100日後に死ぬワニ (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098501250

作品紹介・あらすじ

日本中が見守った100日間、待望の書籍化

あたりまえ。だから、愛おしい。

1匹のワニの、なんでもなくて、かけがえのない
毎日の記録をぜひお楽しみください。

Twitter 累計1000万いいね!超えを記録した100日間の本編に加え、
0日目や100日後の後日譚など、ここでしか読めない
描きおろしも28ページ収録!

感想・レビュー・書評

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  • ツイッター上で発表されていたこの作品で、ワニが亡くなったのは3月20日。
    世間が「コロナもう大丈夫じゃね?」と警戒を少し緩めた頃だ。

    今、読み返すと、「桜咲いても花見なんかしてると死ぬぞ」と言うワニからの切実な警告の様に読めなくもない。まあ、結果論ですが。

    ワニの死は100日目に突然やってきた。
    最近読んだ「美しい距離」におけるがんの妻の亡くなり方(準備期間がある死)とはまるっきり対照的だ。
    それに、コロナの志村けんさん...

    様々な死があって、我々は不可逆的にそれに向かって生きている。
    どんな死に方であっても後悔のない人生って、どう生きていけばよいのか。
    難しい…

  • タイトル通り 本当に100日後には死んじゃいます
    あまりのあっけなさに 
    あ 本当だったんだと・・・
    それは まるで流れる雲のように
    痛いところ 辛いところを切り取った
    ふんわりとした それでいて
    バッサリと切り捨てられた死

  • 十年後の読者がこのマンガを読んだとしても、なぜこれが炎上しなければならなかったのか、おそらく理解できないだろう。無名の作者がツイッターで作品を投稿し、それがしだいに注目を集めて話題になる。そしてLINEのスタンプになったりグッズが販売されたり、ついには書籍化や映画化までされる。こうした一連の出来事は、ごくありふれた、普通に起こっている出来事である。それが非難の的になってしまったのは、一言でいえば情報公開のタイミングが悪すぎたのである。
    とくに、大物アーティストとのコラボ動画や、映画化決定の告知が、連載終了に合わせてオープンされたのはまずかった。このふたつによって読者は、すべては最初から筋書きがあって、自分たちは掌の上で踊らされていたのではないか、という疑念を感じずにはいられなかった。もちろん、どこまでがあらかじめ予定されていたのかはわからない。しかし、アーティストとのコラボは事務所関係などを含めてある程度の日数を必要とするだろうし、映画化は単に「決定した」だけだとしても、そこに大掛かりな背後関係を想像してしまうのも無理はないだろう。電通案件という噂の真偽は知らない。もし電通が関わっていたなら、「もっとうまくやれよ」と思うだけである。要するに、これを失敗ととらえるなら、作品としての失敗ではなく、ビジネスとしての失敗である。
    では、純粋に作品としてはどうか。このマンガが話題になった大きな理由は、主人公のワニが題名に反して一向に死にそうな気配がないからである。大きな事件が起きるわけでもなく、病気などのわかりやすい不幸もない。描かれているのは平凡な日常で、お金はないけれど日々それなりに楽しく過ごしています的な、何ということはないストーリーである。だからこそ読者は、「このワニは本当に死ぬのだろうか?」と目が離せなくなってしまったのだ。
    連載当初からの私の率直な感想は、「このワニがもうじき死ぬとしたら、私も死ぬのではないか?」というものだった。だって、マンガに描かれている内容は、私の毎日とそれほど変わらない。ワニに死が訪れるとしたら、私にも訪れない理由がどうしてあるだろう。この作品が、死が身近にあることを想起させて、間接的に「生きる」ことを考えさせる、いわゆる〝メメント・モリ〟だとしたら、その目論見は成功だったと言える。少なくとも、私はまさに「思う壺」だったからである。

  • すごい最後だった!

  • 一時期流行ったので読んでみました。
    確かに面白い。
    しかし、読んだ時期が悪かったんだと思います。
    星4つになってしまいました。
    あくまで個人の感想です。

  •  ワニくんが死ぬのがわかっていて読むから、何でもない日常が愛おしい。
     
     私たちの毎日も、かけがえのない一日だね。

  • なんでもないワニの日常。
    1日の重さが伝わってくる。

  • ・1日、1日、仲間達との時間を大切にしようと思った


  • む、むずかしかった。
    想像力がモノを言うというか、
    行間を読ませるのかな。
    そもそも、4コマって、そういうもんかな。

    生きるって、じかんを使うことなのだと、
    そして日々のひとつひとつが愛おしいんだと、ほのぼの教えてくれます。

  • ワニ。

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著者プロフィール

1986年東京都生まれ。
主な作品に「100日後に死ぬワニ」「どうぶつーズ」などがある。

「2020年 『絵本版100にちごにしぬワニ1にちめから30にちめまでの13にちかん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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