算数と国語を同時に伸ばす方法 (教育単行本)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098401482

作品紹介・あらすじ

算数ができれば国語もできる!

高校レベルの計算ができるのに、小学校の文章題が解けない子。
算数の文章題を前に「たせばいいの、ひけばいいの」と迷う子。
「国語にはきちんとした解き方がないから感覚で解く」と言う子。

どうして、算数の文章題と国語の読解問題ができないのでしょうか?
考える力、試行錯誤する力、論理力がないからできないのです。

暗記力、計算力に頼っていては必ず行き詰まります。
算数にも音読と辞書引きが必要です。
国語にも論理力、理詰めで解くことが求められます。


考える力・試行錯誤する力・論理力は、勉強だけに必要なのではありません。
人生のレールを自ら作り出し、切り開いていくために絶対に必要な力です。

そのために親がしなければいけない最も大切なこととは・・!?
それさえあれば、子どもは学ぶ意志を貫き、強く生きていくことができます。
親の収入や学歴で子どもの人生は決まりません。

無試験先着順にも関わらず、最終在籍者のほとんどが、開成・麻布・栄光・筑駒・桜蔭などの最難関中学に進学という実績を持つ著者が、算数と国語を同時に伸ばす方法を大公開。
巻末には「算数と国語を同時に伸ばすパズル」を掲載します。

感想・レビュー・書評

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  • 宮本先生の本はこれで3冊目。この本は教育論から具体的なところまで載っていて、1番分かりやすかった。
    特に分数の割り算のところ。私もことばでは理解できてなくてビックリ。この歳になってようやく分数の面白さを体感した。笑


    子どもが勉強を通して磨く力(言葉の力や考える力)は生きる力であって、それを忘れてはいけないなと思った。


    面白かった。また読み返そうと思う。

  • [読書]4 算数と国語を同時に伸ばす方法 宮本哲也(2014)

    第一章 大前提 算数も国語も自分の頭で考える
    第二章 国語で算数を解きほぐす
    第三章 算数で国語を読む
    第四章 よく考えることは、よく生きること

    1.2年前にふらっと寄ったブックオフでタイトル買いして積読していた本。
    算数塾の先生が受験生の親に向けて書いた本。思ってたんと違った!
    けど、親を教員と変換して読んでみた。

    家庭の教育力が低下していると言われる昨今、小学校の先生って、親みたいなもんだもんなぁ。
    「ほうほう、こういう考え方や接し方が大事よなぁ」って勉強になることがたくさんでした。
    「親として正しい応援のやり方は、子ども本人の意思による、目標に向かっての挑戦を応援することです」
    現代の子どもたちに、「子ども本人の意思」の余白があるだろうか。
    どうにかして作っていきたいなぁと改めて思ったでにゃんす。

  • そこそこ参考になる本でした。算数の問題も音読する、というのは確かに効果的だと思います。

  • 正しく発問し、語彙や言葉の関係を学ばせることが、子供が物事を考えるようになるキッカケとなる。

  • 国語も算数と同様に論理的を解くことができるという内容です。
    ”論理的に”文章を読み解く方法について具体的に詳しく説明がされています。
    後半部分は、タイトルと関係がなく、著者の教育論が述べられています。
    内容には納得しますが、期待していた内容は本の半分しかなくて残念でした。

  • 暗記や単純な計算問題では考える力はつかない。
    算数の目的は考えること。

    観点は違っていても、同じ答えに行きつくことは、世の中にはたくさんある。算数を通して、子どもは「一つの答えに行きつくまでに、いろいろな考え方ができる」ということを学ぶことができる。

    算数に限らず習っている、いないという境界を作るクセがつくと自分で考えなくなる。

    算数や数字に親しむことで、物事を客観的に捉える力を養うことができる。


    文章題でのつまづきは文章が読み取れていないか、数量関係を把握するための条件整理ができていない。

    図形センスは経験。折り紙やブロックで遊ぶ。
    図形は補助線が大切。紙を動かして方向を変えるとどこに補助線を入れたら良いかわかることがある。この作業は図形の問題だけでなく、物事を違う角度から見る力を養うことができる。

    国語力は日本語の正しい知識と理解、それを使って論理的に考える力。


    問題を解くことは登山に似ている。

    アエラなどのビジネス雑誌を読ませると良い。

  • 結構面白い

  • 算数の問題も音読する。
    分数を言葉にする。
    算数が出来れば国語も出来るはず。
    お母さんが先回りして子供の世話を焼かない。などなど。

    自分の子供が大きくなったので響かないだけかもしれないが、やや散漫な印象。いいこと書いてあるけど、手許に置いて繰り返し読もうというほどではない。
    本はサラッと読んでドリル実践するのがいいかも。

  • 昔、著者の「強育論」を読んだことがあるが、いやぁ、丸くなったなぁ、と感じる。国語について書いているのが新奇ではあるが、まぁ、算数の方が著者の長い講師経験に根差したもので了解しやすい。その他、著者の学生?時代の彷徨にはちょっと驚いた。

  • 「算数と国語は同じ」にあまり言及していない。子供の自立を促す教育論の展開。ただ、国語も算数も論理力。それを鍛えろ。


     巻末にSPIのような論理パズルがついている。これいいな。たぶんルールも何も教えずに、「はい、やれ」っていうのが大事なんだろうな。子供を「脳味噌筋肉痛」にさせるような授業してーなー。

     日本の教育で大事なのは「子どもの自立」よりも「親の子離れ」だ。やはりここでもそういう結論だ。
     
     私の学習塾でも教えていて、ダメな子の共通点は「自力でやらない」という点にある。

     家庭が悪いとよく言うが、家庭の何が悪いかは言えない人も多いが、これを読めばわかる。「子どもの自力でやる場面を奪うな。」ということだな。

     ただ、愛情不足になるのと勘違いする奴がいるからな。そこが難しい。やっぱ親に論理力が足りないとつらいよな。

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著者プロフィール

宮本算数教室主宰。無試験先着順の入室にもかかわらず、卒業生の80%は首都圏トップ校に進学する。教室の教材を書籍化した『賢くなるパズル』シリーズが大ヒット。

「2021年 『ににんがし!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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