子どもが中心の「共主体」の保育へ 日本の保育アップデート!

  • 小学館 (2023年9月13日発売)
4.33
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098402328

作品紹介・あらすじ

これからの保育について一緒に考えましょう

「共主体」という新しい言葉でこれからの保育について一緒に考えてみませんか?
「共主体」とは、簡単に言えば、子どもの主体と大人の主体がバランスよく共存して、共に学び合う関係にあること。

第1部では、「主体性って何なの?」「子どもとかかわるときの心構え」「バランスをとって共主体へ」などをコミック形式(約40ページ)でわかりやすく解説。たとえば、一斉保育・自由保育。どちらか一方ではなく、「子どもを中心にバランスを取って、一斉保育&自由保育でいきましょう」と提案しています。
第2部では、大豆生田啓友先生(玉川大学教授)、無藤隆先生(白梅学園大学名誉教授)、遠藤利彦先生(東京大学大学院教育学研究科教授)と一緒に、「共主体」の保育をいろいろな角度から話し合いました。その内容をイラストつきで理解しやすく構成しています。
第3部では、領域別(自然環境教育、音楽教育、身体活動、性教育、表現活動など)に各分野の専門家による理論を聞いたり、実践例を紹介しています。実践は、写真やイラストを使い、共主体的な関わりのポイントをお伝えします。



【編集担当からのおすすめ情報】
好評の本『日本が誇る! ていねいな保育』『日本版保育ドキュメンテーションのすすめ』のマメ先生こと大豆生田先生とおおえださんのコンビがおくるこの1冊。雑誌『新 幼児と保育』に3年間連載した人気企画の単行本化。描き下ろしコミックは特におすすめです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大豆生田啓友先生監修の本をもう1冊。現代の保育・教育のありかたについて書いている、わかりやすいのに深い本。教科書や教育要領に頻出ワードをちりばめながらもとても読みやすく理解が深まる!漫画仕立ての効果か、文章で読むと上滑りしてしまいがちな言葉も距離感が縮まって読みやすいなと思いました。「主体的に」と「主体性」の違いなど読み飛ばしてしまっているので、言われて目から鱗。「配慮の主体性」という考えもとても頷ける。あと大人と子どもの世界をフラットに並べて理解するというのもとても良い(私はまだまだ上から…になりがち)。漫画に出てくる先生方は、子どもたちの予測の付かない言動に高速で脳内シミュレートして対応しているその素晴らしさ!後半の実践紹介も勉強になります。幼児教育って結構普遍的なことを扱うので、事例もさらっと読み流してしまいがちだったのですが、だんだんと引っかかりどころがわかってきたような気がします。

  • 【 子ども主体の正体 】
    子どもにいいのは一斉保育?自由保育?
    どちらにしても「子どもが幸せ」ならいいじゃない。

    「子ども主体」に悩んでいる方はぜひ読んでほしい!
    保育者それぞれが思い描く「子ども主体」。
    保育者同士で「どっちが正しいのか」とぶつかりあうのではなく、「共主体」という考え方を知って、話し合うことが大切と学びました。
    一斉保育は悪いことなのだろうか?という疑問も、これを読んで納得することができました。

全3件中 1 - 3件を表示

おおえだけいこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×