葬送のフリーレン (5) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098506347

作品紹介・あらすじ

魔法使いの歴史を紐解く後日譚ファンタジー


魔王を倒し、歴史に名を残す魔法使い・フリーレン。

魂の眠る地(オレオール)を目指す旅を進む為に、

魔法使い試験を受けることになります。

新たに出会う、一筋縄ではいかない魔法使いたち――

物語は、各々の信念と覚悟を表出していく。

英雄たちの“歴史”を紐解く後日譚(アフター)ファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • フリーレンのひ孫以上の人間との一級魔法使い試験開幕。ライバルは受験者というより試験官などの運営だ。
    フェルンがすぐヘソを曲げるようになった。これもフェルンにとって二人との旅が心地よくなった証なのかな。

  • 一級魔法使いの試験。
    新たな魔法使いのキャラクターがたくさん登場。
    みんな魅力的!!

    "ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ。"
    深い言葉だ!!

    そして物語は一級魔法使いの第二次試験へ。

  • 仕事上の必要があって、既刊1~5巻をまとめ読み。

    いやー、これは面白い。
    私のようなオッサンが読んでもハマるだけの強い魅力がある。「マンガ大賞2021」大賞受賞など、すでに数多くの栄誉に輝いているだけのことはある。

    主人公は、とてつもなく長命の「エルフ族」の魔法使い・フリーレン。すでに1000年以上の歳月を生きた彼女(見た目は少女)は、大魔法使いフランメの弟子でもあり、圧倒的な魔力と技術を誇る。

    そのフリーレンが、勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼンの3人とともに、10年を費やした冒険の旅で魔王を倒し、凱旋するところから物語は始まる。

    半世紀後、フリーレンは3人と再会を果たすが、年老いたヒンメルはほどなくして亡くなる。
    そのときフリーレンは、〝人間の寿命は短いとわかっていたのに、なぜもっとヒンメルのことを知ろうとしなかったのか〟と悔い、人間を知るための旅に出る。

    途中、「魂の眠る地(オレオール)」に行けば死者とも対話できることを知り、フリーレンは弟子の魔法使いフェルン、勇者シュタルクとともに、その地を目指すことになる。

    通常の異世界ファンタジーなら魔王を倒すまでの道のりが描かれるところを、倒したあとの後日譚を描くという、ユニークな構成がとられている。

    魔法飛び交う異世界ファンタジーではあるが、人の命の儚さが底流のテーマになっており、切なさと深みがある。ふいに切り込んでくる笑いの要素も、大きな魅力。
    小さなコマもゆるがせにしない、丁寧で美しい作画も素晴らしい。

    もうさんざん言われていることだろうが、『葬送のフリーレン』と『不滅のあなたへ』(大今良時)には共通項が多い。

    2作とも、少年誌連載の異世界ファンタジーの人気作であり、不死もしくはそれに近い存在の主人公から見た「人の命の儚さ」がテーマとなる。同時期に2作が並び立つのは興味深い。

    でも、私は個人的には『葬送のフリーレン』のほうが好きだ。好みの問題ではあるが……。

  • ザインと別れ、一級試験を受けるフリーレンとフェルン。班が分かれちゃって心配だったけど、どっちも平常心で活躍できていたのでさすがだった。
    ここに来て一気にキャラが増えてちょっと戸惑うが、魔法使いにも色んな人がいるんだなぁ。フリーレンの班の子は喧嘩してたから心配だったけど、幼なじみで息はぴったりだった。
    新キャラとしてはおじいちゃんのデンケンと意外と情に厚いヴィアベルが好き。魔法使いの試験だからシュタルクの出番がずっと無いのが少し可哀想。

  • 1巻から思っているけどなんて味わい深い漫画なんだろう。今までにないタイプの作品だと思う。

  • 魔法使い試験がはじまりました。
    バトルものみたいな展開になったら
    ワタシ的には、ちょっとつまんないなぁと
    思っていたのですが。

    シュタルクは別行動で、フェルンも別チーム。
    メンバーが別れたことで逆に
    フリーレンの魔法に対する考え方とか
    他の魔法使いたちの
    それぞれの考え方とかがわかって
    やっぱりおもしろかったです!

    全体的に、なんとなくノンキ感がある。
    そこも好きです。
    あと、やっぱヒンメル…いいね。

  • 試験編。勇者ヒンメルとの思い出の場面も描かれ、一つ一つ丁寧に描かれている。が、少しちょっと飽きてきたかもしれません。フリーレンが長い時間に出会ったエピソードは4巻までの方が、お話のテンポも早くて、面白かったような。これまで刊行されていた巻が勢いがあって面白かった分、話が進むのを待って読んだほうがよかったかな。6巻読んでもう一度感想書き直すかも。

  • 旅を進むために、一級魔法使い試験を受けることになったフリーレンとフェルン。一次試験の課題は3人1チームでの隕鉄鳥の捕獲。音速で飛び、頑丈で、魔力検知できない鳥をどうやって捕まえるのか。

    捕獲するまでのプロセスはもちろん、捕獲した隕鉄鳥を奪い合う対人戦の要素もあって飽きさせない。もっと殺伐とするのかなと思ってたけど、さすがにそこまで熾烈ではなかった(死者は出るけど)。登場する魔法使いの新キャラたちもみんなキャラが立っていて面白い。試験が進む内に自然と深掘りされていくのがいいね。容赦ないと思われたヴィアベルのやさしさや、策謀家と思いきやまさかの魔法(物理)を繰り出す男前なデンケンなど、試験だけにしておくには惜しいキャラがたくさんいて今後が気になる。

    フリーレンの過去も重なってドラマを深める。魔法を使うのではなく、探し求める楽しさを感じること。それはまさに平和な世界での魔法使いの楽しみを言い表しているようでよかった。そして、ヒンメルはいつも少し顔を出すだけでカッコいいのがずるい(笑)

    「生きているということは誰かに知ってもらって覚えていてもらうことだ。」
    「…覚えていてもらうためにはどうすればいいんだろう?」
    「ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ。」

    この言葉がフリーレンの中で生きていて、さらに伝えていった仲間たち、救った人々の中で生きていく。ヒンメルは勇者だからじゃなく、覚えてほしいというただ一心で世界を救ったんだと思うと人間臭くてもっと好きになる。

  • 先に進むための、一級魔法使いになる為の試験。
    皆が何かの目的を果たすために戦っていて面白い。
    長く付き合えそうなキャラクターも出てきて先が楽しみ。

  • 王道の異世界ものですが他の作品と違う主人公の立ち位置。俺TUEEEEが苦手な人にもおすすめ。
    あとフリーレン好き。

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著者プロフィール

2009年、『クラスシフト』が週刊少年サンデーの「まんがカレッジ」で入選する。その他作品に、『名無しは一体誰でしょう?』『ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア』がある。20年、週刊少年サンデーにて作画のアベツカサとタッグを組み、『葬送のフリーレン』の連載を開始。同作は「マンガ大賞2021」の大賞を受賞し、大ヒット。23年にアニメ化を果たした。

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