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Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ) / ISBN・EAN: 9784098603145
作品紹介・あらすじ
『先生の白い嘘』鳥飼茜、衝撃最新作。
書けない小説家・加治理津子(かじりつこ)。
ある日、かつて最も心を許した男友達・アオイが夢に現れ、
理津子に問いかけた。
「それ ほんとうに お前の人生?」
電話の着信で目が覚めた理津子は、
アオイが自殺したことを知らされる。
昔輝いていた夢、現在の夫婦生活、大切な人の死…
目を背けていた“喪失”の人生が
動き始めるーー
【サターンリターン/土星回帰】
意味…土星の公転周期が約30年であること。そのことから占星術では、約30年に一度、人生の大きな転機が訪れると言われる。土星は「凶」あるいは「試練」などの象徴とされ、この時期に人は困難な局面に立たされやすいと言われる。
【編集担当からのおすすめ情報】
『先生の白い嘘』など時代を抉る問題作を描き続けてきた鳥飼茜氏が、
次なるテーマに選んだのは「死」と「喪失」。
自死した友人の謎を主人公が追う物語の中で、
いびつなセックス、男女の性差、母性、不倫、下流社会…など、
鳥飼氏の目に映る現代社会が切り取られ、反映されながら、
ひとりの女性の喪失の人生に迫ります。
今読むべき、様々な「喪失」を描いた問題作です。
感想・レビュー・書評
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【心を預けた相手に去られた人はね、心のまん中にブラックホール抱えたまま生きていくんです】
人間が抱く心の闇や葛藤、性癖といったデリケートな側面を、繊細かつ鮮烈に描く鬼才・鳥飼茜さんの作品。生っぽい質感で描かれる画力はとにかく圧巻だ。緩急のついた激しいストーリー展開と繊細な心理描写、そして登場人物の歪な関係性、この絶妙なバランス感覚が魅了される。「中島を殺したのは自分だ」と罪悪感に苛まれる主人公・理津子が「喪失感」とどう折り合いをつけていくのか?中島はなぜ亡くなったのか?中島の死ぬ前のプロポーズの真意とは? -
「女・浅野いにお」みたいな感じになっててびっくりした。『先生の白い嘘』や『地獄のガールフレンド』等を振り返ると、全体的にめちゃくちゃ影響受けてるのを感じる。
ギリギリ嫌いじゃない主人公が絶妙。ストーリー構成の面白さに漫画が追いついてなくてわかりにくい印象ではある。
そのうち映画になりそう。 -
小説を読んでる感じ。好き嫌いは別れるかもしれないけど自分は好き。描写が細かい。話の展開は若干遅い気もするけど、それもまた話の内容に合っていていい空気感で物語が進んでいっている。鳥飼茜さんらしい作品。
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「生きるって失っていくばかりね」
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時系列わかりにくすぎる。会話に関係ないことを急に言い出したりするのがやらしいけれど、良かった。この人、絵描きたくないんじゃないのかってずっと思ってる。
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主人公の女は正直好きなタイプではないが
8人に一斉送信メールや、手紙に入っていた小説の1ページの謎などミステリー感があって続きが気になる
おんなのいえの時とだいぶ雰囲気が変わりましたね鳥飼先生 -
重い話は好きだけど、そんな私でも精神的に疲れる漫画。
情報量が多いのと、時系列が分かりづらい。
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じょ、情報が、多い!!
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怒涛の鬱展開。人間の裏側をガンガン攻めてくる。正直疲れた。ロマンス暴風域にも見られた喪失感覚、これがどうも掴めない。
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鳥飼茜さんの作品『サターンリターン』の第1巻を読了。
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結構良いキャラなのに構成の何かが悪くて読み辛い、残念
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発売してすぐに買って読んで、それからも惹きつけられるみたいに、繰り返し読んでしまう。息をするのも忘れるくらいに、引き込まれる、苦しい、辛い、けどその先が見たい。ヒリヒリとする傑作。その先が知りたい。
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1巻終わりごろからジワジワ迫力が出てくる。怖い。おもしろい。
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全巻読了
前半までの勢いに比べると後半失速した感じがした。 -
セブンルールで紹介!
昔輝いていた夢、現在の夫婦生活、大切な人の死… 目を背けていた“喪失”の人生が 動き始める。
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