- 本 ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098520169
作品紹介・あらすじ
聖夷西征編、完結。
聖夷軍の奥越への侵攻により、
大和は壊滅的な打撃を受けることとなった。
未曾有の危機が続くなか、
すべてを託された三角青輝は一人、
帝への拝謁に向かう――
【編集担当からのおすすめ情報】
マンガ大賞第5位です! 読んでや。
感想・レビュー・書評
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大和は龍門をはじめ主力が傷を負って戦力も分断、聖夷もまた龍門による計略で撤退した桜虎の求心力が著しく低下していた。決戦の直前、すべてを託されていた三角は帝への拝謁に向かう──。
「今、救うことのできる命を救う努力もせず、どないして泰平の世が訪れようか。」
軍師・賀来は最初からすべてを見通すように計画を張り巡らせていた。それでも、非合理的で無謀な選択で運をつかむ時が来る。龍門が命を削って稼いだ時間で、護るべき民の避難を当然のように行う賀来の背中がカッコよすぎる。これはまさに聖夷側でも痛感する「天の時、地の利、人の和」の重要性だった。聖夷は桜虎のカリスマ性を取り戻すべく、軍師・弥々吉が身を切る一手を指す。自分が悪いということにしたけど、過去を見るとなかなかやることやってるよなあ。筋だけは通した信念は凄まじい。
そして、三角は賀来から託されていた真意を読み解き、帝への拝謁に向かった。なんだかんだで彼を信じる芳経のツンデレ感が好き。三角は帝の前で妻の仇・殿器と3年3か月越しの対面を果たす。だが、三角は私怨ではなく国のためにここに居るのだ。平一族の支配下となった政府から、龍門の軍権剥奪、殿器の将軍任命が上奏される。そこにただ一人、割って入る三角。帝を説得できなければ死あるのみ。ここでの提案の仕方が絶妙すぎる。え?どういうこと?と引き込まれたら最後。心は彼の手中にある。合理的な戦術と目的を説き、反論を視野を広く受け止めて返し、最後は国を支える個の人命の尊さを伝える。
「戦争の本質とは、軍事力の正面衝突によって勝敗を決することではなく、敵国の意図を挫くことにあります。」
龍門たちから繋がれたバトンを渡され、あの朕が立った!呪術廻戦みたいな汗のかき方してるけど!最後のバトンは届いた。聖夷西征の終結──それが終わりの始まりだとは誰も思ってはいなかった。そりゃないよと言いたくなる。
松木先生がここまでが黄巾の乱くらいで全体の1/10とおっしゃっていて、次がまさしく董卓打倒にあたる話になりそう。話は面白く、キャラも立っていて、テンポもいい。ただ、ここまで説明が多くて、肝心の戦カットされちゃうと、歴史番組のダイジェストを見ている感じがしてしまうのがもったいない。まあ、ここで1/10ならスピード飛ばさないと終わらないわなあ。『逃げ上手の若君』は策も戦もガッツリ魅せてくれるんだけど、この違いはなんだろう。週刊だからっていうのもあるのかな?『皇国の守護者』も読み直してみたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
う~ん?後半急に飛ばしだしたケド…
次回からは最終決戦? -
2025年1月18日(土)にゲオ三国本町店でレンタルし、2025年1月19日(日)に読み始め、同日読み終える。
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「それはマジで草」とか使ってて読むのキツくなってきた..
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相変わらず面白い。
最後は衝撃の展開、先が気になる
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日本が3つに分裂し互いが争う三国志のような世界観を想定した立志伝。主人公の三角青輝は、のちに奇才軍師と呼ばれる男。どんな知略でのし上がっていくのか、国を支配する皇族、貴族の戦いと、合戦、そして軍師の駆け引きという戦闘シーンだけでなく、知略対決に主軸を持った合戦漫画である。
架空の世界nため、設定を理解していくのが若干面倒だが、そこさえ乗り越えると一気に物語がスピードアップしていく。続きに期待。 -
展開が凄まじい。こんな漫画久々に読んだ。
続きがすごく気になる。 -
続編期待
松木いっかの作品





