- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098514489
作品紹介・あらすじ
理をもって、武を制す。 ついに輪島桜虎率いる聖夷軍との戦の火蓋が切られた。歴史を動かす大合戦となったこの戦の始まりには、大胆不敵なある「偽計」が仕掛けられていた―― 【編集担当からのおすすめ情報】 もっと読んでや~
感想・レビュー・書評
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聖夷西征に巡らされた策謀!菅生が止めるのも構わず、投降した長尾の下へ兵を進める殿器の嫡子・殿継。龍門と賀来はその裏を読み、桜虎たちの進軍を止めるためにある地方へ向かう!
どう考えても三途の川となる手取川を渡ってしまった殿継たち。頼りになるはずの菅生は殿継に拘束され、3万の兵は長尾の術中へと落ちた。権力も私欲も人の眼を曇らせる。人の上に立とうとする者は、菅生の言葉を心に刻みつけておかねばならない。
「いざは常、常はいざなり。」
「お前の一瞬の選択で、多くの人間の一生が決まる。」
そして、龍門が語った言葉も連なっていく。
「領土は失っても取り戻すことが出来るが、人は失えば、二度と生き返ることは無い。」
「真に畏れるべきは、“死”に非ず。与えられた“生”を全うできへんことや。」
自分のために戦わず、大局を見て兵や民のために戦うこと。その真髄を龍門は命がけで魅せてくれた。龍門と桜虎が顔を突き合わせた橋の上での静かなる戦い。点てる龍門、生ける桜虎を走らす。聡いがゆえに人は惑うのだ。
聖夷西征の裏では、殿器が軍権を得るために罠を張り巡らせていた。それは殿継でさえも盤上の捨て駒でしかなかったのか。殿継が今後どう振る舞うかがポイントになりそう。さらに、留守を預かっていた三角がここで動く!賀来が期待する逆転の切り札は、どんな言葉であの男を切り崩していくのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
龍門かっこよすぎだろ!
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高い評価を何度か見かけ、ならば是非ってことで。なるほど、日本版三国志か~。自分は知らないけど、きっとこれまでにも、同様の試みがなされた作品はあったはず。でも、ここまで練り込まれた世界観は提示し切れなかったし、話題に上ることもなかった、ってことなんかな。それにしても、どれだけでも壮大な物語を作り上げられそうな本作。今後の展開に期待大。
松木いっかの作品






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