しまなみ誰そ彼 (4) (ビッグコミックススペシャル)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098600403

作品紹介・あらすじ

力になる。側にいる。未来への小さな望み。

末期ガンで入院中のパートナーの見舞いに通う、
「談話室」メンバーのチャイコさん。
そんなチャイコさんが思い出として語ったのは、
「無色透明でありたい」と決心した頃の
若き「誰かさん」の姿だった。
一方、結婚式を控えた早輝は、同性愛者
であることを両親に暴露されてしまう。
そのきっかけとなった己の父親に対する
憤りを隠さない椿の様子に、たすくは…。

尾道を舞台に鎌谷悠希が描く
性と生と青春の物語、感動の最終巻。

【編集担当からのおすすめ情報】
「僕達は傷つけられても立ち上がる力がある。
誰かを傷つけたときそれを省みる心がある」(本文より)

……多くの支持をいただいた鎌谷悠希氏の渾身の作品が
ついに完結巻となりました。
第1話、真夏の太陽の下で真っ青な顔をしていた
主人公のたすくがどのような成長をとげたのか、
ぜひご一読ください。

そしてこの物語が、一人でも多くの方の支えや
励ましとなることを、心より祈っています。

感想・レビュー・書評

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  • 大地&さき、思わぬ形で両親にカミングアウト
    荒れるかと思いきや受け入れてもらえ、結婚式をすることに

    チャイコさん長年連れ添ったパートナーとのお別れ(末期がんで)

    誰かさんはアセクシャル
    透明でただの誰かさんであることを貫く

    主人公と椿くんの関係は保留
    甘酸っぱいような関係が続く

  • 自分は分ってるつもりでも、ちゃんと分かってないことってあるよな〜と…
    主人公の恋にドキドキしたな…表現が繊細でとても入り込める…

  • 最終巻の落書きが本当にすごい。とことんテーマに誠実に向き合っている。

  • いい形で完結してよかった。

  • 完結。涙がとまらない。なんかいっぱいになる。みんなが幸せでありますように。これから先も色々あるだろうけど、傷つけ合わない世界がいい。この本に出会えてよかった。

  • シルバー組がステキやった~なにあの病室の…(;o;)

    爽やかなエンディングでした!

  • LGBTの人たちが集う場所と、まわりの人との関わり方という重いテーマを扱う作品が完結。こういうのは難しいけど、お互いの存在を認めることが大事なのだと思う。

  • 泣いたー。

  • 「僕は僕のタイミングで、話したいと思う人に話します。それが僕にとっては‪⋯‬「僕達」にとってはとても大切なことだと、ただ‪⋯‬知ってくださると嬉しいです」

    最終巻じーんときました、よかったです。エンディングに結婚式、物語の伝家の宝刀や。LGBT問題に限らず他人との距離感とか大切に描かれてていい作品だったと思います。

  • 誰かさんは結局なんだったのだ?
    虚像ということでいいのかな?
    年配カップルの看取りは、とても素敵だと思いました。黄昏流星群。

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著者プロフィール

2000年デビュー。著作に『隠の王』 『リベラメンテ ~鎌谷悠希短編集~』(以上、スクウェア・エニックス)、『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』(講談社)、『しまなみ誰そ彼』(小学館)など。

「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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