夢印 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 229
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・マンガ (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098600427

作品紹介・あらすじ

浦沢直樹×ルーヴル美術館プロジェクト!!

ある一つの家族。

ある一枚の絵。

ある一人の謎の男。


多大な借金を負った父と娘が、藁をもつかむ気持ちで訪れた古い館。
看板には“仏研”と書かれている……
館内の暗がりを親子が歩き進むと、一人の男が静かに座っていた。
その男は初対面の親子に告げた。
「夢を見る人にしか、ルーヴルから美術品を拝借した話なんて、してあげないざんす」と………“ざんす”?

世界騒然。浦沢直樹、最新作!!!

【編集担当からのおすすめ情報】
今から4年あまり前、2014年頃にルーヴル美術館から浦沢直樹氏に漫画作品の執筆依頼がありました。ルーヴルは漫画を「第9番目の芸術」と認め、ルーヴル×漫画の共同プロジェクトを企画していたのです。浦沢氏は当時抱えていた連載作品で忙しく、長いことその企画に取りかかることができませんでした。その詳しい経緯は、単行本『夢印』豪華版の浦沢氏のあとがきに詳しく書かれてありますが、「9番目の芸術」としてではなく「日本漫画」として描く。漫画は、漫画であって、より自由で、馬鹿馬鹿しくて、美しい。果たして、浦沢直樹氏が出した答えは、「イヤミ」を主人公にするというものでした。赤塚不二夫先生の生み出した『おそ松くん』のキャラクター「イヤミ」。今も東京のどこかに生きていて、日本、フランス、世界の壮大なドラマのうねりを生み出す中心となる。浦沢直樹氏が生み出す「日本漫画」の自由、馬鹿馬鹿しさ、美しさに、是非、酔いしれてください。

感想・レビュー・書評

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  • すわ新作、と勢い込んで読み進んだものの、まさかの短編とは思わずにがっくし。
    でも、よくよく考えたら、露伴センセがルーブルに行ったのと同じような形の作品なんだよね。早とちりでした。

    内容は満足満足。
    頼りない父親としっかり者の娘が、どん底から一発逆転決めるお話。そのキーマンとなるうさんくさい中年が、ずるいですよ。その中年が隠していた過去が明かされるラスト。ま、真実かどうか、信じるか否かはあなた次第な語りになるんですが。
    うさんくさいまま退場してくれました。
    ルーブルとのコラボなので、おフランスなら彼の出番というわけでの出演、というかモデルにしたんでしょうが、うまい配役だしずるい配役ですよ。

    少し短いかもしれないけど、ストーリーいじることなく映画にできそう。きれいにエンタメしてくれると思うんだけどなぁ。

  • オチが素敵な話。期待を裏切らない。

  • 浦沢先生の作品が1巻で完結なんて勿体ない。

  • 半分ほど読み進めたあたりで「これ1冊で終わるのか?」と不安になると、案の定後半駆け足で進んで納めていくので若干物足りなさはあるが伏線の回収具合はさすが。

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    浦沢氏がルーヴル美術館から執筆依頼を受けたのは、今から4年ほど前。当時は抱えていた連載作品で忙しく、すぐにその依頼に応えることができなかったが、昨年に実現。ルーヴル美術館のあるフランスにおいて漫画は、建築、彫刻、絵画、音楽、文学(詩)、演劇、映画、メディア芸術につぐ「第9の芸術」と位置付けられているが、浦沢氏は「第9の芸術」としてではなく「日本漫画」として描くことを考えたという。漫画は、漫画であって、より自由で、馬鹿馬鹿しくて、美しい――浦沢氏が導き出した答えは──なんと、天才ギャグ漫画家・赤塚不二夫氏が生み出した『おそ松くん』に登場するあのキャラクター──三枚の出っ歯に口ひげ、内側にカールした髪型、自称「おフランス帰り」で自分のことを「ミー」と呼び、語尾には「~ザンス」を付けるキャラクター「イヤミ」を登場させることだった。作中で莫大な借金を背負った父と娘が、東京のどこかで生きているこの「イヤミ」を出会うことで、日本、フランス、そして世界を舞台に、「イヤミ」の用意した舞台の、ストーリーの、そして演出の一部となっていくのだ。
    見よ、「日本漫画」の真髄を!浦沢氏が世界に送り出した「日本漫画」の自由さ、軽妙さ、馬鹿馬鹿しさを十二分に堪能されたし。
    https://comics.shogakukan.co.jp/news/13297

  • リズミカルに、合いの手やカラスを入れてテンポよく進ませ(印象づけ)ようとするのがややくどい。絵力や演出は流石だが、ストーリーとして鳥肌が立つようなものが何も無い。あっさり。
    「一冊に収めなければ」という感じで駆け足なので、いつものぬるっとした不気味さにコマを割けないんだろうなと。

  • 久しぶりにマンガで鳥肌が…!
    泣いた。
    もう少ししたら落ち着いてもう一度読もう。

  • はじめはもうお父さんやめてよ!と娘と同じように思いながら、それでも娘ちゃんのかわいいことかわいいこと……。どうなるのかと思って見守っていたけれど、なんとも素敵な終わり方で好きだなあ、と読み始めは思いもよらないくらい読後はいい気持ちになれた。

  • イヤミ登場で、びっくりした。
    扉に書いてあった「フジオ・プロダクション」で、
    違和感は感じていたが。
    ルーブルのバンドデシネということで、
    映画でいう文科相の振興費が入っているような眠さはあったが、
    さすが面白かった。
    企画そのものでワクワクさせる。

  • 前半は「浦沢マンガ版ルーブルガイド?」という
    趣ですが、散りばめられた伏線がつながり始める
    中盤から、ぐっとエンジンがかかってきます。
    『PLUTO』といい『20世紀少年』といい、
    最近の浦沢作品は「先達へのオマージュ」感も
    強いですよね。フランスと言えば彼…。
    登場も活躍も、なかなかの存在感でしたw。
    『YAWARA!』みたいなシンプルなスポーツ系は
    もう描かれないのかな?

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