竜送りのイサギ (1) (サンデーうぇぶりコミックス)

  • 小学館 (2024年1月12日発売)
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本 ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784098530816

作品紹介・あらすじ

snsで話題!竜殺しの旅路、待望の1巻!

「もし会えたら死んでもいいと思っていた」

竜が棲む世界の流刑地、陵獄島。
斬った相手の記憶が垣間見える
首打人の少年・イサギは
ある日、稀代の名将・タツナミと出会う…

二人の出会いはやがて、
イサギの旅立つきっかけとなるがそれは

救いか、破滅か。

魂を紡ぐ意義をここに問う竜殺しの旅路。

感想・レビュー・書評

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  • 【ばっちりおもしろい!】
    作画が綺麗で手に取った1冊。
    アクションあり、時代背景からの身分格差や感情の動きが描かれていて一気読みしてしまった。
    古い自体背景に思うが言葉は現代語が紛れていて読みやすいなあという印象。キャラがネーチャンとかマジで?とかを古い格好で言うのは少し違和感があるけれども、読みやすいので私的にはモーマンタイでした。

  • 剣の腕前により天下に名を知られると言えば誉と思えるけど、イサギの場合は斬首の腕前によって”斬聖”と知られているというのは何とも哀しい話。つまり知られるだけの首を斬ってきたという事だろうから


    あまりに忌み事の匂いが濃すぎて人どころか竜すらも近寄らないイサギに唯一平然と接するタツナミという人物はそれこそ親父を想起させる人物に思えたのだろうな…
    「きょうもやるぞ!!」と言われた瞬間のイサギの表情ったら普通の少年みたいだし

    イサギにとって人と相容れない理由は首切りだけでなく、罪人の記憶が見えるという特殊な能力に拠る部分もあったのかな
    彼にはそれだけ自分を否定する理由がある。だからこそ、それすらも平然と受け容れたタツナミを特別に思える。だからこそ、タツナミの首を斬らねばならぬ境遇も相手の平然とした顔も受け容れられない
    ならば、何もかもを受け容れた上でイサギに「お前も使命を果たせ」と言い渡したタツナミの言葉はイサギの今後を決定づける言葉であり、それに則って首を斬れたイサギはタツナミの意志を継ぐ人間と言えるのだろうね

    本作の加速度が上げるのはここでイサギが継いだのが意志だけでなく竜に関する記憶も含まれていた点か
    本作の世界において崇高な存在である竜の死を導いた記憶はあまりに特別。それを目的にチエナミが近付いてくるのも、それを理由にイサギが島の外に出る事も在る種当然

    ここでイサギの相方となるチエナミは逆にタツナミから継げなかった人間か。だから最初は継いだイサギに噛み付いたし、タツナミの竜殺しを引き継ごうとする
    イサギが望んでタツナミを継いだ訳では無い点と比べると大違い。その為か、年齢的にも社会的にもイサギの先達者と言えるチエナミは島の外に出る彼の案内役となるね

    けれど、その先達の構図が引っ繰り返ったのが人斬りのシーンか
    チエナミの剣技や捌きは悪いわけじゃなく、むしろ剣客と評せるもの。ただ、イサギを前にすれば腕前の違いも心構えの違いも歴然。もはやイサギの斬り姿は美しいとまで言える
    イサギを見てチエナミは己の未熟を悟るけど、一方で悟れるが為にイサギの未熟も見えるというのは面白い

    イサギもチエナミも不足がある。そんなバディが竜殺しという難題にどう挑んでいくのだろうね

  • マンガ沼より。
    シリアスとユーモアの緩急が大好き系の作品。
    侍?や被差別民という世界観は分かるのだけど
    そもそも竜というキーとなる生き物について、
    分からない部分が多いので
    これからますます楽しみ。

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著者プロフィール

1988年埼玉県生まれ。武蔵丘短期大学健康スポーツ専攻スポーツ学科卒業。在学時に全国短大大会テニス部門で 2 年連続日本一に輝く。プロテニス選手を目指しながらトーナメントを転戦するも、怪我により選手生活を断念。大手スポーツ企業に就職するが、サラリーマン生活になじめず、1ヶ月で退社。シンガポールでテニスコーチを探しているという話を聞きつけ、シンガポール在住で億万長者の日本人実業家 2人のもとに弟子入り。テニス事業をスタートに、語学学校、ウェブ制作、マーケティングコンサルタントなどのビジネスを展開し、現在は年商5億円の会社を経営。SLINKY PTE. LTD(シンガポール法人)代表取締役社長。

「2018年 『お願いです! バカなオレを 億万長者にしてください!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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