諸星大二郎劇場 第2集 オリオンラジオの夜 (ビッグ コミックス)

  • 小学館 (2019年1月30日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ) / ISBN・EAN: 9784098602537

作品紹介・あらすじ

鬼才が描く珠玉の短編。“オール”新作!!

晴れた冬の夜にしか聞くことのできない「オリオンラジオ」――――
誰が発信しているのか、どこから流れてくるのか。
真相を知る者は、誰もいない。
そして、その不思議なラジオを聴いた者は皆、自然と不思議に誘われ――――

鬼才・諸星大二郎が描く、全てコミックス初収録の奇怪譚のオムニバス。
空に星が瞬く夜、あなたはきっと、まだ見ぬ不思議に遭遇する。


【編集担当からのおすすめ情報】
第47回日本漫画家協会賞 コミック部門大賞受賞作!!

『ビッグコミック増刊号』にて好評連載中の「諸星大二郎劇場」で掲載された傑作読み切りからなる短編集です!!
その“全て”がコミックス初収録作品・・・・・・必携必読です!!

【収録作品】

オリオンラジオの夜
第1話 サウンド・オブ・サイレンス
第2話 ホテル・カリフォルニア
第3話 悲しき天使
第4話 西暦2525年
第5話 赤い橋
第6話 朝日のあたる家
原子怪獣とぼく
ドロシーの靴 または虹の彼方のぼく

全8編

感想・レビュー・書評

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  • 冬の晴れた夜、古いラジオで特定の場所でしか受信できない「オリオンラジオ」
    このラジオ番組をめぐる短編集。どの話も懐かしい名曲がモチーフになっている。
    諸星さんらしい仄暗い話ばかりだが、この雰囲気が好きなのでたまらない。

  • (オリオンラジオの夜)
    ■第1話 サウンド・オブ・サイレンス ※サイモンとガーファンクル
    ■第2話 ホテル・カリフォルニア ※イーグルス
    ■第3話 悲しき天使 ※メリー・ホプキン
    ■第4話 西暦2525年 ※ゼーガーとエバンズ
    ■第5話 赤い橋 ※浅川マキ
    ■第6話 朝日のあたる家 ※ボブ・ディラン、アニマルズ
    (春男くんシリーズ)
    ■原子怪獣とぼく ※原子怪獣と裸女
    ■ドロシーの靴 または虹の彼方のぼく ※ドラキュラとせむし男、オズの魔法使
    ◇解題



    ……ちょっと不覚にも涙腺が緩んでしまった。
    要はラジオを通じた死者と生者の思いの交流ということなのだが、「解題」でも言及されている通り、別軸として「斜めから昭和史を見ることができたらなあ」というシリーズとのこと。
    ここで描かれた昭和が、昭和58年生まれの自分にとって時間も空間も遠いのに、ひどく懐かしくってならぬ。
    多くの小説や漫画や映画やで触れたアレやコレやが作中で登場すると、どうしてだか郷愁を誘ってならぬ。
    「ALWAYS 三丁目の夕日」に陶酔している人たちは、本作を読んで居住まいを正してほしいものだ。……放言失礼。
    以下箇条書き。
    ・「サウンド・オブ・サイレンス」モロ☆先生、サイモンとガーファンクル好きね。
    ・「ホテル・カリフォルニア」における学生運動の終焉……押井守に読んでほしいところ。
    ・スプーン曲げにこだわっていた中島らものいる天国の番地にも送ってあげたい。
    ・「悲しき天使」で何度か現れた、本の上から下までブチ抜くコマ割り……凄い。
    ・「西暦2525年」では、前作『雨の日はお化けがいるから』収録の「河畔にて 第3話 欲しいものは河を流れてくる」と、ちょっとシンクロしている。
    ・「赤い橋」には、なんと三島由紀夫(と、きちんと森田必勝まで)が。そしてエノケンも! モロ☆先生の思い入れがあるのではないか。
    ・春男くんシリーズ2作を読んで、フリオ・リャマサーレス「無声映画のシーン」を連想したのは、私だけだろう。全然関係ないし。でも思っちゃったんだからしかたない。

  • 諸星大二郎氏の作品『諸星大二郎劇場 第2集 オリオンラジオの夜(2019)』を読了。傑作。


    お気に入り・・・
    「悲しき天使」、「赤い橋」、「原子怪獣とぼく」

  • 7/12はラジオ本放送の日
    晴れた冬の夜にしか聞くことができないオリオンラジオ。
    誰が発信し、どこから流れてくるのか…

  • 「オリオンラジオの夜」★★★
    「原子怪獣とぼく」★★
    「ドロシーの靴 または虹の彼方のぼく」★★

  • オリオンラジオから聞こえて来る知らない音楽。
    なぜか惹かれるものがあるその曲。それに魅せられてゆく人の不思議な体験を描く連作でしたが、その形式だと物語を考えることが難しくなってしまったと言ってますね。

    自分では理由はわからないのだけど、なぜか惹かれるものがあるというのは、すごくわくわくします。と同時にぞくぞくもすごい。知ってはいけないものかもしれない、でも誘惑に抗えない。制御できない二つの感情。
    冒険の始まり。

    現と虚の狭間に彷徨いこんでしまった物語の、気持ち悪さ恐ろしさ。夢の中にいるような感覚になるんだよなぁ、映画館が舞台の2作品は、それです。
    あの出来事なんだったんだろう、といつまでも思い出してしまう。読者は気持ち悪さ恐ろしさを感じるのだけど、それを経験した本人は、そう思っていないというアンバランスが不思議読後感なんだよなぁ。

  • 諸星大二郎作品は初読。深夜特定の場所で電波が入る不思議なラジオ放送。流れる6070年代洋楽を中心に紡がれる奇妙で不思議な物語。

    緩やかにホラーチックな空気感がクセになる短編集。

  • ああ面白かった
    短編が緩く繋がっているのが面白いわね
    怖かったなあ
    もう昭和ってだけで怖い

  • 作品諸星大二郎劇場第2集オリオンラジオの夜
    著作の諸星先生自身のノスタルジーが籠められた短編集です。

  • 掲載時に何となく見てたけど 買ってしまった。
     うーん。
     自動車で、異様な場所に行くと変なFM局が、衒ひのないアニソン流してたり、するのでラジオ局を探してたことあったし、前ゐたところでは、AMで東京の(勿論、朝鮮語のラジオも聞けた)局の放送を聞けたので聞いてたけど、うーん、本作のナニは、うーん。
     平岡公威さんが冥府を彷徨ふのを見たかったけど、うーん。『新世紀エヴァンゲリオン』の監督が諸星作品を見てアレをデザインしたと言ふのを聞いた後で、本書所収の冥府での鬼見ると、アレよりなんか、劣ってる感じが。
     「まるでマンガだ」に関するものも、なんか、うーん。
     ユーモアの感覚がこなれてて、いいんだけど。前谷 惟光系のブリキの兵隊はいいんだけど、うーん。

  • タイトルから「冬はオリオン座がきれいだ」という暗黒神話の菊池彦の台詞を想い出す。僕だけか?

    諸☆先生テイストの詰まった作品達。
    「悲しき天使」はどんな歌だったか思い出せず、Yuutubeで調べてしまった。「西暦2525」は全く知らない。浅川マキの「赤い橋」も知らない。ライブCDは1枚持ってるけれど、この歌入ってなかった。

    「朝のあたる家」は、先生苦労されたと後書きにあるけど、いつ畳替えをしたのかとか、ちょっと詰め切れてないんじゃないかな。

    まだまだ新作が続くといいなと期待している。

  • 諸星先生の新作.どこか不思議で怖い.そんな独特の世界.

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著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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