新・ちいさいひと 青葉児童相談所物語 (14) (少年サンデーコミックス)

  • 小学館 (2024年3月18日発売)
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感想 : 2
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  • 本 ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098531929

作品紹介・あらすじ

児童福祉司・相川健太の物語、ここに完結!

児童福祉司・相川健太は、今日も子ども達のために奔走中!

中学生ながら寝たきりの祖父、そして小学生の妹の面倒まで見て、学業にも影響が及んでいるヤングケアラーの井上康一。
なんとか彼を救おうと奮闘する健太だが、つらい現状を受け入れ未来への希望を失った康一に、健太の言葉は届かない。

「自分は目の前にいる困った子どもを救えないのか?」
そう思い悩む健太の前に、かつて幼き自分を救ってくれた児童福祉司・藤井が現れて…

すべての児童福祉に携わる方々へ贈る、完結第14巻!!

【編集担当からのおすすめ情報】
前シリーズ『ちいさいひと』から続く児童福祉司・相川健太の物語がついに完結します。 彼が立ち向かうヤングケアラーの問題は、国や自治体が対応に追われながらも未だ課題が多く残るものです。
自らも虐待サバイバーとして、真摯に子ども達に向き合い続ける健太が、どのようにこの困難に立ち向かうのか、ぜひご覧ください。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ14巻・完結編。

    13巻から続くヤングケアラー編。
    中学生で祖父と妹の面倒を見ている少年は、児童福祉司の相川の訪問も頑なな態度で学校へ行くのも諦めている。
    やっと登場した両親も相川に対して暴言を吐き、話にならない。
    相川は、自分の力不足を感じるが、一人でやろうとせずに同僚や心理士や保健師や地域全体で子ども達の未来を守るんだという先達の言葉に助けられる。
    妹が警察に保護され、児相に連れて行かれたことで、ネグレクトが発覚する。
    中学生の兄は、祖父が認知症の症状が出始めたことで、一時保護が決まる。




    ヤングケアラーは、なかなか表に出ず分かりづらいのだと思う。
    学校生活もままならず、自分の未来に絶望してしまうことはかなしいことだと感じる。
    家庭環境のせいで、夢や希望のない人生を味わうなんて理不尽なことだと…。
    もっとより良い社会になればと願うしかない。


  • 全巻完読しました。

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