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本 ・マンガ (200ページ) / ISBN・EAN: 9784098600564
作品紹介・あらすじ
不朽の名作を鮮烈な恐怖描写で描く衝撃作。
日本文学の不朽の名作『人間失格』をトップホラー漫画家の伊藤潤二氏が
独自の表現で捌く衝撃作の完結編・単行本第3集です。
人間の営みが理解できない。なのに、周りの人間の目が
気になって仕方ない。都会の生活の中で多少図太くなった葉蔵は
自分に絶対の信頼を寄せるヨシ子と世帯を持った。しかし、ヨシ子の心と体が
犯され、その苦しみから逃れるために、酒や麻薬の中毒となる。
治療のために入院した病院で、奇蹟的な出会いが待ち受け……
「世間と折り合いがうまくつかない」そんな読者に深く愛される名作に、強いインスピレーションを得た伊藤潤二氏。氏がホラーの要素を絶妙に取り入れ、
人間の業を深く掘り下げた新たな衝撃作を紡ぎました。
【編集担当からのおすすめ情報】
文学界不朽の名作に大胆な解釈を加え、鮮烈なビジュアル表現が
繰り広げられる伊藤潤二版『人間失格』。各誌書評等でも多く、絶賛されました。是非お手にとって、伊藤潤二氏の世界に触れてください。
宜しくお願い致します。
感想・レビュー・書評
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まさかまさかの太宰…
ヨシ子が狂っていく様は、まさに伊藤先生の真骨頂。
原作と作画との相性が、とても良い作品。 -
植物のグロテスクがかえって耽美で泉鏡花を想起させる。大庭葉蔵≠太宰治であるという仕掛けが巧みで、一本取られた気分。
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大傑作だった。まともに生きたいだけなのに病んでしまう人たちの心象世界を見事に描ききっている。顔の皮が緩みきって眼が窪んでしまっている老婆が最高である。
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