明日、私は誰かのカノジョ (17) (裏少年サンデーコミックス)

  • 小学館
3.96
  • (9)
  • (7)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 198
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098531363

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • レンタル彼女、ホスト、風俗、配信者。

    お金を欲する理由は人それぞれあって
    皆がそれぞれ“今”を生きている描写が多い点が凄く印象的。

    結局最後は自分が決断しないといけないし、他人への依存がいかに身を滅ぼすのかを何度も何度も色んな人を例にとって描いている。

    例えばスピリチュアル。推し。母親。恋人。

    1つの依存先に固執するあまり、周りが見えなくなるってことはきっと経験している人は多くて、
    じゃあその先はどんな結末になるのか、
    そこから抜け出すにはどうしたらいいのか。

    そんなことを教えてくれる作品。

    1番好きなキャラはやっぱり留奈。
    この作品で1番自分軸を持っていて、最初から最後まで自分の事に責任を持っていてかっこいい。

    反対に同情することしかできないのはゆあてゃ。ゆあてゃが最後まで変われずにいたのは、きっとその場その場の流れで依存先を変えながら、希薄な人間関係だけを築いているからなんだろうな。

    ゆあてゃを見ていると、美人=幸せって定義は存在しないんだよなって思う。

    バッドエンドではないけれど、ハッピーエンドと呼ぶには切ない話だった。

  • 雪も太陽も理解ある恋人のおかげで救われるのではなく、自分の力で一歩進むしかないのは世知辛い
    でもそういうところが明日カノらしくて好き

    後日譚、ゆあだけあの頃から一歩も前に進めていない感じが辛い

  • 雪ちゃんがどんどん病んでいくのが辛い。
    何もやる気がしなくて部屋も散らかって、
    久し振りに開けた冷蔵庫に太陽が置いていった野菜が
    腐っていて、というのがもう本当にリアルだ。
    母親は雪のことをブロックまでしていたのに驚く。
    なのに男に振られたからとまた雪のところへ戻ろうというのか。
    せめて海へ行こうと言う前にまず謝れよと思う。

    幸福だけでなく不幸も麻薬という言葉も辛い。
    辛いと言いながら現状を変えないのは
    頑張るより楽だから。

    表紙の美しさが救いだ。

  • コロナになる前からコロナが流行ってそして今までの時代駆け抜けた雪のお話
    雪の過去も火傷跡のこともわかったし、雪があの仕事をしていた理由が母親の愛情不足によるものだったとかいろいろ回収された巻だった。漸くおわったなあとも思うし、他のこのその後(個人的にゆあ)も知りたかった。他の子達はいろいろ前を向いて生きてるけど、雪の元凶となった母親や他の男たちは自分が悪いと思うこともなくそのまま生き続けてるあたり現実的だよね
    整形隠さなくなった、もっと美を追求したい!って子、詐欺ってたのはダメだけど今はちゃんと明言してそのまま進んでて好き。みんな前を向いて頑張れ〜。ゆあてぁは本当心配。

  • ショートになった雪、親の呪縛から解き放たれ軽やかな印象。
    対照的にゆあてゃだけが止まり続けている。

全6件中 1 - 6件を表示

をのひなおの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×