者たちは、大会に出場することで「自立」への一歩を踏み出す。

その裏には、「日本の障害者スポーツの父」と言われる中村裕医師や、会場で外国人選手をエスコートした“元祖ボランティア”の語学奉仕団、その結成に深く関わり、その後も障害者スポーツをサポートした美智子妃の存在があった。

これは日本の障害者スポーツの土台を作った人々の物語だ。
60年前のパラアスリートや関係者の声が、2021年の東京大会、2024年のパリ大会、その先の「未来」へと問いかけることとは――。

日本の「スポーツ用義足」の第一人者・臼井二美男さんのインタビューを収録。

【編集担当からのおすすめ情報】
高度経済成長下の1964年、日本中が東京オリンピックに沸く一方で、パラリンピックは人知れず開かれた大会でした。
当時は、障害のある人が表に立つ機会はほとんどなく、自身も人前に出ることに抵抗があったと言います。

そんななか、選手として出場したのは傷痍軍人や療養所の患者たち53人。彼らは大会を通して自信をつけ、自らの人生を変えていきます。

それから60年が経った社会はどう変わり、何が変わっていないのか。60年前のドラマが、現代にも通ずる問いを投げかけてくれます。


※本書は2020年に刊行された『アナザー1964 パラリンピック序章』に、追加取材で新章を加筆した新書版です。
同書は毎日新聞(2020年4月22日付)、朝日新聞(同4月25日付)、産経新聞(同5月31日付)、日経新聞(同5月9日付)、読売新聞(同6月28日付、2021年8月20日)をはじめ、各メディアで紹介されて話題となりました。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

稲泉 連(いないずみ・れん):1979年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年に『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で大宅賞を受賞。主な著書に『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)、『アナザー1964――パラリンピック序章』(小学館)、『復興の書店』(小学館文庫)、『サーカスの子』(講談社)などがある。

「2023年 『日本人宇宙飛行士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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