気になる子がわくわく育つ授業 成功事例編 LD・ADHD・アスペルガー症候群

  • 小学館 (2009年1月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784098373833

作品紹介・あらすじ

特別支援教育の全国の学校の成功事例を紹介

2006年6月に刊行し、特別支援教育界の大ヒットになった『LD・ADHD・アスペルガー症候群 気になる子がぐんぐん伸びる授業』(品川裕香/著)の続編。LD(学習障害)やADHD(注意欠陥/多動性障害)などのある子への支援をするために、2007年4月から「特別支援教育」が本格実施されました。診断名が一人歩きしたり、表層的な対応を示唆したハウ・トゥ本が数多く出版されたりして、教育現場は混乱しています。本書では、特別支援教育の最新状況と課題を整理した上で、全国の自治体、学校での成功事例を紹介しています。成功事例ごとに4コママンガを入れて、わかりやすく読めるのが特徴です。

感想・レビュー・書評

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  • この本がそのまま適用できると安易には考えられないが、成功事例があるだけでも勇気づけられる。この本を基に、試行錯誤しながら実践する態度が求められそうだと感じた。

  • P129まで読んだ。良い本。

  • 第1章、第2章
     衝撃的な事例を提示されてて、このままではいけない、という危機感を持たせられます。(ちょっと鼻につくのは筆者の本を2~3冊続けて読んだからかも)
     要すると、「そのままでいいよ」と保護しているだけだと、将来どうしようもなく行き詰まってしまいますよ、ということ。
     あと、個別指導も大事だが集団作りを大切にする。というのも筆者の一貫した主張です。

    第3章は、必要に応じてご覧下さい。

  • これまで、「特別支援教育」という視点がここ数年で一気に広がり、様々な書籍が本屋にも並ぶようになった。

    その中で、この本は、一歩先行く特別支援教育の本といえるだろう。

    「特別支援教育」が広まってきた現場で起きている状況をまず分析し、その上で未来の特別支援教育にとって必要なことを事例ベースで書いている。

    特に「ラベリング」することの弊害、個だけでなくまず全体を安定させること、医学モデルに固執しすぎて子どもの実態が見れなくなるなど、自分自身も教師として気をつけなければならないことがたくさんあった。

    成功事例集はマンが付きで書かれているので読みやすく、困った時のリファレンスとしても活用できそうだ。

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著者プロフィール

教育ジャーナリスト、(株)薫化舎取締役副会長・発達性ディスレクシア研究会副理事長
『怠けてなんかない! サードシーズン 読む書く記憶するのが苦手な子どもたちが英語を学ぶとき』(岩崎書店、2020年)、『働くために必要なこと:就労不安定にならないために』(筑摩書房、2013年)など多数。読み書き困難等発達課題のある児童の指導を行う薫化舎らんふぁんぷらざ統括責任者HP:www.kunkasha.com

「2021年 『学習障害のある子どもが第2言語を学ぶとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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