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Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ) / ISBN・EAN: 9784098513734
作品紹介・あらすじ
◆進軍の長州! 禁門の変、勃発!!
新選組が尊攘派を急襲した池田屋事件で多くの仲間を失い、追い詰められた長州が京へ向け兵を挙げる!!
二百六十年に及ぶ徳川治世で凝固した“新時代”という門を抉じ開けるため、御所を目指す長州。真木和泉、来島又兵衛、久坂玄瑞………日本の行く末を憂う彼らに勝機はあるか!?
迎え撃つは、禁裏御守衛総督・一橋慶喜が指揮する幕府軍。長州の前に立ち塞がる会津に薩摩、そして新選組。戦いの行方は果たして!?
感想・レビュー・書評
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表紙はこれ…桂さん!?なにもわざわざ乞食コスプレのときにしなくても…(笑)
さて池田屋事件を受けて逆上した長州藩はついに京都に攻め込んできて禁門の変勃発。真木和泉、来島又兵衛ら好戦的な連中が、桂さんが止めるのも聞かず暴発。なんと久坂まで真木和泉に組し、ショックを受ける桂さん。これまでやたらと短気熱血キャラだった久坂が、しかし池田屋で稔麿ちゃんを見捨てて桂さんが逃げたことを根に持って、この終盤で桂さんに冷ややかな言葉を投げつける。逃げの小五郎…でも桂さんは生きて新時代を造らなくちゃいけない人なんだよ…
真木和泉は大嫌いだったけど、死に様はあっぱれ。久坂も退場。
一方幕府側は、一橋慶喜が登場。野心家で嫌な奴、さらに孝明天皇の信頼厚い容保様に嫉妬するなど、今作の慶喜はどうやら悪役寄り。容保様病弱でお労しい…。
新選組内部では、土方さんと山南さんの対立がいよいよ深まる。近藤さんは池田屋のような場でこそカリスマ性を発揮するが、京都で成り上がってからは挙動が尊大になり、私生活は女好き、隊の方向性については土方さんの言いなり。山南さんはこの体制を改めたいのだろうけど…。
そして永倉さんも近藤さんの思いあがった態度に不満を持ち始め、山南・原田らと会津候に訴え出ようと画策するが、実は土方さんのスパイ斎藤一によって謀議は筒抜け、失敗に終わる。斎藤さん、いつのまに土方さんと距離縮めたの(笑)(でもこれ私の理想の二人の関係)
沖田さんは一時的に回復してもやはり労咳は完治せず、病状に気づいてるのは元薬売りの土方さんだけ。土方さんは、隊内で権力を持ちたいというよりはいろんなことが見えすぎている(頭が良すぎる)のだろうなあ。真木和泉最期の場面で、近藤さんとの感受性の違いが浮き彫りになってしまった。(あ、そういえば今日5/11は土方さんの命日だ)
終盤で新隊士募集の話になり、ついに伊藤甲子太郎(この頃はまだ大蔵)が再登場。詳細をみるコメント0件をすべて表示
ヒラマツ・ミノルの作品
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