前科者 (2) (ビッグC)

香川まさひと 月島冬二

• 小学館 (2019年1月30日発売)

作品紹介・あらすじ

現代日本の抱える問題点を抉る社会派ドラマ


「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。
現代日本において再犯防止を考えるのは､必須の課題だ。
保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。
保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、
ボランティアである。立場の弱い人間が抱える問題に、
主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。
保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは
何であろうか？本作は現代日本が抱える問題を掘り下げる本格ヒューマンドラマです。サブキャラクターに前科者・斉藤みどりが登場し、物語は
俄然興味深い流れになりました。
是非ご一読ください。

【編集担当からのおすすめ情報】
丁寧な調査と取材に基づいて構成された
本格人間ドラマです。ぜひご一読ください。

感想・レビュー・書評

[箱もんじゃさんの感想 · 2024年9月2日]

みどりのキャラが濃い。
良くも悪くもかなりの爆弾ぶり。
それに釣られたのか佳代がやけに感情表現豊かで、クソとか普通に言ってしまう。
彼女の闇も少し明かされる。
しかしシビアなやり取りだなあ、一歩間違えるだけで大やけどしかねない話が次から次へと……。

[skyjun1さんの感想 · 2020年3月9日]

主人公と真逆と思われるようなキャラの斉藤みどりが登場。

実は同じ方向を見ているのでは？！と感じてしまう。

ますますおもろなってきましたね～