猫のお寺の知恩さん (7) (ビッグコミックス)

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本棚登録 : 183
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098600168

作品紹介・あらすじ

ブロスコミックアワード“大賞”作品

猫いっぱいのお寺で、年上お姉さん・知恩さんと男子高校生・源のモフモフ&ソワソワの新生活。

猫のお寺にあったかくて楽しい冬がきた!

おやつにミカン、紅茶をいれて知恩さん&猫たちがコタツに定住!?
昼間たちと冬の流星群を観に自転車こいで山頂へ。
クリスマス、初雪、そして
お寺の人として初めて過ごす大晦日の除夜の鐘…
知恩と昼間と3人で迎える初日の出は…?

コタツを組み立ててるうちからもうむらがっちゃう
猫たちもあいかわらず元気いっぱい!

【編集担当からのおすすめ情報】
【ブロスコミックアワード大賞】受賞!
既刊ぞくぞく大増刷、
「こんなにも澄み切った世界を描く作品に癒された」と、TV Bros.主催ブロスコミックアワードで最高賞の“大賞”を受賞しました。

猫好きもうなる自然体すぎる猫たちも(ヘタレな犬も!)必見です。
一瞬のきらめきのような思春期を描ききったオジロ先生の新たな世界は、きっと心を癒してくれます。ぜひ!
第1話試し読み→ http://spi.tameshiyo.me/CHION01SPI

感想・レビュー・書評

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  • 猫のお寺に冬到来!猫にこたつ!幸せそうな猫たちと、最強くつろぎモードの知恩さんが可愛い。冬空の流星群、源の初試合、クリスマスに年越しと今回も「ずっと楽しい」7巻!

    「どんなに良い人間でも、きちんとがんばっていれば、だれかの物語では悪役になる。」
    空回りしてると悩む源に向けたおばあちゃんの至言。この言葉をSNSで知ったのがきっかけで買い始めたので印象深い。善悪なんて立場が変われば入れ替わり流れていくものなんだよね。

    来年で二十歳になる知恩。好きなこの寺のことを支える大人になろうと身構える一方で、源がいることで生活を楽しむことも忘れずに生きられてるのかなと。サンタ姿がチャーミング!昼間が試合で緊張する源をほぐそうとしたのもいいよね。みんながみんな、思い合っているあたたかさが伝わってくる。

  • 知恩さんと源くんの距離がいい感じなのにそれ以上縮まらない…なんとももどかしい!!
    今回もホッコリ癒された〜♪人間も動物も田舎の風景も大好きです。

  • 気づかい、想い、ふと増える接触。
    そうしたことから何となく近づいていく距離。
    もどかしくもあるけれど、微笑ましくもある。
    いいですね、若さ。ティーンエイジャー時代。
    進路に揺れる心、ほんのり感じる三角関係?…
    この先の展開がますます楽しみになる7巻目でした。

  • 初版 帯

  • オジロマコトさんの作品『猫のお寺の知恩さん』の2巻から7巻まで読了。 今月(6月)の10日に読んだ・・・『猫のお寺の知恩さん』の1巻がマジで面白くて。7巻まで読んでみた。いやー、本当に良い漫画だ。 源君も知恩さんも知恩さんのおばあちゃんも昼間ちゃんも良い人ばかりで癒されるなー。全9巻まで、マイペースに読んでいこう。

  • ほんと、この『猫のお寺の知恩さん』は癒される
    どうしたら、ここまでのほっこり感を醸しだし、なおかつ、維持できるんだろうか
    きっと、オジロ先生も意識してやっている訳じゃないんだろうけど、それも承知で、話の面白さをイイ意味で安定させるコツを聞いてみたい
    今の私の実力で、そのアドバイスを小説を書く事に活かせる事が出来るか、微妙な気もするけど、実力が伸びた時が来たら、役に立たせる事が出来るかもしれないので
    この『猫のお寺の知恩さん』が多くの漫画読みに名作と認められているのは、単に読み手を癒すだけじゃなくて、ストーリーやキャラの言動に色々と考えさせるからだろう
    高校生である源の悩み、二十歳になろうとしている知恩さんの悩み、その知恩さんの道を狭めたくないおばあちゃんの悩み、それぞれが違うからこそ、読み手は異なる所に共感でき、自らの問題と重ね、自分はどうすべきなのか、と向き合う後押しをしてくれる
    源の高校生らしい、青臭くも実直な、現状への足掻きには、どこか元気が貰える
    一方で、自分がしたい事と出来る事、させてもらえる事のギャップに憂う知恩さんの姿には、逆に、応援してもらえる
    生きてりゃ、誰だって、大なり小なりの問題にぶつからねばならない
    一人でどうにかしなきゃならない問題もあるが、その解決に人の手は借りちゃいけないってことはない
    誰かに頼る“弱さ”を曝け出せない人には、誰も頼れないのだ
    月並みな言い方だが、人は独りじゃ生きられない
    助け、支え、協力するのは恥ずかしい事ではない
    迷惑をかけられないって遠慮が、却って、自分を心配してくれる人の負担になる事もあるのだ
    知恩さんは、源を子供ではなく、一人の男として意識し始めてしまったからこそ、一層に距離が狭まる事を怖がっているけれど、その強がりは痛々しさすら感じる
    確かに、今の源は頼りないかも知れんけど、知恩さんを受け止めるだけの強さは、青春って荒波に揉まれる事で得ているんじゃないか、と私は思っている
    知恩さんは、もうちょい、素直になっていいと思うが、それを引き出してやれない源にも責任はあるかもな
    好きなら、しっかりと抱き締めておかなきゃ、後悔する事になるんだぜ
    この(7)、あえて言うなら、ちょい、お色気シーンが足りなかったように思えるが、その分、ストーリーが重みを増したと言うか、より中身がギュッと詰まってきた感じがあるので、文句がない
    私的に、強く印象に残ったのは、第58話「初試合と応援の知恩さん」だ
    源の緊張を乗り越えて挑んだ、初めての公式試合
    結果がズタボロってのが現実的で、そこに魅力を感じる
    負けた悔しさを噛み締めた上で、好きな人に心配をかけないために、笑顔を作れる源は、きっと強くなる。負けから逃げず、立ち直った人間の積んだ努力ってのは、強さの質を純粋にさせる
    素直になるのが大事だ、と言ったけど、漢たるもの、意地くらい張れなきゃな
    そんな源に優しい目を向けられる知恩さん、やっぱり、大人だなあ
    この台詞を引用に選んだのは、グサッと来たので
    やっぱり、人生経験が豊富な高齢者の方は、言う事に真実味がある
    青春に限らず、人生は空回りしてなんぼ
    空回っても、その回転を止めないで突き進めた人間だけが強くなり、心から欲した望みを叶えられる
    その渦中で、誰かを弾き、蹴落とす事もあるだろう。でも、それが人生だ
    勝つってのは、本来、とても残酷なのだ
    心を殺せ、って訳じゃない。むしろ、他人だけでなく、自分まで殺すようになった人間の世界は広がらないし、前にも伸びない
    覚悟を持って負かした相手の思いも背負って、人は戦っていくしかない、欲しいものがあるならば、何が何でも守りたいものがあるならば

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