齋藤 孝の音読破4 五重塔 (齋藤孝の音読破 4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 12
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098375844

作品紹介・あらすじ

ことばを身体全体で楽しみ、脳が活性化する音読。日本語の至宝ともいうべき文学作品を音読しながら読破する音読破の第四弾です。江戸の職人の気風、言葉と行動をみごとな文体で描く作品を音読破でお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 音読するには、結構難しい。
    が、やりがいがある。
    内容は、全く違う性質を持つ職人たちのぶつかり合い。
    それぞれの職人気質が興味深い。
    その女房の様もいい。
    人情と粋を感じる。

  • きっかけは青木玉(祖父に幸田露伴を持ち、露伴の娘幸田文の長女)のエッセイ「上り坂下り坂」 の中に、祖父の作「五重塔」のことが記されていて、24−5歳の若くしなやかな筆づかい、着想は谷中天王寺の五重塔(昭和32年に焼失)とあり、「五重塔」の面白さがあった。
    昔読んだことがあったと思ったが、ひさしぶりに手にして見、最初の方の文章を読みながら、少し手こずった。すんなりと文章が胸に入ってこない。表面づらだけがすべるようで上っ面だけの感。ちょっとまてよこんな筈ではなかったと思いつつ、其五の大工の十兵衛が感応寺を訪れるあたりからにわかにすっと文章が入ってきだす。その後はなんとも言えずトントンと小気味の良い文調、声を出して読むのが適するところとなる。また、人物像が巧みでその描写も素晴らしい。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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