これ描いて死ね (1) (サンデーCSP)

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  • 小学館 (2022年5月12日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ) / ISBN・EAN: 9784098511433

作品紹介・あらすじ

◎とよ田みのる最新作は、漫画家漫画!

漫画の可能性をひたすらに探究した前作
『金剛寺さんは面倒臭い』完結から1年8か月。
待望の新作は、漫画を描く歓びも苦しみも、
ぜぇ~~~~んぶを詰め込んだ、
漫画愛に満ち溢れた漫画浪漫成長譚!
漫画を愛する全ての人に届けッ!!


東京の島しょ・伊豆王島に住む
安海 相は、漫画が大好きな高校1年生。
長年活動休止状態の憧れの漫画家
☆野0先生がコミティアに出展することを
知り、東京都区内に旅立つことに…
そしてコミティア会場での
思わぬ出会いが相の人生を変える!

漫画家にはどうやったらなれるのか?
知っているようで知らない漫画創作の世界。
この物語は、その世界に続く“まんが道”へ
踏み出していく少女の物語。

漫画家を目指している人にも、
かつて目指していた人にも、
漫画が好きな人にはもちろん、
漫画を毛嫌いしている人にも、
漫画を読んだことがない人にだって
絶対に読んでもらいたい漫画の漫画ッ!!


ゲッサン本誌掲載時のカラーページを
単行本でもカラーで再現!

巻末には本作に実は深く関わる作品だった
「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された読切、
『デビュー』タイトル改めの『ロストワールド』を収録!

感想・レビュー・書評

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  • 一話目、二話目で号泣した。
    描いて良いんだよね。って再確認したよ…

    漫画を描こうとする女の子の話
    タイトルは彼女の師匠の言葉から

    藤田和日郎さん、諸星大二郎さん、手塚治虫先生まで、え?スティーブン・キングも??
    知ってる本や名前が出てくるのも楽しい。

    とよ田作品のリズムは、やはり健在で
    キャラクターはとても洗練されているのに
    温かみが残ってて好きです。
    (ラブロマ、フリフラしか読んでないので金剛地さんも読もうかな)

  • 待望の最新刊です。金剛さんも面白かったが、
    これは良い!!
    タイトルがセンセーショナルですが、
    ほんと優しく、熱い世界。
    今のところ、宇宙人も鬼も妖怪もでてこない
    (はじまったところなのでなんとも言えないが)
    島ぐらしの高校生たちと先生の漫画描き漫画
    とても尊いです

  • 【あらすじ】
    漫画を愛する全ての人に届けッ!!東京の島しょ・伊豆王島に住む安海 相は、漫画が大好きな高校1年生。長年活動休止状態の憧れの漫画家☆野0先生がコミティアに出展することを知り、東京都区内に旅立つことに…そしてコミティア会場での思わぬ出会いが相の人生を変える!漫画家にはどうやったらなれるのか?知っているようで知らない漫画創作の世界。この物語は、その世界に続く“まんが道”へ踏み出していく少女の物語。漫画家を目指している人にも、かつて目指していた人にも、漫画が好きな人にはもちろん、漫画を毛嫌いしている人にも、漫画を読んだことがない人にだって絶対に読んでもらいたい漫画の漫画ッ!!ゲッサン本誌掲載時のカラーページを単行本でもカラーで再現!巻末には本作に実は深く関わる作品だった「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された読切、『デビュー』タイトル改めの『ロストワールド』を収録!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 東京の島・伊豆王島に住む安海 相(ヤスミアイ)は漫画が大好きな高校生。活動を休止していた憧れの漫画家・☆野0(ホシノレイ)先生がコミティアに出展すると聞き、会場へ駆けつけると思わぬ出会いが待っていて──。

    友達ができなかった安海を救ってくれた漫画『ロボ太とポコ太』。その作者・☆野0先生は、なんと漫画を全否定していた手島先生だった?!漫画は読むだけではなく描いていいんだ!その気持ちを知った安海が「まんが道へ踏み出す、最初の一歩の物語」。みんなアクセル全開で熱くて楽しい!

    手島先生が漫画同好会の顧問を引き受ける条件として提示したのは、漫画を一本描いてくること。実際に安海が描いた漫画を手島先生のリアクション付きで読めるんだけど、これが泣けてくる。ツッコミどころは多い!でも、漫画愛は伝わる!学生時代にリレー漫画を友達と描いてた思い出が蘇ってきた。創作の原点って、こういう描かずにはいられないッ!描くこと自体が楽しいッ!ってところだったなと。

    ただ、面白い漫画を描くならそれだけではいけないッ!作画の藤森は評価されて、構成が上手くいかずに苦しむ安海のしんどさがビシバシ伝わってくる。スネていた自分の殻を脱いで、藤森と相談して導き出した物語の作り方は勉強になった。まず描きたい!から始めるとハマりがちな罠なのかなって感じた。小説を書いていた時期があったんだけど、書き始めてもだいたい完結させられなかった原因はここかと!

    読者ポジの赤福もいい!「待ってろよー漫画喫茶ァッ!」のコマがお気に入り。天然で辛口批評してきて、藤田和日郎先生が好きという。このフリーダムさをぼくも手に入れたい。
    手島先生の前日譚もよかった。タイトル回収はここで!タイトルが物騒でぼくはちょっと抵抗がある。それでも、これくらいの殺る気がないと読者の心を刺すことはできないんだろうな。『ブルーピリオド』の八虎もこの境地に達してて、表現者の覚悟や削る魂がそこにあるんだなと感じた。

  • もう、ほんと、とよ田先生、大好きだわぁ。改めて思ったんだが、私、とよ田先生にも絶対、お会いできない。多分っつーより、絶対、会ってしまったら、背骨がへし折れるレベルで抱き締めてしまう、感謝の言葉をマシンガンのようにかましながら。
    そう確信してしまうくらい、この『これ描いて死ね』は、私をぶん殴ってきた。
    なら、もうちょっと、早く、この(1)の感想を書けよ、もう(2)が出ちゃってるんだぞ、とツッコミの嵐が襲ってきそうだけど、言わせてほしい。
    物凄く、魂が震えたからこそ、この(1)の感想を書けなかったんじゃい!
    理解して下さる方もいるだろうが、読んですぐ、感想を一気に書ける作品と、じっくり自分の中で感想を纏めたい作品が、漫画読みにはある。どっちの方が優れているか、ってのはなく、単に、この『これ描いて死ね』は後者ってだけだ。
    タイトルも物騒だが、中身はもっとヤバい。いや、暴力やグロテスクな表現が多い訳じゃない・・・・・・まぁ、読み手の魂を芯まで打ち抜くパンチ力を考えると、ある意味、バイオレンス級だけども。本気で、とよ田先生が、読み手を「漫画」って凶器で殺しに来ているのが、しっかりと伝わってくる。
    とにもかくにも、私は漫画が好き、と自分の好きなものに自信がある人間であるなら、ぜひ、読むべき一冊。
    読むだけ派も、描きたい派も、しっかりと楽しめるストーリーになっている。
    ほんと、これから、相の青春が、どうなっていくのか、楽しみで仕方ない。
    しかし、この(1)で、何が一番、嬉しかったっつーか、テンションが上がったって、藤田和日郎先生の名前が出てきたコト(←いや、そこ!?)。 とよ田先生レベルの漫画家ですら緊張してしまう藤田先生、やっぱり、パねぇ。

    この台詞を引用に選んだのは、ここから全てが始まった、と感じるものだったので。
    当たり前、と言うのは簡単。けど、この気付きが大事なんだろうな。
    自分の気付きに興奮できる人間だけが、その先に進める、と私は思う。
    きっと、今、最前線の最先端で活躍していられる漫画家たちは、これがあったに違いない。
    「そっか、漫画って、自分で描けるのか。そっかーーーーー」(by安海相)

  • キャラクターも、絵も、ストーリーもすぐ好きになってしまい、こんなに心地よく楽しめる漫画があったのか!!!という衝撃!
    それだけでなく、漫画を愛するがゆえの、葛藤や苦しみがあることも痛いほど描かれている。
    それでも、漫画を諦めた人も、これから目指す人も、力強く励まされる漫画になっているのが、本当に素敵だと思う。

  • わーいやっぱりとよ田先生だー!
    すっごく楽しいーウキウキーー面白いーーー!!!
    相ちゃんの☆野先生愛が素敵で、漫画に対する情熱がすごくて。好き。大好き。
    手島先生も厳しいだけの先生じゃなかった。素敵。
    友達もいて相方もできてそして次回ライバル?
    読むのが遅くなりましたがもっと早く読めば良かった。次巻すぐ出るとのことでとっても楽しみです。わくわく。

  • 良すぎて死ぬ。
    じんわり涙が。
    ☆野0先生がまさかの担任とか美術部の藤森さんが安海の最初のファンって言ってくれたことととか、泣かない選択肢はない!
    これからの展開が気になるので新刊楽しみにしてます。

  • こんな絵を描く人のみてる世界を見てみたいし、真似ることなんて出来ないんだろうなって思う。

  • 迷ってきたら私は私のコンパスを見る。

  • 良い。とても。

  • とよ田みのるの新作は女子高生が主人公の「まんが道」漫画。
    前作「金剛寺さんは面倒臭い 」がとよ田みのるの集大成だっとすれば、本作は新境地となる作品。なんかとよ田みのるにしては普通の漫画すぎてちょっと動揺する。

  • やったぜ!新作!!
    作者先生がTwitterで初動を気にしてたので、日曜日に買いに出たら、金曜日に無かった今作が店頭に並んでたので、早速購入。

    好きな作家による、「まんが道」。面白くないはずもないだろう。突拍子の無い主人公と対比されるキャラクター展開なんだけど、全員がぶっ飛んでても、常に冷静な視線を持ち続けてるのは、コレから創作について立ち向かうキャラクターたちには必然なのだろうか。

    しかし、主人公の娘は凄くシアワセな環境に居るなぁ。羨ましい。

  • 眩しい青春が眩しい大好きやっぱりとよ田先生の作品はマジで神で本当にめちゃくちゃ良いから全人類読んだら良いと思う。

    年間何百冊もマンガ読んでるけど、こんなカラーの使い方が!?こんなコマ割りが!?こんな吹き出しが!?驚くのすごくないですか??

    ストレートに眩しい青春が描かれているだけでなく、大人の挫折と新しい挑戦までも描かれそうですごくワクワクするし、一冊でこんなにプラスの感情ばかり刺激される作品は他には無いので、だからやっぱり人類みんな読んだら良いし、死んだらあの世に持っていきたいから一緒に焼いてください。持ってるの電子だけど!!

  • 毎回こみあげる何かがあります。名前のつかない感情で泣きそうになる。興味に真摯に向き合うことの尊さたるや。

  • 漫画同好会発足

  • 前にから気になっていたけどずっと読んでいなかったマンガ
    読んでみたらいしてもかわいい絵柄だけど勢いのある面白いマンガだった。知らないマンガも知れるし。


  • 『ラブロマ』、『金剛寺さん』と、これまでヘテロ恋愛を突き抜けたマンガ表現で描いてきたとよ田みのる(敬称略)が、今度は漫画創作をテーマに王道の青春部活モノを描くとは!!

    赤福さんのポジションがちょっと羨まし過ぎますね。当方、まったく創作の苦しみも理解せずに読みまくって好き勝手言いまくる「傲慢な読者」やらせてもらってますんで。そんなワタクシ(純読者)も漫画制作に欠かせない存在として迎え入れてもらったような気がして……つい評価が甘くなってしまいます♪ ←チョロい読者

    メインの学生3人はなんだか『ちいかわ』の3人みたいでいいな。赤福=うさぎ……
    2人ではなく3人というのがいいんだよな。
    「ライバル」石龍さんも加わる次巻が楽しみ!

    そして先生の存在がすばらしいですね。読切「ロストワールド」めっちゃ良かった。『金剛寺さん』より『ラブロマ』派なので、こんなところで制作秘話が……ッ!と感動してしまった。
    「これ描いて死ね」なスタンスで青春期に漫画に向き合ってきた先生が、今は教師という立場から、自分とはまだまったく異なる漫画へのスタンスで青春を生きている子どもたちに、ときに空回りしながらも教え導いていく……この構造がまた、本作を奥深くしている。
    今のところメインは女性しか出てきてない「百合」マンガだけれど、そこら辺の同ジャンル作品とはやはり一線を画すパワーと厚みがある。

    とよ田みのる版『バクマン。』というか、フツーに漫画制作のハウツー描写も豊富でタメになる。
    それから、伊豆大島を舞台にした風景描写も丁寧で、何気ない小さなコマの通学路の背景まで魅力的なのも良い。

  • ・自分が教師で、同人誌即売会で本を頒布していたという情報を学校で拡散されたら死んでしまう。
    ・自分が進もうとして諦めた道を、自分に憧れる子が嬉しそうに歩み始めたら嬉しいだろうな…。
    ・心ちゃん可愛い、でも会話のテンポ遅くて言いたいこと言えないの可哀想。
    ・手島先生と本屋のお姉さん仲良しだし「零ちゃん」「七ちゃん」て呼び合うの可愛すぎて意味わかんねえ、ニコニコしてしまうから鍋とか一緒につついててほしい。
    ・部室と称して秘密基地を作る感覚、男性的。
    ・起承転結を非常に意識したシナリオだと感じる。
    ・「実体験のないメソッドだけ知っても意味がない」創作者に沁みる。
    ・コマ割りの目線誘導が凄い、作者が実体験とメソッドをぶち込んで描いてる感じする。
    ・手島先生絶対ASDだろ…と思いながら読んでたけど過去編みたら完全にそうだった。

    全体的に
    ・同好の士の集い、楽しいだろうな。
    ・この先心ちゃんの離脱回がありそう。

  • 題名で避けてたけど読んでみたら面白かった…
    漫画でもなんでもひとつの事に時間も労力も掛けるのって、いいね。
    見てるこっちが元気になれる。

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