これ描いて死ね (4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 小学館
4.29
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098528165

作品紹介・あらすじ

マンガ大賞2023 大賞受賞作品第4巻!

人生を変えてくれる漫画と出会った日のこと。
“本の街”を巡る上京物語。
2回目の出展となるコミティアで、ドキドキの漫画持ち込み体験。商業誌の編集者との対峙。しかも、その編集者は手島先生の元担当編集で……緊張の持ち込みの結果は!?
そして、漫画を臨んで生きたあの日々を追憶する「ロストワールド」シリーズは第4弾を収録。

仲間と進む“まんが道“。そのもっともっと先へ行こう!
漫画を愛する全ての人に届けッ! 漫画浪漫成長譚!!

マンガ大賞2023 大賞受賞で、ますますたくさんの漫画好きに手に取ってもらっている話題作。「ゲッサン」連載時のカラーページを単行本でもカラーで収録の豪華仕様単行本です!

感想・レビュー・書評

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  • 青春が続いてる。

  • 人生を変えてくれる漫画と相が出会った日。そこから運命は始まっていた!さらに2回目の出展となるコミティアで編集者・金剛寺にリベンジを果たそうとする相と心!その結末やいかに!

    幼い頃の相が貸本店で『ロボ太とポコ太』と出会う話から開幕!多くの漫画に触れ合った末に聴こえた声。「こんな時 漫画の主人公なら…」背中を押すポコ太と出会い、そこから絆が繋がっていく。ここからの展開が熱すぎる!どうしようもなく心が折れた作家と偶然にも出会った相。自分の漫画を読んでくれた子が、何も知らずに自分の描いてきた漫画の言葉や行動で励ましてくれる。これを運命と呼ばずして何と言う。すべて気づいているからこそ、プロという戦場に行かせたくないんだろうな。相が出した答えが爽やかで好き。

    相と心、それぞれのオリジナル漫画作りも面白かった!お互いの漫画をリスペクトし合える関係性が素敵すぎる。自分が持っていないものに嫉妬するんじゃなく、それを活かすことでさらに先へ行く。そして、実際にその作品をこの目で見られるのが最高。これは金剛寺リベンジの時もそうで、やっぱり説得力もあるし、何より読んでいて面白い!それにしても、相が創る風呂敷が畳めない物語の勢い大好きだわ。あれは中毒性がある。

    今回のロストワールドはアシスタント時代の寺村七視点で進む。彼女から見える手島零の熱すぎるほどの眩しさ。だからこそ、身を焦がすエネルギーが筆を走らせたというのもいい。ぼくも文章を作っている時は、キーボードを叩く音だけに集中しているかも。大嫌いなはずの孤独に愛される瞬間。それと出会いたいから、読書感想を続けているのもあるのかもしれない。

  • 【あらすじ】
    人生を変えてくれる漫画と出会った日のこと。“本の街”を巡る上京物語。2回目の出展となるコミティアで、ドキドキの漫画持ち込み体験。商業誌の編集者との対峙。しかも、その編集者は手島先生の元担当編集で……緊張の持ち込みの結果は!?そして、漫画を臨んで生きたあの日々を追憶する「ロストワールド」シリーズは第4弾を収録。仲間と進む“まんが道“。そのもっともっと先へ行こう!漫画を愛する全ての人に届けッ! 漫画浪漫成長譚!!マンガ大賞2023 大賞受賞で、ますますたくさんの漫画好きに手に取ってもらっている話題作。「ゲッサン」連載時のカラーページを単行本でもカラーで収録の豪華仕様単行本です!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 何度も読みたくなって、何度読んでも泣けてしまう。相ちゃんと七ちゃんの出会い。相ちゃんと零ちゃんの出会い。同じ島の出身でなくてもきっと見つけてた気がするよ相ちゃんは。「運命なの!」
    相ちゃんと心ちゃん、別々に描いててアイデア出し合ってるうちに合作。合作ってこんな作り方するのかな。するのか。することもあるか。
    そして七ちゃんと零ちゃんの出会い。七ちゃん目線で七ちゃんの気持ちも知ることができてよかった。2人が同じ仕事場で仲良くなったこと(七ちゃん零ちゃんの第一印象など)もわかってよかった。あとは、七ちゃんがやめてしまった理由。貸本屋さんになったのはわかる。島に来たのも何かあったのか。七ちゃんもさらに同じ出身地とは考えにくいけど、どうなんだろう。零ちゃんが手島先生になったのも同じようなことかな。へびちか先生、あちこちに爪痕を。きっとこれだけじゃないはず。もしかして娘の光ちゃんにさえも、と要らぬ深読みをしてしまう。これだけ母親が忙しいと何もなくてもアレですよね。それはそれとして。
    相ちゃんの台詞が背景と共にまぶしい。先生というか大人目線だけど、本当にすごく眩しい。このおかげで何度も読みたくなる。この巻も、もう一度1巻からも。

  • 1話目から泣かせに来るのやめて!ほんとやめて!
    王島南高校漫研が再びコミティアで上京。
    色んな人の作品を見て影響を受けて相は着実に成長してますね。
    今読んでるマンガの中では一番いいマンガだと思う。

  • 学生組の話は爽やかだけど、大人の過去編は重苦しくてあんま好かん。


  • “もう少しあなたの側にいさせてほしい。”
    それはもう愛だよ……先生……
    冒頭の15話のエピソードといい、零相の関係がほんと強い

    商業入りしてプロを目指すのか否か。
    今のところは絶妙なバランス感覚でもって、そのテーゼを止揚している。
    この問いは、本作の青春部活モノとしての佇まいにとっても重要な問題であることは言うまでもない。プロを目指すのであればそれはもはや「青春」の一言で片付けられる話ではなくなる。しかしタイトルには紛れもなく「これ描いて死ね」と書かれている。青春の終わりではなく、人生の終わりまで漫画に付き合う(ような漫画にする)のか。いち読者である私自身は、この物語にどうなることを望んでいるのだろう。

    アマチュアで売れっ子の光もいるし、正直プロルートに入らなくてもどうにでもなりそうな気はする、物語的に。


    零の親友、七さんを主人公にした「ロストワールド4」も良かった。
    零さんの主観と客観では見え方がまったく違う!

  • 好きという感情の尊さ、美しさ、切なさ。挫折を知っている9割のカスに捧げられた希望の漫画。

  • 心ちゃんと相ちゃんがそれぞれで漫画を進めていくとこあるじゃん。
    あのコマの進め方、斬新でおもしろいなー。
    最初心ちゃんの方だけ読んで、その後に相ちゃんの方を読んで、最後ひとつのコマにまとまるの、見てて気持ちいい。
    こういうページの使い方を見ると漫画って自由だなって思う。
    アニメじゃ絶対できない。

  • ⭐︎途中(18話まで)

    〜序章〜
    ・漫画好きの安海
    ・好きな漫画家の同人誌を買いに東京へ
    ・漫画家の正体は担任の手島先生
    ・漫画の描き方を教わるため同好会設立
    ・赤福と藤森も参加

    〜コミティア出展編〜
    ・コミティアに参加していた石龍が転校
    ・漫研に入会
    ・漫画を描き上げコミティア出展
    ・いくつか売れる
    ・手島先生は昔へびちか先生のもとでアシをしていた
    ・そのへびちか先生が石龍の母
    ・石龍がどれだけ傷つけても赤福はめげない
    ・冬のコミティアに向けて安海と藤森の合作を制作
    ・手島先生の元編集金剛寺に見てもらう
    ・同情のリアクションに悔しくなる

    [総評]
    漫画をつくる漫画
    こーゆー新しく斬新な漫画がマンガ大賞に選ばれるんだろうな

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