- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098600014
感想・レビュー・書評
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あ~るの新刊の広告で、新作を知り「新九郎」?
!!!
伊勢新九郎といえば、北条早雲であり、小田原北条じゃない!
小田原好き、小田原北条好きなわたしにド直球。
それを好きな作家が描くってんで、すぐに漫画なら間違えないとアニメイトに向かうも売り場に無く・・・。
漸く重版で入荷したものをゲットできた。
1巻はまだ、京都での子供時代。
割とちょっと前まで、早雲のルーツは不明な部分も多かったはず。
歴史小説で早雲を語る時も、いろいろな説があった気がする。
歴史のコミカライズで、会話の中に普通に「アイデア」「クーデター」なんてカタカナ語を入れる程度にはかみ砕いてくれている。
が。ちょっとカタカナが浮くので一層のこと全部現代語でやり取りしてもよかった気がしなくもない。
もうね。
これが人気が出れば、続編で北条五代をカバーして、スピンオフで綱成辺りにもスポットを当てつつ、忍城甲斐姫辺りの話まで語りつくしてほしい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊勢新九郎(のちの北条早雲)の若い頃を描いた歴史コミック。室町時代中盤の京都や関東の様子をリアルに描いていて面白い。
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ゆうきまさみの新作は、北条早雲こと伊勢新九郎一代記。
物語は応仁の乱直前の京都から始まります。主人公・北条早雲の若かりし頃、元服前の伊勢千代丸が、山名宗全と細川勝元という当時の京都に巣くう鵺を見て、何を思い学ぶのか。それが、後々の関東での下剋上へとつながっていくんだろうなぁ。
アクの強い登場人物しか出てこないだろうこの先で、後の北条早雲、伊勢新九郎がどうやって時代をかけていくのか、駆け上がっていくのかですよ。 -
日本史で教わったやつだ!
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のちに北条早雲となって関東を制覇する北条家の祖となる伊勢新九郎の少年期からはじまる大河歴史マンガ。1巻の時点ではまだ元服前の(千代丸)新九郎から見た京都時代の伊勢一族の様子と応仁の乱前夜の様子が描かれる。
主人公がまだ子供であるということを利点にして諸勢力の人びとを人柄から丁寧に描いているのが見事。まだわかりやすい山名宗全と比べて人柄が想像しにくい(政治家っぽい)細川勝元の人間性、そして彼も含めて乱の時代にはみんな先の見えない情勢の中を必死に駆け回っていたということが伝わってくる。
室町時代、特に応仁の乱の頃は政治も人間関係も入り組んでいてわかりにくいというのはよく言われるが、少なくともみんな必死に生きていたのだ。
畠山義就や朝倉孝景などもどう描かれるか気になるし、新九郎にとって運命の女性である伊都もかわいくて今後が期待できる。
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最初に読んだ時は、登場人物の難しさについていけなかったが、じっくり読むと面白い。
二巻以降も読み直そう。 -
北条早雲(伊勢新九郎盛時)は後北条氏の祖である。早雲は、どこの馬の骨かもわからない素浪人から戦国大名に成り上がった人物と見られていた。しかし、近時の歴史研究では室町幕府の政所執事を務めた伊勢氏の分家と位置付けられている。昭和の歴史観が塗り替えられている。ゆうきまさみ『新九郎、奔る!』も伊勢氏の分家として描く。
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北条早雲が好きで、彼の小説はほとんど読んでいるのだけど、マンガがあると読友さんの投稿で知って、読んでみた。スタートは応仁の乱の少し前。乱の名前は知っていたけど、実際のところは読んだことがなかったので、新鮮。そういう意味ではチェーザレやヒストリエみたいな感じ。