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本 ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784098510306
作品紹介・あらすじ
この国を、再統一する――
文明崩壊後の近未来、再び戦国時代と化した日本を再統一すべく一人の青年が立ち上がった。
名は三角青輝。後に奇才軍師と称される彼の伝説が、いま始まる!!
【編集担当からのおすすめ情報】
ごっついスケールのSF大河ドラマ、始まりました。読んでや~
感想・レビュー・書評
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令和末期に端を発する核大戦や自然災害によって、日本は崩壊。文明は明治初期レベルまで後退し、軍閥が割拠する戦乱の時代となった。三つの国に分かれた日本で、その統一へと挑む青年の物語が始まる。
日本列島を支配する三国──大和、武凰、聖夷。その大和の司農官である三角青輝(みすみあおてる)は、東町小紀と結婚して幸せな日々を送っていた。昔から文献を読み漁り、地図を自分で作り、理屈屋で弁が立つ三角。その一方、小紀は曲がったことが大嫌いな直情型の行動派。そんな二人が暮らす愛媛郡へと、実質的に国家権力を掌握している内務卿・平殿器が視察に訪れた。
「血筋、性別に出身地、肌の色やルックスしかり、生まれつき与えられたもんには、なんの価値もねえ。そんなもんで他人にマウントを取る人間をウチは軽蔑する。己の価値は、己の手で作り出してくもんじゃ。」
あまりに理不尽な平一族のやり方に口を出してしまった小紀。権力は民も心も、あらゆるものを蹂躙する。二人を襲った悲劇。吹雪の中で、ただ静かに怒り、遠くを見据えながら一歩を踏み出す三角がカッコいい。三角の知識を、小紀からもらった勇気で行動に移す。それがいずれ日本を変える力になる。とんでもない熱量を秘めた瞳の描き方に息をのんだ。
三角は尊敬を集める豪傑・龍門光秀の仕官を望み、大和の首都・大阪へ。登龍門と呼ばれる試験に通り、己の知識を存分に活かそうとしていた。この龍門がとんでもない傑物というか、どうやってそれやったの?!と訊きたくなるフィジカル戦術をとってて笑った。登龍門ではライバルとして名門出の阿佐間芳経が登場。平一族に反感を抱きながらも、自らも血筋で持ち上げられている矛盾を三角が射抜く。家柄ではなく芳経の持つ“武”を初めて対等に評価したのが三角だったんだろうね。その三角が“武”を試す登龍門で、“知”を示すというのが最高。これはぼくも膝をつくしかない面白さ。
文明は後退していながら、現代の言葉や文化の名残があるというのもいいよね。ディストピア日本版三国志という感じになるのかな?プロローグは終わり、三角たちがいかに活躍するのか楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
う~ん?評価がムズい作品やねぇ(^_^;)
三国志のパロディともいえるけどねぇ? -
2025年1月18日(土)にゲオ三国本町店でレンタルし、同日読み始め19日(日)に読み終える。荒唐無稽でぶっ飛んでいて、思いっきりふり切れているところがなかなかよい。作者が好きなように描いているという感じで、作家の個性を作品を通じて知ることができるのはとても貴重な体験で、たいへん興味をそそられる。
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最近インスタの漫画紹介でふと見かけて読んでみたらめちゃくちゃビビっときたやつ。論理的な切り込みで道をひらくとこ、サブキャラも立ってて、展開もいい意味で「マジか」って急展開もあったり、凄まじい密度。出会えてよかった。先が超気になる。
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日本史が好きだから、ちがう日本史を追体験してるみたいで好き。
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めちゃくちゃ面白い。
ストーリー、キャラが良く、先が気になる展開。 -
めちゃくちゃ面白い!
松木いっかの作品





