サターンリターン (1) (ビッグコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098603145

作品紹介・あらすじ

『先生の白い嘘』鳥飼茜、衝撃最新作。

書けない小説家・加治理津子(かじりつこ)。
ある日、かつて最も心を許した男友達・アオイが夢に現れ、
理津子に問いかけた。

「それ ほんとうに お前の人生?」

電話の着信で目が覚めた理津子は、
アオイが自殺したことを知らされる。

昔輝いていた夢、現在の夫婦生活、大切な人の死…
目を背けていた“喪失”の人生が
動き始めるーー


【サターンリターン/土星回帰】

意味…土星の公転周期が約30年であること。そのことから占星術では、約30年に一度、人生での大きな転機が訪れると言われる。土星は「凶」の象徴であり、この時期に人は自殺しやすいとも言われる。


【編集担当からのおすすめ情報】
『先生の白い嘘』など時代を抉る問題作を描き続けてきた鳥飼茜氏が、
次なるテーマに選んだのは「死」と「喪失」。

自死した友人の謎を主人公が追う物語の中で、
いびつなセックス、男女の性差、母性、不倫、下流社会…など、
鳥飼氏の目に映る現代社会が切り取られ、反映されながら、
ひとりの女性の喪失の人生に迫ります。

今読むべき、様々な「喪失」を描いた問題作です。

感想・レビュー・書評

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  • カメレオン女優・小西桜子が語る「漫画作品の実写化を演じる難しさ・面白さ」|NEWSポストセブン
    https://www.news-postseven.com/archives/20220228_1730004.html?DETAIL

    あまりにも痛い、けど先が見たい 「サターンリターン」(鳥飼茜):朝日新聞デジタル(有料会員記事 2020年1月10日)
    https://www.asahi.com/articles/ASN174KCBN17PTIL012.html

    鳥飼茜さん「寂しさは結婚しても埋まらない。孤独と向き合う方法は今も模索中です」:telling,(2019/11/8)
    https://telling.asahi.com/article/12844276

    「なんで女であるだけで…」 鳥飼茜の“女性が救われる漫画” | ananニュース – マガジンハウス(2019.9.4)
    https://ananweb.jp/news/248241/

    鳥飼茜「サターンリターン」 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
    https://bigcomicbros.net/work/6415/

    サターンリターン 1 | 鳥飼 茜 | 【試し読みあり】 – 小学館コミック
    https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784098603145

  • 「女・浅野いにお」みたいな感じになっててびっくりした。『先生の白い嘘』や『地獄のガールフレンド』等を振り返ると、全体的にめちゃくちゃ影響受けてるのを感じる。
    ギリギリ嫌いじゃない主人公が絶妙。ストーリー構成の面白さに漫画が追いついてなくてわかりにくい印象ではある。
    そのうち映画になりそう。

  • 時系列わかりにくすぎる。会話に関係ないことを急に言い出したりするのがやらしいけれど、良かった。この人、絵描きたくないんじゃないのかってずっと思ってる。

  • 主人公の女は正直好きなタイプではないが
    8人に一斉送信メールや、手紙に入っていた小説の1ページの謎などミステリー感があって続きが気になる

  • 重い話は好きだけど、そんな私でも精神的に疲れる漫画。
    情報量が多いのと、時系列が分かりづらい。

  • 土星の公転周期は約30年。
    人生での大きな転機が訪れ、土星は禍事の象徴という
    占星術の土星回帰がタイトルにつけられた作品。

    どこか不穏でざらざらとした手触りの続くストーリーで
    気怠い感じにはまっていく、喪失の物語だ。

    「それ ほんとうに お前の人生?」
    から始まり、彼の為に物語を書いて小説家になったのに
    その彼は宣言通り30歳になる前に自殺をする
    という導入から引き込まれるが、
    更に小説家・加治理津子にも色々とあって
    編集の小出も清廉潔白な良い人では無さそうだし
    肝心の”アオイ”も同様で。

    音楽を聴きながら「他人の中にはいってくるものが作れるって作ってる方も自覚があるのか」
    と言っていた理津子が、作る側である作家になり
    でもそれで救えるかといったら救えなくて
    という歪な感じが苦しい。

    確かに、失恋や病それ自体ではなくて、
    喪失で人は死ぬのかもしれない。

  • じょ、情報が、多い!!

  • 怒涛の鬱展開。人間の裏側をガンガン攻めてくる。正直疲れた。ロマンス暴風域にも見られた喪失感覚、これがどうも掴めない。

  • 鳥飼茜さんの作品『サターンリターン』の第1巻を読了。

  • 結構良いキャラなのに構成の何かが悪くて読み辛い、残念

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著者プロフィール

1981年生まれ、漫画家。2004年デビュー。主な作品に、『先生の白い嘘』(講談社)、『地獄のガールフレンド』(祥伝社)など。「ダ・ヴィンチ」で『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』、「週刊SPA!」で『ロマンス暴風域』を連載中。ツイッターはこちら→@torikaiakane

「2018年 『漫画みたいな恋ください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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