昭和天皇物語 (4) (ビッグコミックス)

著者 :
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本棚登録 : 319
感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098603275

作品紹介・あらすじ

人生観が変わる…裕仁青年、20歳の外遊!

時は大正。
20歳の誕生日を船内で迎えた裕仁(ひろひと)青年は
いよいよヨーロッパへと上陸する--!

イギリス、スコットランド、フランス、ベルギー、イタリア。
当時、世界の最先端であったであろう国々は
極東の小国からやって来た20歳の皇太子を
いかなるスタンスで出迎えたのか。

一方、青年不在の日本。
日に日に深刻さを増す大正天皇のご病状。

そして青年を摂政に据えるべく動いていた
時の総理・原敬の支持率も
見る影もないほどの下降線を辿っており…!?

後年、彼の人が
「もっとも楽しい時であった」と語ったとされる欧州外遊。
その一部始終を自由な描写で綴る最新刊登場。

【編集担当からのおすすめ情報】
国民の不満が高まり、就任当初の勢いを完全に失いつつある
「平民宰相」原敬。
そして宮内大臣が覚悟を固めるほど
回復の兆しが見えない大正天皇のご様子。

そんな日本国内の状況とは対照的に、
初めての土地、初めて接する人々から
目からウロコが落ちるような衝撃を矢継ぎ早に浴び
「自らが何者であるのか」を客観的に学び取ってゆく
裕仁(ひろひと)青年。

陰と陽とが複雑に絡み合い、彼の人の行く末をも
暗示するかのようなヨーロッパの旅--
新たな時代を迎えた今こそ是非! 読み応えある巻となっております!

感想・レビュー・書評

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  • 能條純一『昭和天皇物語 4』小学館。

    気を許していたら第5巻が発売されており、この第4巻を見逃していた。

    昭和天皇の人と成りを描いたノンフィクション劇画。天皇を美化した啓蒙作品ではなく、笑いあり、涙ありとNHKの朝ドラのような作品である。

    20歳を迎えた裕仁は半年間にわたり海外へと赴く。その最中に日本国内では天皇を政治の道具に利用とする輩が……

    現代の政治と何ら変わらぬか。

    本体価格720円
    ★★★★★

  • 原敬の暗殺、大正天皇の崩御へと時計の針が進んでいく大正10年、裕仁はヨーロッパへと赴いていた。指導層の歓待、一般国民との交流、第一次大戦の傷跡の視察。いずれもが、得難い体験として、裕仁に刻まれていく。

  • 意義ある外遊だったんだね〜。戦争の爪痕を見て、戦争が避けられたら、良かったがなあ

  • 皇太子裕仁の半年に亘る外遊もついに帰途に就く。父としての大正天皇に触れる機会が少なかったであろう裕仁にとってジョージ5世は父のようであり、国王も何かを見ていたのかも知れない。皇太子裕仁を待つ本国では大正天皇のご容態のこともあり風雲急を告げていた。この本をこのタイミングで読もうと思ったのは本当に偶々であり、特に意図したわけではない。いや、本当に。10/22即位礼正殿の儀の最中にて。

  • このシリーズは購入して家に置いておかなくてはと思っていたのに一時帰国で買い忘れた。何度も繰り返し読みたい漫画。外遊を終え自由を肌に感じた裕仁親王が時代を動かす幕開け、興奮フル。

  • 青春の一幕ともいえる欧州外遊と対照的に、忍び寄る不吉な死の影。ここまでも面白かったが、ここからが面白いのだろう。

    《その時皇太子裕仁は、欧州大陸が視界から消えてもなお、その場に立ち尽くしていたという‪⋯‬!!》

  • 欧州へ向かう客船の中で、皇太子に、男女間の立ち居振る舞いを教えるために、むくつけき男性が女役をするシーン。吉田茂が英国流の立ち居振る舞いを講義しせいいっぱい笑うシーン。英国王ジョージ五世が、欧州の戦争の傷跡をこそ見せたいといったこと。ジョージ五世に影響され、吉田茂が皇太子に、普通の家庭のような皇室をと建言するところ。パリでどうしても普通の市民のように地下鉄に乗りたいといい果たしたところ。こんな楽しい経験を内密になどできん、すまんといった茶目っ気などが印象に。そして、原敬は民衆の猛反発を受けながらも己の信念に突き進むが、悲運はすぐそこに。といったところまで。

  • ご本人にとって人生最良の時だったのかも、若さもあるし、この先の結末を考えると尚更。
    しかしあれですねぇ、回顧的志向と言えばそうとも言え。色んな意味で考えさせてくれます。

  • 皇太子裕仁殿下の欧州歴訪を描く。欧州歴訪は昭和天皇が忘れられない思い出として折に触れ語った体験であり、特に英国の自由主義的な立憲君主制への憧憬を決定的にした。それが旧憲法下の国政にどのような影響を与えたかは評価が難しいところである。その間、大正天皇の病状は更に悪化し、原首相らは国務の停滞を懸念し皇太子の摂政就任を画策するが、これに反対する貞明皇后との亀裂が深まっていく。折しも日本は第一次大戦後の経済停滞への不満、度重なる疑獄事件による政治不信が高じ、シベリア撤兵問題では軍部の反発を招いていた。裕仁殿下が還啓されれば事態が好転するのではないか。人々の期待感は否応なく高まるが、その後の展開を考えると心穏やかでいられない。

  • 昭和天皇(皇太子時代)の外遊後半戦。

    イギリス皇室の在り方から、
    自らの在り方に思いを巡らす。

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