お別れホスピタル (1) (BIG SPIRITS COMICS)
- 小学館サービス (2018年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098600571
作品紹介・あらすじ
産科の次は終末期病棟!沖田×華、最新作
累計325万部超(電子版含む)!講談社漫画賞少女部門受賞!
NHKで連続TVドラマ化の大ヒット作『透明なゆりかご』
著者・沖田×華の渾身新境地!!
『透明なゆりかご』で産婦人科という「産まれる命」を描いてきた
著者が次に描くのは、「死にいく命」が集う終末期病棟(ターミナル)。
死が一番そばにある病院で働く2年目の看護師・辺見。
彼女が目にするのは、さまざまな患者の“死と人生”をめぐる
赤裸々で剥き出しの悲喜劇ドラマです。
長寿が誰にとっても当たり前となった現代で
あなたにとって、家族にとって「生きるとは? 死とは?」を
ストレートに問いかける問題作、ここに登場!!
【編集担当からのおすすめ情報】
「週刊スピリッツ」にてシリーズ連載中の本作は、連載開始時より大きな話題を呼び、電子書店ですでに多くの読者を得ています。『透明なゆりかご』同様、沖田氏の看護師としての経験ゆえの説得力を持って描かれる終末期病棟のリアルと、それぞれの人生を背負った患者たちのドラマが、笑いも交えながら、胸に突き刺さります。心にズンと残る、他にはない感動を与えてくれる本作品を是非ご一読ください!
感想・レビュー・書評
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職場の方から貸していただいた漫画です。
1~3巻まで読みましたが、続刊のため1巻のみ登録しました。
著者はマンガ「透明なゆりかご」で有名な沖田×華さんです。
「お別れホスピタル」は終末期病棟で働く辺見看護師を主人公に、スタッフや患者さん、家族の様子が描かれています。
この漫画の創作過程はわからないので、どの程度の割合で現実がミックスされているのかは不明なのですが、でもいろんな患者さん、いろんな家族、いろんなスタッフがいて、いろんな人生があるんたなあ…としみじみ思ってしまう、そんな漫画でした。
看護師や看護を美化しすぎていないところも、よかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
終末期病棟で働き始めた看護師2年目の辺見さん。
そこで出会う個性的な人々、6人を描いた物語。
熾烈な人生を送ったマサさんは、なぜ穏やかな笑顔で亡くなったのか?
軍曹と呼ばれる頑固な小川さんは、なぜ、肉を食べないのか?
それぞれ6つのストーリーに、ホロリとします。
人は、なぜ生きるのか?
もし、『死』に意味があるとすれば、その人の死から、生きる意味を学ぶため...(46p)
シリアスな内容ですが、緩やかなタッチや絵柄がほっこりさせます。 -
個性的な患者さんのエピソードが多くてホロっときたり笑ったり。
終末期病棟のお話ではあるけれど、重苦しさはさほどなく読みやすかったです。
最後のエピソードはちょっと重く感じましたが…。
ネタになるエピソードの陰で看護師さんたちの奮闘や患者さんの背負ってきたものなどもちゃんと描かれていて、単純なエンタメではなくあれこれ考えさせられる作品だと思います。 -
マンガコーナー : WY152/OKI/1 : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410166996
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『お別れホスピタル』
NHK/毎週土曜放送
2024年2月3日から -
少し重めな内容の漫画をバランスよく書いている作家さんな感じ。
ペンネームはゲッツ板谷さんの名付けらしい。。。 -
死んだらどうなるのだろうとふと考えるときがある。自分が今、明日の仕事とか、来年度の人事とか、日々色々考えているけど、この考えている自分は死ぬと全部なくなるのかな?また、同じような悩みを抱えて生まれてくるのかな?とか。そんなことを考えて、大人買いしたこの本。人が死ぬ瞬間を客観的に知ることができるのは、貴重な体験。
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今年も沖田✕華さんの作品です。
昨年度の「透明なゆりかご」では産婦人科を通して生まれる命が描かれていましたが、今作は、ターミナルを通して死にゆく命がテーマです。主人公が目にするのは、さまざまな患者さんの死と人生をめぐる赤裸々で剥き出しの悲喜劇。エピソードと共に看護師さんたちの奮闘や患者さんたちの背負ってきたものなどが丁寧に描かれています。単純なエンタメではなく、家族との時間、自分に与えられている時間、死についてなど、あれこれ考えさせられる作品でした。
N.M.先生 -
死ぬのは仕方ない。死ぬまでが嫌なのだ。
カルテ3の幸村さんを読んだときに「私もこうなるのかも知れない。性癖がバレる」と、焦りだし、どうかまともな自我があるうちに天国へ逝けますように、と考えました。
そのせいか、カルテ6の本庄さんの気持ちは、何となくわかる気がしています。未来の自分が、目の前にいる老人と同じならば、私のままで死にたいと考えてしまいます。